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女児焼死:母ら釈放 朴さん「うその自白後悔」  ”今も続く捜査の違法性 被疑者の人生”

2015-10-27 10:04:44 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%a5%b3%e5%85%90%e7%84%bc%e6%ad%bb%e6%af%8d%e3%82%89%e9%87%88%e6%94%be-%e6%9c%b4%e3%81%95%e3%82%93%e3%80%8c%e3%81%86%e3%81%9d%e3%81%ae%e8%87%aa%e7%99%bd%e5%be%8c%e6%82%94%e3%80%8d/ar-BBmrM7i#page=2 毎日新聞
 大阪市東住吉区で1995年に小6女児(当時11歳)が焼死した民家火災で、無期懲役刑が確定し服役していた母親の青木恵子さん(51)と、内縁の夫だった朴龍晧(ぼく・たつひろ)さん(49)が26日、逮捕以来約20年ぶりに釈放された。青木さんは「私は本当に何もやっていないし、無実です」と訴え、朴さんは「(警察に)うその自白をしたことは人生最大の後悔だ」と振り返った。

 2人は午後2時過ぎ、それぞれ弁護士に付き添われて釈放され、その後、大阪に戻った。

 青木さんは和歌山刑務所前で「警察が捜査の間違いに気付き、火災の原因を調べてくれたら、こんなことにはなっていなかった。息子と離れた期間を取り戻すことはできない」と話した。さらに、大阪市内で記者会見し、「自分のためだけではなく、家族のためにも一日も早く『娘殺し』の汚名を晴らしたい」と語った。27日未明に長男(29)と再会し、涙を浮かべた。

 一方、朴さんは大分刑務所前で報道陣に「20年間、ずっと心がぴーんと張り詰めていたので、今でもそれを引きずっている。ときほぐすには、相当の時間が必要」と声を震わせた。

 朴さんは26日夜、大阪市内で母(74)や姉(51)と再会し、抱き合って喜んだ。その後の記者会見では「(警察の取り調べで)恐怖や絶望が自分の限界を超え、理性が崩壊した。心が自殺し、うその自白をして、お母さん(青木さん)を巻き込んだことを謝りたい」と頭を下げた。

 大阪高裁(米山正明裁判長)は23日、2012年に大阪地裁が出した2人の再審開始決定を支持し、26日午後2時に刑の執行を停止することも認めた。弁護側の再現燃焼実験などの科学的証拠を認め、「(朴さんが)自白通りに放火できた可能性は低く、火災の原因が自然発火だった可能性がある」との判断を示した。

記者会見に臨む青木恵子さん=大阪市北区で2015年10月26日午後4時、宮武祐希撮影© 毎日新聞 記者会見に臨む青木恵子さん=大阪市北区で2015年10月26日午後4時、宮武祐希…
 執行停止の決定について検察が異議を申し立てたが、大阪高裁(中谷雄二郎裁判長)は26日午前に異議を棄却した。「早期釈放の必要性などを総合的に考慮した判断で、各事情の評価に誤りはない」と、再審の裁判で無罪が言い渡される可能性が高まったとしている。

 大阪高検は2人の再審開始決定に対し、期限の28日までに最高裁に特別抗告するかを検討している。【堀江拓哉、岡村崇、戸上文恵】

感想;
自白させた供述に基づいての再現ができませんでした。これは警察が想像で作ったものだった可能性が非常に高くなったことになります。
この取り調べに当たった警察官はどう考えているのでしょうか?家族の20年は取り返せません。もし、取り調べに当たった警察官が逆の立場だったらどう思われるでしょう?
今後、同じようなことが起きないようにぜひ取り組んでほしいものです。
自白しなかったら良かったと、被疑者の責任を問う人もいるかもしれません。しかし、過酷な状況でその苦しい取り調べから逃れたい一心で、楽になりたいとの思いで、用意された自白のストーリーに署名してしまうのだと思います。
自白だけが根拠の裁判では裁判官の判断も問題だったのではないでしょうか。







福島第一原発 汚染水「遮水壁」が完成 ”汚染水が垂れ流し”

2015-10-27 03:22:22 | 社会
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151026/k10010283121000.html10月26日 NHKニュースより

東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流れ出すのを抑えるため、護岸を鉄の壁で囲う「遮水壁」と呼ばれる設備が26日完成し、事故から4年半余りたって汚染水の海への流出対策は大きな節目を迎えました。

福島第一原発では毎日400トンの地下水が敷地から海に流れ出していて、一部は原子炉建屋の周辺など汚染された場所を通るため、海を汚染する原因の一つと指摘されてきました。
このため東京電力は、事故の翌年の平成24年から護岸沿いの地中に深さ30メートル、全長780メートルにわたって鋼鉄製の壁を設け、汚染された地下水をせき止める「遮水壁」の建設を進めてきました。これまでに鋼鉄のパイプおよそ600本が並べて地中に打ち込まれていて、東京電力は、26日午前、パイプの隙間をセメントで埋める作業が終わり、建設作業が完了したと発表しました。
遮水壁でせき止めた地下水はポンプでくみ上げ、浄化して海に流す計画で、パイプの打ち込みが終わった先月からの1か月で地下水位がおよそ1メートル上がり、効果が現れてきているとしています。遮水壁が完成しても完全に地下水をせき止めることはできず、試算では1日10トン程度は海に流れ続けるとみられますが、東京電力は、放射性物質の流出は抑えられるとしています。
事故から4年半余りたち、汚染水を巡る大きな課題の1つとなってきた海への流出対策は、大きな節目を迎えました。東京電力は「遮水壁によって海の汚染を防ぐとともに、汚染水漏れがあっても海に流出するリスクを大幅に低くできる。今後、海水に含まれる放射性物質の濃度を詳しく調べて効果を確認していきたい」と話しています。

感想;
こうニュースが出るたびに、どこが”Under Control"なのだと思ってしまいます。洒水壁ができても完全ではなく、一部海を汚染させています。
完成したとのことですが、24年からやっていて3年もかかっています。TVでは言っていませんが、ラジオでは、「実は最後の10mを残してもっと前に完成していたが、完成させると汚染水が海に流れるのが減り、敷地内にあふれてしまうために、その10mを遅らせていた」とのことです。
海を汚染し続けていると必ずそのツケは後世の人々に重くのしかかります。後でそれに気が付いて、もっと真剣に取り組んでいればよかったと言っても後の祭りです。今の東電、政府の判断した人々は責任を問われることがないでしょう。実際、福島第一原発の津波を6mと想定して対策を講じなかった当時の責任者は責任を問われていません。共産党議員の質問(大震災時の電源喪失対応はできているのか)に対して、当時の自民党政府は「対策を講じる」と言って何もしてきませんでした。その時の総理大臣が阿部首相でした。
日本の本当のリスク、世界のリスクに対して熱意をもって取り組んでおられるように思えません。それよりも違うこと、それは平和な日本を戦争に巻き込むかもしれない、に熱意をもっておられるように思うのですが。
福島第一原発から汚染水が流れ続けていることをもっと情報開示する、福島の子どもたちの甲状腺がんの発生率が高いことを伝えて、ようやく政府が動くように思います。新国立競技場のようにオープンにされずに密室で決めてきたのでおかしな決定もそのままでした。オープンになって問題だと言われて初めて政府も動かざるを得なくなりました。