古今和歌集 0640 2021-07-31 19:05:19 | 古今和歌集 しののめの わかれををしみ われぞまづ とりよりさきに なきはじめつる しののめの 別れを惜しみ われぞまづ 鳥よりさきに なきはじめつる 寵 夜明けの別れを惜しんで、私の方が鶏よりも先に泣き始めてしまったよ。 大納言源定(みなもとのさだむ)の孫とされる寵(うつく)の歌が 0376 以来の登場。このあともう一首、0742 にも入集歌があります。