星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

淋しい思い

2007年03月12日 09時09分41秒 | 出来事
日本とは違って、こちらは、土曜日、日曜日とも、
ポカポカとした春の陽気でした。

土曜日は、パートナーと部屋の大掃除を敢行し2階の書斎、子供部屋、
ベッドルームの雰囲気はがらりと変わった。
今月の末にはベッドが届く。
シングルベッド二つとダブルベッドが一つ。
シングルは、僕と上の娘が使って、ダブルはパートナーと下の娘が使う。
ベッドの受け入れるスペースが出来て、ホッと一息。

日曜日も、暖かかったので、郊外の動物園に行って来た。
さすがに、訪れる人が多くて、大渋滞していたけれど、案外すんなりと入れて、
夕方まで、ひとしきり遊んで帰ってきた。

4時ごろに家に着き、一息ついて電話を見ると、
留守番電話が入っているのに気がついた。
日本の義妹からだった。

パートナーの実家で飼っていた猫が死んだらしい。
死因は老衰。
16歳だった。人間に例えると何歳になるのかわからないけれど。

パートナーは、慌てて実家に電話をしていた。
日本だと夜中の0時過ぎなのにも関わらず。

パートナーと上の娘は泣き崩れていた。
特に上の娘は、赤ちゃんの頃から可愛がっていたし、
可愛がって貰っていた猫だった。
感情の入り方が違うのだろう。

2週間前から食事がのどを通らなくなり、苦しんでいたのだそうだ。

上の娘は、ちょうど、2週間前から、
「ひいおじいちゃんの夢を見た。」
と、言って、何度も夜中に起きてきていた。
ひいおじいちゃんは、5年前亡くなったのだけれど、
肩車をして貰ったり、抱っこして貰った記憶が残っているのだそうだ。

「どんな夢を見たの?」
「おじいちゃんに、抱っこして貰ったり、
いっしょに遊んだりした夢。」
パートナーは、
死んだ人が夢に出てくるということは、何かのメッセージなのかも知れないと、
何度か、ひいおばあちゃんの家に電話を掛けていた。
ひいおばあちゃんは、
「自分もみんなも元気にしているよ。」
と、言っていた。
その時は、それで終わっていた。

今日の出来事で、パートナーは、
「きっと、ひいおじいちゃんが知らせてくれていたんだね。」
と、泣きじゃくる上の娘に話し掛けていた。


二人娘を家から送り出した義父は、その猫が心の拠り所だったから、
今でも、すっかり心が抜けてしまっているそうだ。

きっと、猫はみんなに囲まれて、幸せだっただろう。
ただ、残された者にとっては、ぽっかり穴が空いたようで、淋しい。


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3 コメント

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Unknown ()
2007-03-12 13:37:15
こんにんちは。
ちょっと珍しい時間におじゃまします。


猫ちゃん、16年生きたんですね。
前に獣医さんに聞いたんですが、猫は生まれてから「1年=人間の1年」という早さで成長していき、ある年数を過ぎると「1年=4年くらい」とゆるやかになるんだそうです。

16年となると、ちゃんと寿命をまっとうして天に召されたということになりますね。

でも・・・。
可愛がっていたその小さな存在がいなくなるって事は、誰にとっても淋しいし辛い。

ましてや上の娘さんにとってはある意味特別な存在だったでしょうし。
自分が子供の頃に同じ経験をした時のことを思い出してしまいます。


大人は多かれ少なかれ、そういう別れの辛さを経験してきていますが、小さな子供(特に感受性の強い子)にとっては、大きなショックだったりもして・・。


思うんですが。
ひいおじいちゃんには、近く猫ちゃんが息を引き取ることがわかってて、娘さんの夢に何度も出てこられたのかも。

娘さんがとても悲しむ事を知っていたから、心配していたのかもしれませんね。

娘さんがイメージ出来たらいいな・・って思います。
天国にいるひいおじいちