日本に花持たせたIOCの政治力――東京五輪延期決定の内幕を英紙報じる ”実利を得る？”

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00000093-spnannex-spoスポニチ3/26(木)
　延期への動きは安倍首相が16日夜に行ったテレビ電話によるG7首脳会議で「完全な形での開催を目指したい」と表明した時に始まったとしている。ここで開催の時期に触れなかったことから国際オリンピック委員会（IOC）側は延期に向けてかじを切り、元IOC幹部で内部事情に詳しいマイケル・ペイン氏は「日本に面目を失わせないため多くの政治的な交渉と慎重な外交があった」と指摘する。

　当初10月開催を希望した日本に対し、IOCのバッハ会長は感染拡大の終息を見通せないため否定的だったという。IOCは22日の臨時理事会で延期を含めて4週間以内に結論を出す方針を打ち出したとされたが、これは元々、日本側が希望したものでIOCは渋々受諾。アスリートの反発を受ける中で、バッハ会長に近いコーツ調整委員長が率いるオーストラリア・オリンピック委員会が、選手に21年開催に向けて調整するよう指示したことを公表。日本が決断を前倒しするよう重圧をかけて24日の電話会談に持ち込み、1年程度の延期を提案した安倍首相にバッハ会長が応じたとしている。

感想；
いろいろな思いが交錯していたのでしょう。
現状を考えると、3か月遅らせての10月開催は難しいのはわかります。
１年先だと何とかなるかもしれないとの期待もあります。

人生においていろいろなリスクがあります。
そのリスクを考えて保険にも入っています。
安倍首相や橋本聖子オリンピック担当相、小池都知事が延期は考えていないと言われていましたが、いろいろな可能性を考えるのが政治だと思います。
森会長などは延期を言ったJOC理事を無責任だと言って謝罪までさせていました。
１年延期した場合、どのような問題があるかなど早い段階で考えて、延期がなかったら幸運という気持ちで取り組むのが良いのでしょう。
まさに政治、経営、そして自分の人生におけるリスクも考えておくことが大切なのだと思います。