ゲームクリエイター・鴫野大輔(黒田大輔)に魅力がない
(婚約者の中村亜里沙(長谷川葉生)は彼のどこに惚れたのだろう?)
それどころか、鴫野の信条や心情がブレすぎ
(《視聴者に表向きはそう見えるが、実はこういう考えだった》という周到なストーリーではなく、行き当たりばったりのシナリオであった)
一応、鴫野の信条や心情を整理してみる
1.自分の考えを言葉にすることもできない冴えない男
スピーチを指導していたスピーチライターの宮森由佳(瀬戸カトリーヌ)の8年前の評価
2.「世界中が待っているゲーム、妥協できないでしょぉうっ!」
元部下の相島潤平のグラフィックデザインを何度もダメ出しをしたことについて
3.鴫野のスピーチに「もっと自由に」というキーワードが増えた(鴫野のアレンジ)
宮森由佳は《鴫野は自分から自由になりたい》と感じた
さらに、社長にも独立の意思を示していた。
独立してもっと自由に作りたかった。それで、ゲーム製作が進まない。
実際、ドール作家の婚約者・中村亜里沙がひとりで製作してしているのを、羨んでいた。
4.ゲーム製作そのものを辞めたい
《歩いて思案に暮れるという鴫野だが、半年以上履き続けている靴の底が減っていない》と洞察した右京の推理
鴫野はアイデアに行き詰まっていた。独立もその場しのぎだった。
鴫野は《もっと自由に作りたい》と強く思っていた(彼のスピーチで自信満々に語っていた)
しかし、実際はアイデアが出ず、問題を先送りにしていただけ。
しかも、アイデアを絞り出す努力もしない(歩いて思案することもしなかった)
そんな自分の怠惰を棚に上げ、相島のグラフィックにダメ出しをし続ける。その挙句、クビ。
そのくせ、「"もう作れない”なんていうのはダサい」と言う
人間的にも低級
殺人の容疑を掛けられて、陣川(原田龍二)に助けを求めただけで、事情を訊く質問にもきちんと答えない。
そんな鴫野……ゲームを作れなかったら、何の価値があるのか?
他の道に進むという選択肢もあるが、そういうプランもないようだ。
スピーチライターの宮森由佳も意味不明
ゲーム製作に直接かかわっていない由佳が、《彼を作り上げたのは自分だ》と思う根拠が分からない。せいぜい、虚像を作っただけ。
その上、鴫野にこだわる理由もわからず、今回の犯行(殺人誘導、証拠捏造)に至る心情が理解できない
社長の江口稔(安藤彰則)の行動も矛盾
①鴫野の独立話を公表すると言う相島を撲殺
②鴫野が自分の犯行を目撃したのではと思い、相島の撲殺犯に仕立てて、自分の保身を図った
②を行っても、鴫野が死んではゲームは完成しない。
まあ、《会社が傾く》ことと《殺人犯として捕まる》こととで選ぶとしたら後者を避けたいと思ったのだろうが……
相島の撲殺シーンと鴫野の絞殺未遂シーン……迫真の演技だったなあ
今話のミソは
鴫野のイヤホンが殺害現場に落ちており、それが社長の心理を揺さぶったことと、由佳が社長を殺人に誘導した確証となったこと。
この点は、評価できる(上から目線で申し訳ありません)
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
【ストーリー】番組サイトより
『相棒』初代“第三の男”陣川公平(原田龍二)が登場!
親友の疑惑を晴らすため奔走する
陣川(原田龍二)は、高校時代からの友人で、現在はゲームクリエイターとして活躍している鴫野大輔(黒田大輔)から結婚式のスピーチを依頼され、大張り切り。しかし、内容が今ひとつのため、鴫野が長年世話になっているというスピーチライターの宮森由佳(瀬戸カトリーヌ)を紹介される。興味を持った右京が、陣川に同行し、由佳から話を聞いていると、陣川の携帯に鴫野から連絡が。
突然、殺人事件の容疑が掛けられ、警察から事情聴取を受けているという。助けを求められた陣川は、右京と亘(反町隆史)をともなって急行。殺されたのは鴫野の下で働いていた元社員の男性で、死の直前、『お前を絶対に許さない。全てを公にして謝罪しろ』というメールを鴫野に送っていたという。内容から、ゲーム開発に関して、鴫野に恨みを持っていたと思われるが、鴫野自身は容疑を全面否認。それを信じた陣川は、右京と亘を巻き込み、独自の捜査を始める。
ところが、その矢先、鴫野犯人説を裏づける、決定的な証拠が発見されて…!?
人気ゲーム開発の裏に秘められた殺意
カリスマクリエイターが隠したい秘密とは!?
陣川の熱い思いが、意外な真相をあぶり出す!
ゲスト:原田龍二 瀬戸カトリーヌ
脚本:神森万里江
監督:橋本一
(婚約者の中村亜里沙(長谷川葉生)は彼のどこに惚れたのだろう?)
