幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「アドラー心理学への招待」 アレックス L.チュウ著 ”仕事、交友、愛”

2015-10-23 07:56:56 | 本の紹介
アドラー心理学は、アルフレート・アドラーが始めた心理学で、個人心理学とも呼ばれている。
仮説
人は唯一無二の存在で、社会的であり、自己決定する存在であり、その心の働きには目的と目標がある

1)すべての行動には社会的な意味がある
ライフタスク(人生の課題);社会、仕事、性(仕事、交友、愛)
所属感;個人心理学人間関係の心理学でもある。個人間の交流を超えるのは、所属感、より大きな社会秩序の一部であるという感情の発達。子どもの所属感が満たされないと、結果として不安と不幸感が生まれる。

2)パーソナリティには統一性とパターンがある。
全体論を支持し、還元主義を否定する。人間は、特定のパターンで一生を通して目標に向かって運動している、ダイナミックで統一された有機的な組織体と見なされる。 

3)行動には目的がある
人間の行動にはすべて目的がある。人とその行動はその目的との関連で理解するといちばんよくわかると考える。人が何を望んでいるかがわかれば、その人の行動をもっともよく予測できる。
目的論;「目的的であり、目標に向かって働く」という意味
私的論理;個人がものをとらえるときの認知的な枠組みのことを言う。私的論理はかならずしも共通感覚(常識)に一致しない。例えば「ママは出張から帰ってきた時、お土産を買ってこなかった。だから、もう私のことを愛していないんだ」というのは、がっかりした子どもにとって、いわば「共通の論理」の観点からではなく、その子の「私的論理」の観点からすれば意味のある表現なのである。

4)意味を求める努力が動機を明らかにする
人はそれぞれ自己改善のために努力しようとする生まれつきの願望を持っていると考えた。
劣等感;理論の基本は、劣等感が人間のあらゆる努力の源泉であるという概念である。劣等感を感じることはふつうのことで、正常であり、行動への動機づけになるという意味では、役に立つものなのである。
自己実現;意味を求める努力の本質は、独自のアイデンティティを確立し、所属するという目標の実現に向かう活動にある。 
動機と子どもの所属への要求;動機は、子どもの意味・・・本人が意味だと思ったこと・・・への努力という光に照らして見ることができる。
自己概念;自分で自分はこういう人間だと思っている考え方のこと

5)行動は主観的な認知の機能である
人生というもののとらえ方を習っていく。子どもは、自分自身とまわりの世界に関する概念を人生の早い時期に獲得するが、それが主観的なものの見方と呼ばれるものである。 
現象学;「主観的、個人的」という意味のアドラー派の用語
所有ではなく使用の心理学;大切なのは何を持っているかではなく、むしろ持っているもので何をするかということである。

人間を分割できない、社会的で、自己決定的な存在であり、その行動や心理的な活動には目的がると定義する。

ライフスタイルの発達が確立するのは子どもが5歳になったころだと見ている。

子どもの不適切な行動すべてを4つに分類
1)注目;注目を得ようとする
2)権力闘争;「周りの重要な他者を支配できなければ、この世で自分の居場所を得られない」というまちがった思い込みにつき動かされる。
3)復讐;自分が傷つけられたという感情の返礼として復讐を願う。
4)無力さを示す;子どもは、自分に何も要求されたり機体されたりしないための防御として無力さを使う。参加したり貢献したりすることを避ければ、もっと恥をかいたり、困った状況になるのが避けられると思っている。

行動の4つのタイプ
1)能動的で建設的;「先生のお気に入り」
2)能動的で破壊的;「やりすぎの行動」
3)受動的で建設的;行動しないことで有利な位置を得ることができるような場合に表現される
4)受動的で破壊的;怠け、頑固さ、過食、吃音、恥ずかしがり、内気、遅刻、その他無力さを示すやり方

認識反射;自分のやっているよくないことの目標が明らかになると独特の笑いあるいは目の光という特徴がある。行動の変化をもたらす第一段階になる。
「もしかしたら~なのかな?」質問法で認識反射を引き出す。

感想;
アドラー心理学の本を何冊か読みました。とても興味がある心理学です。
この本は基礎的な考え方と子どもへの対処や子育てにはアドラー心理学はとても効果的だということが理解できました。







