おもひあまり こひしきときは やどかれて あくがれぬべき ここちこそすれ
思ひあまり 恋しきときは 宿離れて あくがれぬべき ここちこそすれ
思いあまるほどにあの人が恋しいときは、家を離れて身も心もどこかへ行ってしまいそうな心持ちがするよ。
第三句の「あくがる」は「上の空になる」「どこともなくさまよう」意で、本来あうべき場所から離れること。身体にも心(魂)にも使われます。現代語の「あこがれる」はもともとそういう意味なのですね。
おもひあまり こひしきときは やどかれて あくがれぬべき ここちこそすれ
思ひあまり 恋しきときは 宿離れて あくがれぬべき ここちこそすれ
思いあまるほどにあの人が恋しいときは、家を離れて身も心もどこかへ行ってしまいそうな心持ちがするよ。
第三句の「あくがる」は「上の空になる」「どこともなくさまよう」意で、本来あうべき場所から離れること。身体にも心(魂)にも使われます。現代語の「あこがれる」はもともとそういう意味なのですね。