古今和歌集 0635 2021-07-26 19:07:59 | 古今和歌集 あきのよも なのみなりけり あふといへば ことぞともなく あけぬるものを 秋の夜も 名のみなりけり 逢ふといへば ことぞともなく 明けぬるものを 小野小町 秋の夜が長いというのも名ばかり。愛しい人と逢っているときにはあっという間に明けてしまうのだから。 「ことぞともなく」は特段何事もなく、といった意ですが、ここでは意訳してみました。