「あなたがこの世に生まれて来た意味」 諸富祥彦著 ”ロゴセラピー的な生き方”

2015-10-22 00:44:44 | 本の紹介
カール・ロジャーズの言葉
「自分が、自分自身に受容的に耳を傾けることができるとき、そして自分自身になることができるとき、私はよりよく生きることができるのです」

「天職」を見つけるには「偶然の要因」が大きい
クランボルツ博士は、ビジネスパーソンで大成功をおさめた人たちにインタビュー調査を行いました。これまでの自分の職業生活をふり返って、ここが自分の人生の大きなターニングポイントになったと思える要因を見つけて、その要因は「計画的な努力要因」なのか、あるいはたまたまの「偶然要因」なのか、振り分けてもらったものです。すると、成功をおさめている人が、自分の職業生活のターニングポイントだと思っていた要因のうち、実に8割が「偶然要因」に振り分けられたのです。「努力要因」は、わずか2割でしかなかったのです。成功している人というのは運がいい人ではなく、「ご縁」や「めぐり合わせ」を大切にしている人だということです。

「ご縁」や「めぐり合わせ」を大切にする5つのカギ
1)好奇心
2)粘り強さ
3)柔軟さ=オープンマインド
4)楽観性=オプティミズム
5)リスクテイク

まずは「Yes」と言う
人生の局面で、「どうしようかな」「引き受けるのは怖いな」といったできごとが飛び込んできたら、先ずは「Yes」と言うことです。それぐらい、ご縁やめぐり合わせに対して、開かれた姿勢を取ってのしいのです。何に対しても「私などには無理です」と言うのは、一見謙虚なようでいて、心を閉ざした傲慢で自己中心的な態度と言えるでしょう。

わたしは無駄にこの世に生れてきたのではない。
また人間として生れてきたからには無駄にこの世を過ごしたくはない。
私がこの世に生れてきたのは私でなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。
それが社会的に高いか低いかそんなことは問題ではない。
その仕事が何であるかを見つけそのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに人間として生れてきた意義と生きてゆくよろこびがあるのだ。(相田みつを

やりたいことは、すぐに始める!
人生、いつ終わりが来るのかわかりません。「本当にしたいこと」が見つかっているのであれば、ボランティアでもいいので、一日も早く始めることです。

傷つくことを恐れすぎないように
数年前に明治大学の学生を対象に「どちらが告白するのが理想か」をアンケート調査したことがあります。女子学生の94%が「男性から告白されたい」と答えたのに対し、男子学生の58%が「女性から告白されたい」と答えていました。つまり、どちらも傷つくのを恐れて、動くに動けない状態にあるのです。これでは、恋が進展しようがありません。実際に交際しているカップルに「どちらから告白したか?」をたずねたところ、65%のカップルが女性から告白していました。

子育てでやってはいけないこと3つのこと
1)親の心の不安定 イライラ、カリカリをぶつけること
2)否定的なことばかり言うこと 「おまえはなにをやってもダメだ」とか
3)兄弟と比較してダメ扱いすること

「症状のつくり手」になってみる
身体症状、偏頭痛や腹痛などに悩まされたとき、次のような姿勢のいずれかをとります。
1)症状を解消するアプローチ;整形外科の医者に行く。薬を飲む。
2)徹底的に病や症状と闘うアプローチ;身体の体質改善をしようとする。毎日ジムに通うとか。
3)逃避型のアプローチ;歯が痛いなら、鎮痛剤を飲んで歯医者に行くのを遅らせる。
4)愚痴をこぼす;腰痛を抱えている人が「腰が痛くて」と家族にいつも愚痴をこぼす。
5)病や症状のくり返す症状には「人生の大切なテーマ」が潜んでいる
ミンデルは、何度も何度もくり返される身体症状には、私たちが人生で取り組むべき大事なテーマが潜んでいると言います。

障害者になったからこそ、掴める使命もある
佐藤真海さん 中学高校は陸上部に所属し、早稲田大学へ進学後は応援団のチアリーダーとして活躍していました。大学2年生のときに骨肉腫を発症し、翌年、右足をひざ下より切断。一時は自分に降りかかった困難に絶望的になったそうですが、リハビリを経て、やがて義足による走り幅跳びの選手としてパラリンピックを目指すようになります。2004年アテネパラリンピックでは9位、北京では6位、ロンドンでは自己記録更新で9位と3回とも10位以内に入る好成績を上げています。重い病気で片足を失いながらもくじけずに立ち直ったばかりか、陸上選手として力強く周囲を元気づけている。

マルティン・ハイデッカー
「私たちの存在(いのち)とは、時間のことである。生きるというのは、刻一刻と過ぎているこの時間を生きることなのだ」

哲学や宗教は「死の練習」
プラトン「哲学というのは究極的に死の練習である」

「いま、この瞬間」を心を込めて生きる
もし、明日死ぬことになったとしても、悔いのないように今日一日を過ごすことができるだろうか。

自殺についての3つの考え方がある
1)人間には「自らの生死についても、自己選択の自由がある」という考え
2)人間は「選んで生まれてきたわけではない」のだから、「死を選ぶこともできない」という考え(著者の考えに近い)
3)「自殺を選んでしまったら、来生で厳しい試練が与えられる」とい考え

どうしても死にたくなったら「とりあえず、あと3年だけ生きてみる」。その後のことは3年後にまた決めればよい。(著者の考え)

あなたがこの世に生まれてきた意味を探求するワークの手順
ステップ1;これまでの人生で起きた「できごとの意味」をふり返る
ステップ2;「共通するパターン」を取り出す。ステップ1でふり返ったできごとの意味に共通したパターンを取り出す
ステップ3;共通するパターンに直目しつつ、「自分がこの世に生まれてきた意味と目的」「自分の人生に与えられた使命」「運命の道」について直観的に考える。
最後のステップ;「2週間のうちにできること」を3つ書き、一つは必ず実行する。

感想;
人生様々なことが起きます。その時に”なぜ?”と尋ねても答えはでてきません。
起きたことを受け入れて、そこで何ができるかを考える。そうすると起きたことにも意味が見いだせてくるのだと思います。


野党、21日にも憲法53条手続き…臨時国会  ”国語の解釈は?”

2015-10-21 08:08:08 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e9%87%8e%e5%85%9a%e3%80%81%ef%bc%92%ef%bc%91%e6%97%a5%e3%81%ab%e3%82%82%e6%86%b2%e6%b3%95%ef%bc%95%ef%bc%93%e6%9d%a1%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%8d%e2%80%a6%e8%87%a8%e6%99%82%e5%9b%bd%e4%bc%9a/ar-AAfFhoB 読売新聞

与野党は20日、国会内で幹事長・書記局長会談を開いた。

野党側は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意や改造内閣発足を受け、臨時国会を早期に召集するよう与党側に求めた。政府が応じない場合、衆参いずれかで4分の1以上の議員の要求があれば、内閣は臨時国会を召集しなければならないとする憲法53条を使い、21日にも正式な召集要求を行う考えも伝えた。与党側は「政府に伝える」とだけ答えた。

これに関連し、菅官房長官は20日の記者会見で、「(憲法53条の)要求があっても開かなかった例もある」と指摘した。

ウィキペディアより
日本国憲法
第五十三条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。

議院の総議員の4分の1以上の要求によって召集された例は、2004年10月までに32回ある。一方、2003年11月など、要求があったが臨時会が召集されなかった例もある。

感想;
2003年11月は特別国会が閉会した直後だったようです。
憲法を読む限りでは、招集を決定しなければならないとありますので、開催だと思います。
もし開催されなければ、国語とはどんな解釈もできるとなってしまいます。
試験問題にでたら、開催しないと解釈したら、採点はどうなるのでしょう。
憲法があっても意味がないとなります。集団自衛権もその一つだと思いますが。

チェック役の運営も受注 辺野古、移設関連事業の受注業者 環境監視委 ”おかしい?”

