今回の記事は、矢内女流五段ファンである筆者のボヤキですので、スルーしてください。
しかも、長々と昇級の可能性について言及したのですが、当事者の川又咲紀女流初段の休場(2023年2月26日~2024年4月9日)によって、昇級者がほぼ確定していました。
未確定の一人は、中村女流二段ー堀女流1級戦の勝者。
記事のほとんどを書いた後、川又女流の休場に気づきました(“2024年4月9日”を2023年と思っていました)
でも、せっかくなので、記事をアップします。
【最終局を前にした状況】
10位 内山あや女流初段 6勝1敗 長沢女流四段(1勝6敗)
12位 大島綾華女流初段 6勝1敗 水町女流初段(4勝3敗)
5位 中村桃子女流二段 5勝2敗 堀 女流1級(5勝2敗)
7位 渡辺弥生女流二段 5勝2敗 川又女流初段(3勝4敗)
17位 堀 彩乃女流1級 5勝2敗 中村女流二段(5勝2敗)
26位 佐々木海法女流1級5勝2敗 岩佐女流2級(4勝3敗)
29位 鎌田美礼女流2級 5勝2敗 和田は女流1級(3勝4敗)
30位 木村朱里女流1級 5勝2敗 榊 女流2級(4勝3敗)
31位 梅津美琴女流2級 5勝2敗 斎田女流五段(2勝5敗)
32位 松下舞琳女流1級 5勝2敗 飯野女流初段(3勝4敗)
1位 矢内理絵子女流五段4勝3敗 中倉女流二段(3勝4敗)
4位 村田智穂女流二段 4勝3敗 相川女流初段(1勝6敗)
6位 高浜愛子女流1級 4勝3敗 山口仁女流2級(2勝5敗)
9位 水町みゆ女流初段 4勝3敗 大島女流初段(6勝1敗)
11位 山口稀良莉女流1級4勝3敗 上川女流二段(2勝5敗)
(順位は今期D級のランキング、成績の右の棋士名は最終局の相手、今季の成績)
6勝1敗の内山女流初段と大島女流初段は昇級が確定している。
5勝2敗で現在3番手の中村桃女流二段(ランク5位)と堀女流初段(ランク17位)戦が最終局に組まれており、この勝者が昇級。
残り1枠は、5勝2敗の渡辺女流二段(ランク7位)が勝てば決定。渡辺女流二段が敗れた場合は、残りの5勝2敗の女流棋士にも昇級の可能性が生じる(もちろん、勝つのが必須条件)。言わばキャンセル待ち状態となるが、その優先順位は、佐々木女流1級(26位)、鎌田女流2級(29位)、木村女流1級(30位)、梅津女流2級(31位)、松下女流1級(32位)の順。
例えば、松下女流1級の場合、彼女が勝ったうえで、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級がすべて敗れれば昇級となる。
現在4勝3敗の女流棋士も昇級の可能性がないわけではない。ランキング1位の矢内女流五段は最終局に勝ったうえで、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級がすべて敗れるのが条件。さらに、村田女流二段、高浜女流1級、水町女流初段、山口女流1級までが昇級の可能性がある。名前の順に昇級条件が厳しくなる(高浜女流、水町女流、山口女流は、中村女流二段ー堀女流1級戦で中村女流が敗れるのが必須となる)。
中村女流二段、渡辺女流二段、堀女流1級も敗れても、昇級の可能性がなくなるわけではない。
キャンセル待ちの順番は、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級、矢内女流五段、村田女流二段、中村女流二段(最終局に敗れた場合)、高浜女流1級、渡辺女流二段(最終局に敗れた場合)、水町女流初段、山口女流1級、堀女流1級となる。
……なぜ、こんな説明を長々と書いているのかというと、私の応援している矢内女流五段が前局で敗れたからだ。(勝っていれば、簡単な説明で済んだはず)
今期、出だし2連敗。そこから、4連勝して自力昇級の状況にこぎつけた。残る2局は、石高澄恵女流二段と中倉宏美女流二段。勝利する可能性が高く、C級復帰(本当はB級くらいには在籍してほしい)は濃厚と思っていた。
ところが、なぜ?
石高女流二段は今年度(矢内戦前)1勝2敗、2022年度…6勝15敗(.286)、2021年度…7勝15敗(.318)、2020年度…3勝12敗(.200)という低空飛行。対戦成績も矢内女流の4戦全勝。
負ける要素が見当たらないというのに……
おかげで、上記のような絶望的状況。コインを投げるような確率5割と計算すれば、矢内昇級の確率は、矢内女流五段が最終局に勝利したとしても、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級がすべて敗れる確率……1/2の6乗……約1.6%。
しかも、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級の対戦相手が川又女流初段、岩佐女流2級、和田は女流1級、榊女流2級、斎田女流五段、飯野女流初段なので、可能性はもっと低い。可能性は限りなくゼロだ。
《なぜ、可能性が低くなるのか》というと……2022年度までの直近の成績が
岩佐女流2級 直近2年間 9勝10敗 .474
川又女流初段 直近5年間 45勝55敗 .450
飯野女流初段 直近5年間 29勝58敗 .333
和田女流1級 直近3年間 18勝37敗 .327
斎田女流五段 直近5年間 22勝56敗 .282
(相川女流初段 直近5年間 25勝67敗 .272 ※)
(久保女流2級 直近1年間 1勝 3敗 .250 ※)
榊 女流2級 直近1年間 2勝10敗 .167
(相川女流初段と久保女流2級は矢内昇級に関しては関わっていないが、参考記録として)
詳しくは、女流棋士考「その12」、「その13」をご参照ください。
計算してみると、0.1%であった……
長々と書いてしまったが、中村女流二段ー堀女流1級戦は堀女流の勝利、渡辺女流二段-川又女流初段戦は渡辺女流と見て、C級への昇級者は内山あや女流初段、大島綾華女流初段、渡辺弥生女流二段、堀彩乃女流1級と見る。
しかも、長々と昇級の可能性について言及したのですが、当事者の川又咲紀女流初段の休場(2023年2月26日~2024年4月9日)によって、昇級者がほぼ確定していました。
未確定の一人は、中村女流二段ー堀女流1級戦の勝者。
記事のほとんどを書いた後、川又女流の休場に気づきました(“2024年4月9日”を2023年と思っていました)
でも、せっかくなので、記事をアップします。
【最終局を前にした状況】
10位 内山あや女流初段 6勝1敗 長沢女流四段(1勝6敗)
12位 大島綾華女流初段 6勝1敗 水町女流初段(4勝3敗)
5位 中村桃子女流二段 5勝2敗 堀 女流1級(5勝2敗)
7位 渡辺弥生女流二段 5勝2敗 川又女流初段(3勝4敗)
17位 堀 彩乃女流1級 5勝2敗 中村女流二段(5勝2敗)
26位 佐々木海法女流1級5勝2敗 岩佐女流2級(4勝3敗)
29位 鎌田美礼女流2級 5勝2敗 和田は女流1級(3勝4敗)
30位 木村朱里女流1級 5勝2敗 榊 女流2級(4勝3敗)
31位 梅津美琴女流2級 5勝2敗 斎田女流五段(2勝5敗)
32位 松下舞琳女流1級 5勝2敗 飯野女流初段(3勝4敗)
1位 矢内理絵子女流五段4勝3敗 中倉女流二段(3勝4敗)
4位 村田智穂女流二段 4勝3敗 相川女流初段(1勝6敗)
6位 高浜愛子女流1級 4勝3敗 山口仁女流2級(2勝5敗)
9位 水町みゆ女流初段 4勝3敗 大島女流初段(6勝1敗)
11位 山口稀良莉女流1級4勝3敗 上川女流二段(2勝5敗)
(順位は今期D級のランキング、成績の右の棋士名は最終局の相手、今季の成績)
6勝1敗の内山女流初段と大島女流初段は昇級が確定している。
5勝2敗で現在3番手の中村桃女流二段(ランク5位)と堀女流初段(ランク17位)戦が最終局に組まれており、この勝者が昇級。
