英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

セイタカアワダチソウ畑?【10月28日撮影】

2011-11-12 16:40:16 | 歳時
 ちょっと時が経ってしまいました。10月28日に撮りました。
 この頃は、セイタカアワダチソウも最盛期で、あちこちで黄色をアピールしていました。

 近所にセイタカアワダチソウが密集して咲いているところがあります。以前から気になっていました。家から近いのですが、線路の向こう側にあります。
 取りあえず、近づいてみました。

 菜の花畑のように長方形の土地に密集して咲いています。が、もう少し近づいてよく見たいなあ。しかし、2枚目、3枚目を撮ったところから咲いている所まで、直線距離で20mくらいなのですが、線路の向こうに行くには800mほど歩かねばなりません……………向こうに回ってみました。


 本当にまんべんなく咲いています。



 別角度から


 さらに回り込んで


 ずっと気になっていたので、ワクワク度は高かったのです。しかし、期待が大きすぎたため、実際に見てみると、大きな感動ということはありませんでした。でも、瞳を黄色く染められそうなくらい黄色を主張していました。
 黄色を十分に堪能した後、また800m歩いたのでした。
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『相棒 Season 10』 第4話 「ライフライン」

2011-11-11 21:33:22 | ドラマ・映画
 タイトルから重い話だとは想像できました。……案の定、悲しすぎるストーリーでした。労働者の不景気アリ地獄を描いた「ボーダーライン」を彷彿させるなあと思ったら、脚本は「ボーダーライン」の櫻井武晴氏でした。
 今シリーズは社会派ドラマ、人間ドラマがテーマなのでしょうか、とにかく、重いです。

 自分の会社を守るため、社員の生活を守るため、サラ金そして闇金融にまで頼らざるを得なくなり、更に深みにはまっていく被害者。金を借りるため取り立て係までやらされる。取り立ての相手は、同業者で同じ苦しみを共有する相手。その相手から殴られ、守ろうとした社員の一人に辞められ、心が折れてしまった被害者は、別の同業者に、「殺してくれ」と漏らしてしまう。
 疲れ果てたゆえの言葉、自殺では保険金が降りないゆえの言葉だった。
 その同業者も、被害者の気持ちが痛いほど分かってしまう。自分の姿を見ているようでつらく、また、被害者を楽にしてやりたい、そんな気持ちから、衝動的に被害者を刺してしまった。
 刺されて、「ありがとう」と言う被害者。刺さったカッターナイフを抜き取り、自ら同業者の指紋を拭き取り力尽く。なんとも、悲しい真相。
 (その他折れたカッターナイフの刃の行方や、その刃の所以により大口仕事の獲得業者は辞めた社員の勤める会社に納まり、その社員が担当となるという皮肉、同業者による資金援助の互助会(非合法)や、犯人逮捕より闇金融の摘発を先にした右京の配慮、着信・発信履歴による推理、捜査二課(組対五課)の活躍(台詞あり)など、書けば長くなるので省略します)

 その他としては、被害者の妻と娘の対比。
 夫に振り回されたことを呪う妻、自分に容疑がかけられ取り乱す。夫が死んでしまい、金と生活の心配をし、闇金融が摘発されたことで返さなければならない借金が減り喜ぶ。右京も擁護していましたが、よほどお金に追いつめられていたのでしょうね。
 それにしても、夫の死を悲しまず、当然、犯人が誰か関心もない妻でした。会社の経営にはノータッチで苦労をしたとは思えないのですが、夫のことを呪うような言葉ばかりで、右京や娘の前で半狂乱になるし。
 対する娘は、父の様子がおかしいことを心配していたが、声を掛けることができずにいた。学校で父の件で帰るように言われ、父が自殺したのではないかと思った。自分が声を掛けていれば父は自殺しなかったかもしれないと後悔していて、他殺と聞いてホッとしたという。
 娘はお金の心配をあまりしなかったからかもしれませんが、あまりに、対照的な二人でした。あと、まったく関係ありませんが、この娘さん、女子柔道の福見選手に似ていると思いました。