2015-10-20 08:38:38 | 社会
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12024322.html?rm=1502015年10月20日
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、移設予定地の同県名護市辺野古での環境調査などの移設関連事業を多数受注する業者が、移設事業を監視・指導する「環境監視等委員会」の運営業務を受注し、資料や議事録を作成していたことがわかった。事業を請け負う業者が、事業をチェックする側にも関わる構図だ。
この業者は建設環境コンサルタント会社「いであ」(東京都世田谷区)。

 沖縄防衛局によると、環境の専門家でつくる環境監視委の運営についての業務を2014年3月に発注。業務内容は「委員会の運営および学識者の指導・助言を整理・検討等を行う」としている。この際の応募は「いであ」だけで、2462万円で随意契約した。

 今年9月には同じ業務を17年3月までの期間について再び発注し、「いであ」が地元業者と組んだ共同企業体(JV)と5184万円で随意契約した。

 同防衛局はこの業務の発注の際、競争入札でなく随意契約の一形態である「簡易公募型プロポーザル」の方式をとった。

 同防衛局によると、「いであ」やJVは環境監視委の運営業務に関わり、委員との連絡や資料の作成、会場の設営、議事録の作成などを担っているという。環境監視委の複数の委員は取材に対し、「『いであ』が自分を防衛局に推薦した結果、委員に選ばれたと聞いた」と話す。

 一方、移設関連事業について、同防衛局の資料によると、「いであ」は12~15年度に、少なくとも11件、計33億8千万円分を受注。ジュゴンやサンゴ類の調査や、環境影響調査(環境アセスメント)の補正評価書の作成などだ。

 また、同社顧問には10年、防衛省のOBが天下り。同社は、環境監視委の委員を務める大学教授に14年に800万円を寄付したほか、同社関連のNPO法人が別の委員に年間200万円超の報酬を支払っていることが判明している。

 沖縄防衛局は取材に対し「業務量が多いため外部委託し、専門知識などが必要なためプロポーザル方式をとっている。委員は防衛局が選定した」と回答。「いであ」は「事業の委託を受ける立場であり、取材に応じられない」とした。(大谷聡)

 ■一人二役おかしい

 五十嵐敬喜・法政大名誉教授(公共事業論)の話 事業をしている業者が委員会の業務も担うと、書類や議事録を自分たちに都合良く作っているのでは、という疑念を抱かせる。独立性、中立性が重要な委員会で、一人二役のこんなやり方はおかしく、お手盛りとしか思えない。防衛局は委員会業務を外注するとしても、辺野古事業を受注している業者は対象から外すなどの対応をとる必要があっただろう。

http://www.rbc.co.jp/news_rbc/%E8%BE%BA%E9%87%8E%E5%8F%A4%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9B%A3%E8%A6%96%E5%A7%94%E3%80%80%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%A7%94%E5%93%A1%E3%81%AB%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AF%84%E4%BB%98/
辺野古環境監視委 複数の委員に業者から寄付
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 普天間基地の辺野古への移設に向け防衛省が設置した環境監視委員会の複数のメンバーが移設工事に関連する事業を受注した業者から寄付金を受け取っていたことがわかりました。

 環境監視委員会は、仲井真前知事が辺野古の埋め立てを承認する際に設置を求めたもので、防衛省が去年4月に開設し、環境の専門家13人で構成されています。
 このうち、横浜国立大学教授の中村由行委員長をはじめ複数の委員が埋め立て工事など辺野古移設に関連する事業を受注した業者から数十万円から数百万円の寄付金を受け取っていたことがわかりました。
 このうち東京大学大学院の茅根創教授はRBCの取材に対し「寄付金は沖ノ鳥島に関連する研究のもので、数年前から受け取っている。
 辺野古の環境監視委員会とは関係なく、防衛省や業者には厳しく意見を述べている」と説明しています。
 また、京都大学フィールド科学教育研究センターの荒井修亮教授もRBCの取材に対し寄付金を受け取った事実を認めています。
 寄付を行った業者によると中村委員長と荒井教授については、環境監視委員会が設置されて以降、寄付が行われているということです。
 環境監視委員への寄付行為について、菅官房長官は19日、委員会の議論には影響しないとの見解を示しました。
 「(監視委員会は)埋め立て承認をした際の留意事項として設置を求められたものでありますので、ですから辺野古移設工事を前提としたものである。委員会においては公平中立な立場で議論が行なわれているというふうに考えてます」(菅官房長官)
 一方、環境監視委員会の副委員長で琉球大学の東清二・名誉教授は一部委員によるこうした姿勢を批判しています。
 「とにかくお金をもらって、自然環境を曲げて説明しようとするような態度ですね。これは絶対にいけないです」(環境監視委副委員長 琉球大・東清二名誉教授)
 東名誉教授は辺野古移設を前提として議論が進められる環境監視委員会のあり方そのものに疑問を呈していて、一時、辞意を表明していました。
 「今までに沖縄でいくらか環境関係の調査・研究をした人が出てくるだろうと思ったんだけど、一人も出てこない、全然わからない人ばかり。これじゃ話にならないと思った。だから、あの会議はもうつぶした方がいいと思います」(環境監視委副委員長 琉球大・東清二名誉教授)
 工事による環境への影響を検証する立場の委員が事業者から寄付を受けていたことで、委員会のチェック機能そのものが疑問視されそうです。