残り1枠は、5勝2敗の渡辺女流二段(ランク7位)が勝てば決定。渡辺女流二段が敗れた場合は、残りの5勝2敗の女流棋士にも昇級の可能性が生じる(もちろん、勝つのが必須条件)。言わばキャンセル待ち状態となるが、その優先順位は、佐々木女流1級(26位)、鎌田女流2級(29位)、木村女流1級(30位)、梅津女流2級(31位)、松下女流1級(32位)の順。
例えば、松下女流1級の場合、彼女が勝ったうえで、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級がすべて敗れれば昇級となる。
現在4勝3敗の女流棋士も昇級の可能性がないわけではない。ランキング1位の矢内女流五段は最終局に勝ったうえで、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級がすべて敗れるのが条件。さらに、村田女流二段、高浜女流1級、水町女流初段、山口女流1級までが昇級の可能性がある。名前の順に昇級条件が厳しくなる(高浜女流、水町女流、山口女流は、中村女流二段ー堀女流1級戦で中村女流が敗れるのが必須となる)。
中村女流二段、渡辺女流二段、堀女流1級も敗れても、昇級の可能性がなくなるわけではない。
キャンセル待ちの順番は、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級、矢内女流五段、村田女流二段、中村女流二段(最終局に敗れた場合)、高浜女流1級、渡辺女流二段(最終局に敗れた場合)、水町女流初段、山口女流1級、堀女流1級となる。
……なぜ、こんな説明を長々と書いているのかというと、私の応援している矢内女流五段が前局で敗れたからだ。(勝っていれば、簡単な説明で済んだはず)
今期、出だし2連敗。そこから、4連勝して自力昇級の状況にこぎつけた。残る2局は、石高澄恵女流二段と中倉宏美女流二段。勝利する可能性が高く、C級復帰(本当はB級くらいには在籍してほしい)は濃厚と思っていた。
ところが、なぜ?
石高女流二段は今年度(矢内戦前)1勝2敗、2022年度…6勝15敗(.286)、2021年度…7勝15敗(.318)、2020年度…3勝12敗(.200)という低空飛行。対戦成績も矢内女流の4戦全勝。
負ける要素が見当たらないというのに……
おかげで、上記のような絶望的状況。コインを投げるような確率5割と計算すれば、矢内昇級の確率は、矢内女流五段が最終局に勝利したとしても、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級がすべて敗れる確率……1/2の6乗……約1.6%。
しかも、渡辺女流二段、佐々木女流1級、鎌田女流2級、木村女流1級、梅津女流2級、松下女流1級の対戦相手が川又女流初段、岩佐女流2級、和田は女流1級、榊女流2級、斎田女流五段、飯野女流初段なので、可能性はもっと低い。可能性は限りなくゼロだ。
《なぜ、可能性が低くなるのか》というと……2022年度までの直近の成績が
岩佐女流2級 直近2年間 9勝10敗 .474
川又女流初段 直近5年間 45勝55敗 .450
飯野女流初段 直近5年間 29勝58敗 .333
和田女流1級 直近3年間 18勝37敗 .327
斎田女流五段 直近5年間 22勝56敗 .282
(相川女流初段 直近5年間 25勝67敗 .272 ※)
(久保女流2級 直近1年間 1勝 3敗 .250 ※)
榊 女流2級 直近1年間 2勝10敗 .167
(相川女流初段と久保女流2級は矢内昇級に関しては関わっていないが、参考記録として)
詳しくは、女流棋士考「その12」、「その13」をご参照ください。
計算してみると、0.1%であった……
長々と書いてしまったが、中村女流二段ー堀女流1級戦は堀女流の勝利、渡辺女流二段-川又女流初段戦は渡辺女流と見て、C級への昇級者は内山あや女流初段、大島綾華女流初段、渡辺弥生女流二段、堀彩乃女流1級と見る。
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