星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

DURAN DURAN (デュラン・デュラン)

2005年05月26日 09時09分03秒 | 思うこと
ここ最近、活動が活発になってきています。
オリジナルのメンバーが揃って、昨年、アルバムをリリースしました。

仕事の移動の車で聴くFMからも、しばしば耳にします。
すると、20年前が蘇るときがあります。。

中学3年生の時のこと。
隣の座席の女の子。
少し大人びていて、ときどき中学校に真っ赤なルージュを塗ってきていて、でも、それが凄く似合っていた。。

カンペンケース、シャーペン、消しゴム、キーホルダー、持ち物は、デュラン・デュラン一色でした。ギターがとても好きで、授業中、いつもギターの弦を奏でるように指を動かしていました。そして、勉強は苦手で、数学しか勉強が出来ない僕は、ときどき解き方を聞かれて、彼女に教えていました。
"もっと勉強できる奴はいっぱいいるのに、どうして僕に聞くの?"って尋ねると"聞きやすいから"って、にっこり笑われたことを覚えています。

その代わり、洋楽のことをいろいろ教えてくれました。今まで音楽を聴くことがなかった僕には、とても新鮮な話ばかりでした。

その女の子が、ある時、夢を語ってくれました。
"ギターの腕を磨いて、英語を勉強して、UKに渡りたい。そこで、音楽をやってみたい。"
当時、中坊の僕には、壮大すぎて想像も出来ない夢でした。(海外に渡るなんて?UKってどこ?ロンドンって?)
口をぽかんと開けて、うなずくことしか出来なかったことを覚えています。

高校は別々になり、風の噂で、高校を中退し親の反対を押し切って、UKに渡ったと言うことを聞きました。中学の時から、バンドでベースを弾いている年上の彼氏がいて、その人を追い掛けてUKに行ったのだと聞きました。

そして、今。
僕は、エンジニアとしてここで仕事をしている毎日です。当時、英語が大嫌いで、UKに住むなんて想像すらしていなかったというのに。彼女は、ここで音楽を奏でることを夢見ていたのかなと思いながら、車を走らせています。

"PLEASE TELL ME NOW?" や最近のデュラン・デュランの曲がFMから流れると、思い出します。だって、20年前と今を比べて、デュラン・デュランは、リズムもサウンドも変わっていないのだから。
自分がすっかり老けてしまっただけ。。。