それどころか、鴫野の信条や心情がブレすぎ
(《視聴者に表向きはそう見えるが、実はこういう考えだった》という周到なストーリーではなく、行き当たりばったりのシナリオであった)
一応、鴫野の信条や心情を整理してみる
1.自分の考えを言葉にすることもできない冴えない男
スピーチを指導していたスピーチライターの宮森由佳(瀬戸カトリーヌ)の8年前の評価
2.「世界中が待っているゲーム、妥協できないでしょぉうっ!」
元部下の相島潤平のグラフィックデザインを何度もダメ出しをしたことについて
3.鴫野のスピーチに「もっと自由に」というキーワードが増えた(鴫野のアレンジ)
宮森由佳は《鴫野は自分から自由になりたい》と感じた
さらに、社長にも独立の意思を示していた。
独立してもっと自由に作りたかった。それで、ゲーム製作が進まない。
実際、ドール作家の婚約者・中村亜里沙がひとりで製作してしているのを、羨んでいた。
4.ゲーム製作そのものを辞めたい
《歩いて思案に暮れるという鴫野だが、半年以上履き続けている靴の底が減っていない》と洞察した右京の推理
鴫野はアイデアに行き詰まっていた。独立もその場しのぎだった。
鴫野は《もっと自由に作りたい》と強く思っていた(彼のスピーチで自信満々に語っていた)
しかし、実際はアイデアが出ず、問題を先送りにしていただけ。
しかも、アイデアを絞り出す努力もしない(歩いて思案することもしなかった)
そんな自分の怠惰を棚に上げ、相島のグラフィックにダメ出しをし続ける。その挙句、クビ。
そのくせ、「"もう作れない”なんていうのはダサい」と言う
人間的にも低級
殺人の容疑を掛けられて、陣川(原田龍二)に助けを求めただけで、事情を訊く質問にもきちんと答えない。
そんな鴫野……ゲームを作れなかったら、何の価値があるのか?
他の道に進むという選択肢もあるが、そういうプランもないようだ。
スピーチライターの宮森由佳も意味不明
ゲーム製作に直接かかわっていない由佳が、《彼を作り上げたのは自分だ》と思う根拠が分からない。せいぜい、虚像を作っただけ。
その上、鴫野にこだわる理由もわからず、今回の犯行(殺人誘導、証拠捏造)に至る心情が理解できない
社長の江口稔(安藤彰則)の行動も矛盾
①鴫野の独立話を公表すると言う相島を撲殺
②鴫野が自分の犯行を目撃したのではと思い、相島の撲殺犯に仕立てて、自分の保身を図った
②を行っても、鴫野が死んではゲームは完成しない。
まあ、《会社が傾く》ことと《殺人犯として捕まる》こととで選ぶとしたら後者を避けたいと思ったのだろうが……
相島の撲殺シーンと鴫野の絞殺未遂シーン……迫真の演技だったなあ
今話のミソは
鴫野のイヤホンが殺害現場に落ちており、それが社長の心理を揺さぶったことと、由佳が社長を殺人に誘導した確証となったこと。
この点は、評価できる(上から目線で申し訳ありません)
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
【ストーリー】番組サイトより
『相棒』初代“第三の男”陣川公平(原田龍二)が登場!
親友の疑惑を晴らすため奔走する
陣川(原田龍二)は、高校時代からの友人で、現在はゲームクリエイターとして活躍している鴫野大輔(黒田大輔)から結婚式のスピーチを依頼され、大張り切り。しかし、内容が今ひとつのため、鴫野が長年世話になっているというスピーチライターの宮森由佳(瀬戸カトリーヌ)を紹介される。興味を持った右京が、陣川に同行し、由佳から話を聞いていると、陣川の携帯に鴫野から連絡が。
突然、殺人事件の容疑が掛けられ、警察から事情聴取を受けているという。助けを求められた陣川は、右京と亘(反町隆史)をともなって急行。殺されたのは鴫野の下で働いていた元社員の男性で、死の直前、『お前を絶対に許さない。全てを公にして謝罪しろ』というメールを鴫野に送っていたという。内容から、ゲーム開発に関して、鴫野に恨みを持っていたと思われるが、鴫野自身は容疑を全面否認。それを信じた陣川は、右京と亘を巻き込み、独自の捜査を始める。
ところが、その矢先、鴫野犯人説を裏づける、決定的な証拠が発見されて…!?
人気ゲーム開発の裏に秘められた殺意
カリスマクリエイターが隠したい秘密とは!?
陣川の熱い思いが、意外な真相をあぶり出す!
ゲスト:原田龍二 瀬戸カトリーヌ
脚本:神森万里江
監督:橋本一
2シーズンぶりの陣川登場でしたは。今回は、いつものように女性に過剰に感情移入してまわりを振り回すことはなく、高校時代からの友人を一途に信じるという役どころでした。
てっきり、今回は宮森由佳に惚れこむのだろうと思っていたのですが。
陣川と小手鞠は今回が初共演ですが、初対面という感じではありませんでした。きっと、ドラマとは別のところで店に来たことはあったのでしょう。
ストーリーは今ひとつでしたかね。黒幕が誰かも早いうちに読めてしまいましたし、私も鴫野に今ひとつ感情移入できませんでした。
最後は、強引にいい話風にまとめられた感じでした。
>2シーズンぶりの陣川登場でしたは。今回は、いつものように女性に過剰に感情移入してまわりを振り回すことはなく、高校時代からの友人を一途に信じるという役どころでした。
巷では「女性に振られない陣川なんて」という声も多いようですが、今回のような陣川君もありだと思います。
それよりも、このタイミングで“陣川回”というのは……3回のダラダラ話の後なのでノーマル回を観たいところでした。
>最後は、強引にいい話風にまとめられた感じでした。
同感です。今回の鴫野には、“いい話風”で終わらせてほしくないです。