 捜査の中で、小規模企業(この話では運送業)の経営者の苦しみが浮き彫りになっていく造りは、「ボーダーライン」と相似(批判しているのではありません)。深く、見ごたえのあるストーリーでした。特に、刺されて「ありがとう」と言う被害者の心境、思わず刺してしまった加害者の心理は、痛々しいです。
 そろそろ、悪者相手に右京の頭脳フル稼働のストーリーが恋しくなりました。 


【ストーリー】公式サイトより
 「帯川運送」の社長・帯川(林和義)が何者かに殺害された。会社の経営に行き詰まっていた帯川にはあちこちに借金のある多重債務者だった。

 伊丹(川原和久)ら捜査一課は、借金の連帯保証人になっていた妻の郁美(立原麻衣)が、夫の保険金目当てで殺害したのでは、と疑惑を抱くが…。

 一方、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は帯川の携帯に残されていた、新潟行きの小包の写真を調べ始める。

 帯川の借入先の1つ、「緊急互助会」が、無利子で金を貸し出す同業者の組織だったことがわかり、さらに新潟行きの小包を配送する仕事が「緊急互助会」の副会長・青木(青山勝)の会社「青木配送センター」に回されていたことが明らかになる。金に困っていた帯川がなぜ人に仕事を譲ってまわしたのか…?

ゲスト:林和義 青山勝 立原麻衣 中沢青六

▲脚本・監督

脚本:櫻井武晴 監督:近藤俊明
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『家政婦のミタ』 第5話

2011-11-10 20:45:26 | ドラマ・映画
 忍者か?おのれらは!
 本題に入る前に、呟かせてください。
 ミタさんはサイボーグなのでいいとして(違うって)、長女の結(忽那汐里)はミタさん(松嶋菜々子)のヌードのシーン、久々の一家団欒のシーンと、気配を消して、いきなり登場。テレポーテーションが出来るのかもしれない。
 さらに義理の父(結の祖父)・義之(平泉成)は、恵一(長谷川博己)の言葉尻を絶妙のタイミングで捉まえる。透明人間に違いない。

 今回は長男・翔(中川大志)が主役だった。一家としては、完全崩壊&再生の兆しの回と言ってもよい。
 翔は、母を失った悲しみ、父に裏切られた怒り、隣のおばさんの嫌みなどから、しっかりしようという気持ちが空回りしてしまう。母親が自殺したということにも怒りを感じているようだ。
 うまくいかないことを、他人のせいにして苛立ち、暴力や破滅的行動(部活をやめるなど)に走ってしまう。

 そして、「この家(隣のおばさんの家)を滅茶苦茶にしてくれ」と依頼する。これに対し、「ブルドーザーが必要だと思いますが」「どこから持ってきましょうか、そんなもの(ダイナマイト)」と冷静に突っ込む。
 そのミタに、「俺の気持ちが分かるのかよ」と切れられ、
 「わかります」と答え、ペイントスプレーで隣の壁に落書きをする「家族を守りたい」と。
 家を滅茶苦茶にすることと、俺の気持ちが分かるかの問いに、いっぺんに応えた。さすがミタさん、ソツがない。でも、かなり自発的行動だねぇ。
 長女に「何も考えていない」と答えたミタだが、恵一への接し方といい、絶対考えているよねぇ。

 隣のおばさんが、黙っているわけもなく、警察沙汰になる。
 恵一は、土下座して「申し訳ありませんでした。悪いのはすべて私です。責めるなら私にしてください。お願いします」
 そして、「翔は不良なんかじゃない。この家の長男として、ただ一生懸命なだけなんです。母親が死んでからずっと、この家を何とかしたいと頑張っているんです。父親がどうしようもない奴だから、誰よりも家族のことを守りたいと思っているんです……翔はほんとすごく優しくて、父親の私なんか比べ物にならないほど、家族のことを心配して、皆の幸せを願っている子なんです。……どうかこの子のことを許してやってください。お願いします。お願いします。お願いします。お願いします」

 おお!よく言った恵一!
 しっかり翔のこと見ていたんじゃないか!

 翔はミタさんに「ありがとう」と言うが、ミタさんは「それはお父さまに言うべき言葉だと思います」と返す。
 ミタは、しっかり翔が捨てたバスケットボールのユニフォームを拾って洗濯してくれていて、翔も意を決して、部員に土下座して許しを乞う。

★今週のミタさん(上述のように非常に活躍していますが、その他として)
・状況説明も相変わらず見事。隣のおばさんにも要約機能と録音機能をいかんなく発揮
・「殺してくれ」という依頼にはノータイムで答えようとする。特に、2回目の依頼の時は料理中の包丁をそのまま凶器にする勢いだった。
・翔に胸を掴まれても無表情のまま、「服を脱げ」という要望にも動ぜず応じようとする。
・「笑え」という要求は、かたくなに拒否
・テレビゲーム(格闘ゲーム)で、翔をコテンパンにやっつける(ターミネーターなので当然か)
・今週の4次元かばんは、ペイントスプレーとペイント用洗剤。ミタさんのことだから、ペイントスプレーぐらい持っているのは当然か。ペイントスプレーを用意するのなら、それを消す道具も用意するのミタさんにすれば常識であろう

★今週の痛い人、情けない人、嫌な人
隣のおばさん
 今までは遠慮気味だったが、今週は大爆発。
 子どもに対しても全く手加減をせず、人の傷口をえぐるような悪口は、ペイント落書きの刑でも軽過ぎる。
 それにしても、ミタさんの説明を聞いた時、その状況にあきれながらも、微かに喜びを表すさまは見事であった。

恵一
 後半は父親らしい行動をとったが、前半ではまだ愛人に未練タラタラ。後輩に愛人を奪われという惨めさを味わったが、そこまでの目に合って「ようやく」というのが大きな減点。
 義之に養子同意書?に署名を迫られ、はっきり断らず、逃げ出す。その場でサインしないだけマシか。


 これまで、うららに次ぐウザさを発揮してきたが、今週はウザさより情けなさを爆発させた。
 今回、家族を守ろうとした優しさと評されたが、母親の生前は分からないが、ドラマ初回以降、ウザさといい加減さと茶化すような発言しか目立たなかった。父親の恵一はともかく、ミタさんは凄い慧眼である。父親が言ったような「母親が死んでからずっと、この家を何とかしたいと頑張っているんです」といった行動をもう少し示す脚本が欲しかった。

長女・結
 長男同様、兄弟たちを何とかしたいという思いはあるが、あまり役に立っていないし、行動も起こさない。父の裏切りを知り、許せないという怒りは分かるが、彼氏にすがるのは、父親譲りか。

会社の後輩
 地位を失った恵一を、掌を返したように馬鹿にする。

恵一の愛人
 恵一を惑わし、騒動の発端となった(もちろん恵一も悪い)。
 恵一の妻の自殺によって、身を翻す。まあ、当然の反応かもしれない。恵一への愛が薄いとも言える。
 今回、恵一とのことが会社にもバレ、肩身が狭い。その上、恵一にしつこく未練がましくつきまとわれる。恵一をあきらめさせるため、恵一の後輩と付き合う。酷い行為だが、恵一のためにはこの方が良いと考えたのかもしれない。

家政婦紹介所の所長
 ミタさんの亡くした息子のことを、えぐっていた
 なぜか、モナカに固執

 それにしても、この一家、壊したり汚したりしても、全部ミタさん任せなんだね。
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ワールドカップバレー2011 前半戦終了

2011-11-10 12:25:41 | スポーツ
 第2ラウンドまで終了、11試合中5試合を消化しました。
 現在の成績及び順位です。

11月9日現在
順位 国名   勝ち点 勝 負 得セット 失セット セット率
1 イタリア     14  5  0  15    3    5.000
2 アメリカ     12  4  1  12    4    3.000
3 中国       12  4  1  14    6    2.333
4 ドイツ       11  4  1  13    5    2.600
5 ブラジル     10  4  1  13    8    1.625
6 日本       10  3  2  12    6    2.000
7 セルビア     8  2  3  10    10   1.000
8 アルゼンチン   6  2  3   6    11   0.545
9 韓国        4  1  4   5    12   0.417
10 ドミニカ共和国 3  1  4   5    12   0.417
11 ケニア       0  0  5   1    15   0.067
12 アルジェリア  0  0  5   1    15   0.067

 初日早々、世界ランキング1位のブラジルと2位のアメリカがぶつかってしまったのは、残念で仕方ありませんが、この一戦を制したアメリカが突っ走るかと思いましたが、好調ドイツに大接戦の第1セットを落としたのが響いたのか、ストレート負けの波乱。
 前回チャンピオンのイタリアが唯一無敗をキープしてトップ。初戦落としたブラジルは、完調でないようで、各試合苦戦しているが、1敗をキープしているのは流石である。
 この順位表だけでは、実際の情勢は分からないので、有力チーム(7位セルビアまで)の対戦を拾い上げてみる。

○イタリア3-1日本 ○イタリア3-2中国 
○アメリカ3-1ブラジル ○アメリカ3-0セルビア ●アメリカ0-3ドイツ○
●中国2-3イタリア ○中国3-2日本
●ドイツ1-3ブラジル ○ドイツ3-2セルビア ○ドイツ3-0アメリカ
●ブラジル1-3アメリカ ○ブラジル3-1ドイツ ○ブラジル3-2セルビア
●日本1-3イタリア ●日本2-3中国
●セルビア0-3アメリカ ●セルビア2-3ドイツ ●セルビア2-3ブラジル

 イタリアは全勝だが、上位国との対戦は2試合のみ、しかもブラジル、アメリカを残している。
 アメリカはドイツに敗れたが、ブラジル戦を終えており、現在最有力。
 中国は残り相手が手強く今後苦戦しそうだが、日本戦を勝ったので上昇ムード。
 ドイツはアメリカ、ブラジル戦を終えていてこの成績は、今後星を伸ばす余地充分。その上、アメリカにストレート勝ちは波に乗る気配満々。
 ブラジルは苦戦しているが、残り全勝する地力はあり、優勝争いには当然絡む。体調・調子に不安。
 日本は今後、今後強敵を残しており、苦戦が予想される。勝てる試合に詰めが甘く、中国戦を落としたのが痛い。実力が拮抗しているドイツ、セルビア戦は絶対勝利し、ブラジルかアメリカ、どちらかに勝つ必要がある。それでも、3位は苦しいが、3~7位までは実力紙一重なので、星のつぶし合いもありそう。韓国戦を確実にものにし、韓国に上位チーム食いも期待したい。
 セルビアはホシは上がっていないが、強豪国にもいい勝負をしていて、地力はある。残り相手を考えると、今後浮上してきそう。

 現在の成績や調子、残り試合を考えると、1位アメリカ、2位ブラジル、3位ドイツだが、長丁場なので変動の余地はある。
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『謎解きはディナーのあとで』 第4話 「花嫁は密室の中でございます」

2011-11-09 21:39:42 | ドラマ・映画
 今週が一番面白かったです。
 麗子(北川景子)が事件に巻き込まれ容疑者の嫌疑まで掛けられ、捜査報告の場面がなく、執事の影山(櫻井翔)との推理がリアルタイムで為されたため、展開がスムーズであったということによるが、それだけではなく、密室殺人(未遂)の犯人の可能性を多角的に検証していた点が、推理ドラマとしても面白かった。犯人の可能性を麗子にも推理させたのも良かった。

①風祭警部(椎名桔平)の推理1……何者かが部屋から飛び降りた
 一番単純で常識的な推理

 しかし、足跡はなかった。

②警官(窪田正孝)の推理……麗子犯人説
 妬みが動機、鍵が掛かっているように見えたのは麗子の芝居

 一応、筋が通っていた。困った麗子が影山に救いを求めると、彼はティータイムを楽しんでいた。笑。
  
③風祭警部の推理2……被害者・有里(小林涼子)の妹・美幸(村崎真彩)犯人説
 隣の部屋にいたのに駆けつけるのが遅かった。ベランダづたいに脱出

 麗子を救うためお気楽な頭をフル回転、少し鋭い指摘もしたが、推理の根拠のベランダがなかったというオチ。
 警部は今回、いろいろ活躍。お寒い隠し芸で会場から逃避させ、容疑者を増やした。有里の弟、佑介(若葉竜也)の「ケントデリカットって誰だよ」は笑えた。あの寒い芸には、思わず早送りしていた。

④麗子の推理1……佑介犯人説
 ベランダではなく、屋上に脱出したと主張。

 かなり苦しまぎれの推理で、影山に思いっきりバカにされた。

⑤麗子の推理2……屋敷の執事・吉田(森本レオ)犯人説
 合鍵を持つ彼だから、密室を作るのは容易

 妥当な推理であったが、影山は彼が犯人ではあり得ないことを論証。彼が老眼であることの根拠を上げ、相鍵の束の中から部屋の鍵を短時間で探すのは無理。実際、自分では素早くできないので、鍵の束を麗子に渡している。
 それにしても、吉田が老眼鏡をしていなかった原因が、ここでも風祭の隠し芸のせいであったとは、風祭、恐るべし!

⑥影山の推理……在園寺琴江(手塚理美)犯人説
 ナイフで刺した後、鍵を掛け、部屋の中に隠れ、皆が駆け付けた時にその中に紛れる

 このトリックは古典的で単純。このトリックを初めて推理小説で読んだ時、拍子抜けし、インチキだと悔しがったが、反面、「やられた~」とも思った。

⑦(可能性として付け加えるならば)被害者・有里の自作自演
 このトリックも古典的だが、けっこう使用されている。しかも、感動的なものが多い。


 今回のカギは、「執事としての視点・常識」
・固い信頼関係で結ばれている執事は、主の部屋にノックなしで入るのは常識
・執事が「お嬢様」と呼ぶ相手は誰か?

Ⅰ吉田は有里の部屋を、「有里様、どうなさいました?」と声を掛け、ノックした。
Ⅱその後、刺されている悠里を発見した時「お嬢様、どうなさいました?」と叫んだ
Ⅲ騒ぎを聞きつけてやってきた美幸は「琴江おばさんに、何かあったの」と聞いた


 これらから、悠里の部屋をノックした吉田は、「お嬢様」と呼ぶような固い信頼関係は有里とはなく、「有里様」と呼んでいた
 では、Ⅱで吉田が「お嬢様」と呼びかけたのは誰なのか?「在園寺家の執事」と名乗った吉田にとってのお嬢様は、琴江に他ならない。美幸の勘違いも、このことを裏付ける材料だった。
 美幸が、琴江に何かあったと思ったのも、吉田の「お嬢様、どうなさいました?」という言葉を聞いたからである。
 その他、有里自身も、部屋に残るスズランの香水の香りを消すため、香水の瓶を割ったということも、なかなか人情的にもよかったし、琴江犯人説を裏付けるモノにもなっていてよかった。