感想;
医薬品のGMPでは、作る人とチェックする人を分けるが大原則です。なぜなら、自分で作って自分で評価すると間違っていてもOKにしたしまうことができるからです。それができないように仕組みで分けています。それは逆に作る側の人を守るためでもあります。なぜなら人は弱いので、つい問題を隠そうとしてしまいます。チェックする人は、造る人とは違う第三者の人であり造る側から独立していなければなりません。医薬品の品質はGMP省令でそれが要求されています。この思想は欧米から導入されています。

今回は、造る側の業者がチェックする側に入っており、かつチェックする人が造る側から寄付金を貰っているということです。それではチェックする側が第三者ではなく、かつ造る側から独立していません。
寄付金を貰っている先生自身が、”チェックされる側から寄付金を貰うのはおかしい”と思われていないこと自体が”おかしい”ように思いました。

小渕優子氏に「法律上の責任なし」と調査報告書発表 ”責任者が責任なし?”

2015-10-19 20:30:18 | 社会
http://www.nikkansports.com/general/news/1554770.html[2015年10月19日
 小渕優子元経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、原因究明のために小渕氏側が設置した第三者委員会のメンバーが19日、都内のホテルで会見し、小渕氏の監督責任を認めた上で、「今回の不正処理に関する法律上の責任はない」などとした調査報告書を発表した。

 委員長を務めた佐々木善三・元最高検検事は、小渕氏について「(事件に)全く関与していなかったことは明白。関係資料中にも、それに疑いを抱かせるものは存在しなかった」と強調。その上で、「監督責任があることは当然。責任は軽微とはいえず、小渕議員自身も反省している」と述べた。

 一方、同法違反の罪に問われ、今月9日、東京地裁で禁錮2年、執行猶予3年の判決を受けた元秘書、折田謙一郎・前群馬県中之条町長らについて、「違法との認識を持ちながら、(収支報告書への)虚偽記入を行った。その意味での悪質性は明らか」と指摘。「問題が生じても小渕氏に知らせず、自分たちが処理して責任を負うとの覚悟の下に、今回の不正処理を行った」「折田氏らが結束して小渕議員に不正処理を隠していたといえる状況にある。小渕議員の責任を強く問うことにはためらいを感じざるを得ない」と指摘した。

 その上で、折田氏について「公開される小渕氏の収入額に対する世間の評判を気にしていた」ために、「収支報告書作成に当たって、まず記載すべき任意の収入額を決め、それに基づいて支出額も決めていた」と指摘。「世間体を重視し、つじつま合わせを行ったものであり、不正な収入や支出を隠すことに主眼が置かれてものではなかった」と指摘した。

 東京地検特捜部が強制捜査に入った際、小渕氏の地元事務所のパソコンのハードディスクが、ドリルで破壊されていたことに関しては、「もともと調子が悪かったパソコンのサーバーを新品に交換し、販売業者に処分を依頼、業者が運び去った」とした上で、「弁護士の依頼で回収すると、業者によって、サーバー内のハードディスクにドリルで穴が開けられた状況だった」と説明。ドリルで穴をあけたのは、小渕氏サイドではなく、回収した業者側との認識を示した。

感想;
責任者が責任なしということは、小渕氏は責任者でなかったことになります。
関連政治団体の責任者はではだれなのでしょうか?

学校でいじめがあった。校長はいじめがあったことを知らなかった。
よって校長は責任はない。

パソコンのハードディスクがドリルで破壊されたのは業者が行った。何故パソコンを廃棄したのか。明らかに証拠隠滅と思われても仕方がありません。パソコンを棄てる時にデータの消去を依頼したのではないでしょうか。

第三者委員会が本当に第三者委員会に相応しいメンバーなのかと疑いたくなりました。