あきかぜに はぎのしたばの いろづけば ひとりぬるみぞ こひまさりける
秋風に 萩の下葉の 色づけば ひとり寝る身ぞ 恋ひまさりける
秋風が吹いて萩の下葉が色づくと、一人寝の身はいっそう恋しさがつのることよ。
「萩の下葉」は万葉集以来しばしば歌に詠まれてきました。それが色づくのは、愛しい人の心変わりを象徴している、と捉えての詠歌が多いようです。本歌もその類でしょうか。
あきかぜに はぎのしたばの いろづけば ひとりぬるみぞ こひまさりける
秋風に 萩の下葉の 色づけば ひとり寝る身ぞ 恋ひまさりける
秋風が吹いて萩の下葉が色づくと、一人寝の身はいっそう恋しさがつのることよ。
「萩の下葉」は万葉集以来しばしば歌に詠まれてきました。それが色づくのは、愛しい人の心変わりを象徴している、と捉えての詠歌が多いようです。本歌もその類でしょうか。