 麗子と影山のやり取りも面白かった。
 推理の点で、麗子をいたぶる影山、「クビクビクビ~」も出したが結局、影山に屈服する麗子も面白い。
 推理ではいたぶる影山だが、ダンスが苦手で窮地に陥った麗子を、機転を利かしさりげなく救う。また、「わたくしはお嬢様のことを、何歳くらいまでお嬢様とお呼びすればよろしいのでしょうか?」 とからかうシーンも面白い。今後、どう呼び方が変化するのかなあ?と考えてしまった。麗子は影山に惹かれていくだろうし、影山を超える男性ってなかなかいそうにないし……
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『さざ波』 中田章道七段作

2011-11-08 21:53:43 | 詰将棋

10月17日 中日新聞系新聞出題、中田章道七段作。(5分で二段、10分で1級)

 例によって、勝手にタイトルを付けています。
 新聞紙上でのヒントは、コメント欄にてご紹介します。
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『南極大陸』 第4話

2011-11-07 16:17:42 | ドラマ・映画
 今回の主題は、犬塚(山本裕典)の葛藤でした。
 それに付随する事象として、
①南極大陸に対する姿勢……主に星野(香川照之)が提唱
 ・生かしてもらう(征服しようとはしない)
 ・研究しよう、人のしないことをしよう
 ・南極憲法(手酌で呑む、死んではいけない)
②ベックの死
③家族との交信(らしきもの)


 犬塚は自分は中途半端に生きてきたと、自分に自信を持てない。
 倉持(木村拓哉)に背中を押され、オーロラの研究に取り組むが、機器も上手く使えず焦燥感を持つ。焦りながらも研究を進めようとするが、睡眠不足により、出火、カブースを観測器具もろとも全焼させてしまう。
 責任を感じて落ち込む犬塚を、倉持(木村拓哉)や内海(緒形直人)が励まし、さらに、倉持が提案した日本との交信(録音)で、父の「今度、ウチに帰って来る時は、胸張って堂々と帰って来い」という父が自分を認めてくれていると知り、立ち直る。

 いくつもの線が、犬塚の父の言葉に集約されて、私も父のその言葉を聞き、「よかったな、犬塚」と思ってしまいました。

 ただ、引っかかるのは、ベックの死。
 先週の最後に突然倒れ、休養が必要と診断されたものの、本人(本犬?)の強い意志でソリを引き、悪化(血便)。腎臓が悪いと診断され、基地で留守番中、容態が悪化、危篤状態。倉持がとんぼ返りで戻ってくると、最後の力を振り絞り、起き上がり彼を出迎え、力尽く。
 これには、感動しました。なんて健気なんだ。

 でも、今回の話の中では、単なるエピソード扱い。今週の最後の方では、もう、過去の出来事。
 ベックは健気でしたが、倉持は何もしていません。釣りをしていて、犬が騒ぐまで、ベックが倒れていることに気がつきませんでした。それまで(先週まで)に気づけるかどうかは簿妙な問題ですが、「気づいてやれなかった」と悔やむ様子もありませんでした。
 ベックの意志を尊重して、犬ぞりに参加させますが、悪化。この時も、異変に気づいたのは星野でした。
 で、特に看病するわけでもなく、自分の夢(使命?)を追っかけて予備調査に出かけ、危篤に駆けつけ、感動シーンです。
 あのシーンは感動しましたが、前後の流れを考えると、「とってつけた感」が強いです。

 犬塚に対しても、中途半端でした。背中を押してやるだけで、フォローはほとんどなしです。器具の扱いに苦労しているのなら、扱い方を教えるとか、大切なカブースに夜中一人で篭らせるなんて、危険です。倉持がちゃんとフォローしていれば、カブースに消火器の粉が散乱していたのに気づくはずです。
 感動シーンはいいのですが、前回も書いたように、倉持があちこちで活躍させようとするので、無理が生じ、さらに、犬のエピソードまで盛り込むので、ストーリーが中途半端で未消化です。

 犬塚が立ち直ったのは良かったですが、余りにも失ったものは大きいです。南極で観測や研究するための準備、礎となるのが目的ですが、カブースと観測機器を失ったのは痛すぎるのではないでしょうか?
 星野が修理したオーロラ観測の器具だけでチャラにしていましたが、犬塚を責めても何も戻ってこないとは言え、皆さん人間が大きくて感動しました。

 不注意で予備の食料を流してしまったのですが、釣りによる補給とは考えました。しかし、今までの迂闊さを考えると、岸壁に一列に並んだまま、氷が剥離して、隊員全員沖に流され、「終」の文字が浮き出てくるシーンを想像してしまいました。
 とにかく、厳冬期が迫っていて、先週、猛スピードで基地を設営したはずですが、本格的な厳冬期は訪れず、気候は穏やかでした。穏やかなうちに、釣りなどして食料を補給しなくて言いのでしょうか?しっかりしているのは、設営の二人だけです。えらいぞ!

 越冬隊は越冬するのが第一目的だったんですね。次の観測隊のための観測機器の調整や予備研究するために越冬を決めたのかと思ったのですが、食事しながら、「研究してはどうですか?」って、のん気過ぎます。いえ、泰然自若と褒めるべきなのでしょうか?

 おかしいな、レビューを書いているうちに、どんどん辛口になってしまいました。
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ワールドカップバレー ~理解し難い大会方式~

2011-11-06 20:06:35 | スポーツ
 スポーツ好きな私ですが、バレーボールは私の中では上位にランクされていた競技です。「上位にランクされていた」というのがミソで、以前に比べて興味が薄れてきています。その原因は、ラリーポイント制への移行、バレーボール中継そのものの歪みにあります。(「ラリーポイント制」(2008年11月19日)、「スポーツいろいろ」
 ラリーポイント制は逆転の可能性が減った点、歪んだ中継はバレーボールだけではありませんが、日本選手、日本チームさえ放送すればいいという姿勢が強すぎて、世界最高のプレー、試合を観ることが出来なくなりました。(CS放送などで観ることはできますが)

 それはさておき、今回のワールドカップ、リーグ戦の順位決定方式(ポイント方式)が変更されました。
 (セットカウントで)
 3-0や3-1で勝つと 3点
 3-2    で勝つと 2点
 2-3    で敗れると1点
 1-3や0-3で敗れると0点
 つまり、フルセットの試合でのポイントが変更されました。勝ってもフルセットだと1点減り、負けても1点惜敗ポイント?がもらえることになりました。

 ゲームの内容まで、勝点に反映されるという、一見合理的な方式のように思えますが、勝敗の勝ちを覆す改悪だと私は考えます。
 なぜなら、Aチームが3戦全勝、Bチームが2勝1敗だったとします。通常は文句なくAチームが上位にランクされるはずです。
 しかし、Aチームは3戦すべてセットカウント3-2で勝利していた場合、2点×3=6点
 Bチームは勝った2試合が3-0(または3-1)で、負けた試合が2-3だったとすると、3点×2+1点×1=7点となります。
 2勝1敗のBチーム(7点)が、3勝0敗のAチーム(6点)より上位にランクされます。場合によりますが、勝数よりセット数の方が優先されるという奇異な結果となってしまいます
 最近までは、セット率より得点率の方が優先順位が上という、奇妙な方式が使われていましたが、今度は勝敗を覆す方式です。理解不可能です。
 聞くところによると、ヨーロッパのサッカーで延長戦になった場合のポイント方式に倣ったとのことです。

 12チーム、1回戦総当たり方式。
 これ自体は、非常に公平な方式だと思います。欠点としては、試合順にやや運不運があることと、優勝決定戦に相当する試合が後にならないと分からないことです。(優勝を左右する試合を予想は出来ます)
 で、今回、その欠点がもろに現れてしまいました。なんと、世界ランク1位のブラジルとランク2位のアメリカが初日で激突してしまいました。(3-1でアメリカの勝ち)非常にもったいないですし、もしこの2チームがランク通りの実力を発揮して、今後勝ち続けると、初日のこの試合が事実上の優勝決定戦だったという、何ともしまりのない大会になってしまいます。試合順は抽選だったのかもしれませんが、もう少し何とかならないものでしょうか?

 今大会は、第1戦以外はほとんど見ることができていませんが、日本はミドルブロッカー(センター)の井上と山本が故障で欠場が苦しい。
 初戦の先発センターがなんと山口。山口は第2エースまたはセッター対角の選手(今の言葉でいうと「ウイングスパーカー」)。身長は176センチと現代バレーのスパイカーとしては低い方です。その彼女をセンターに起用するのは無理があります。と言ったモノの、彼女は能力が高く、ブロックも決めていました。
 しかし、今後、日本が戦ううえでは、井上や山本に代わるセンターを育てる必要があります(大会終盤で急遽起用なら納得できます)。ここは、当然、岩坂(187センチ)を先発させないと彼女を全日本に入れている意味がありません。
 初戦のイタリアは、前回チャンピオンの強敵ですが、ここに勝たないと3位までの五輪出場権は遠くなります。江畑、荒木は頑張りましたが、木村がマークされて封じられたのが痛く、1-3で敗れてしまいました。イタリアの守備が予想以上に良く、ラリーで競り負けていました。
 勝てない相手ではなく、勝てるチャンスのあった試合だっただけに、痛い敗戦です。
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いちごにお客さん

2011-11-05 23:13:00 | いちご
 今日は、将棋を知らない母さん、K君、Nちゃんが遊びに来ました。
 母さん、K君とは将棋大会で何度も会っていますし、一度家に将棋を指しにいらっしゃったこともあります。Nちゃんは初めてなのですが、母さんのブログでいつも拝見しているので、とても初めてという気がしませんでした。
 初めてのお客さんで、いちごも緊張していましたが、「わあ、かわいい~。ちっちゃい」とおだてられ、抱っこされたりと、ちやほやされて、気分は良かったようです。
 仔猫用のえさとおもちゃと爪とぎセットなど、たくさんいただきました。もともと、世界体操を録画したDVDを取りに来られたのですが、いただき過ぎでした。
 「DVDとおあいこということで、DVD代はけっこうですよ」と上から目線の言葉。あとで考えると、こちらが全く足りていません。上がってもらいもせず店先で、写真ももっと気を利かせて、K君やNちゃんがイチゴを抱っこしているところを撮ってもらえばよかったと、反省しています。
 3人がいらっしゃっていた時は、いちごも緊張していたようですが、午後からは夢中になって遊んでいました。ありがとうございました。
 詳しくは、将棋を知らない母さんの記事で(手抜きだなあ)。


 今度は、私がにこちゃんに会いに行きます。
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25日経ちました

2011-11-04 17:07:55 | いちご
 いちごが来てから25日経ちました。

 今日、診察と6種混合ワクチンの予防接種を受けました。体重は前回10月25日(10日経過)より100g増えて950gになりました。生後2か月(推定)で平均的体重らしいです。拾った時のガリガリ状態からすると別人のようです。当時と比べると

こんな感じです。
 便にも寄生虫が見られず、順調です。麻痺は左前足に若干残っているとのことです。普段は違和感を感じませんが、時折、左前足をかばったり、左前足の運びが遅れたりします。


 誰もいないと座布団の上で寝ています。人がいると膝や背中に乗ります。

 何か標的を見つけたようです。


 お気に入りのおもちゃです。


 し、しまった、見つかった。


 ぶら下がっている紐が大好きなので、デジタルカメラの持ち手の紐を見つけると、「なんだ、なんだ」という感じで、向かってきます。


 捕まってしまいました。


 おすましポーズです。



 うさぎ耳バージョンです。


 ひと暴れした後、

 寝ます。
 この写真は、丸くなって寝ていますが、普段はもっと、ぐた~とした感じで寝ます。仰向けに寝ることもよくあります。
コメント (6)
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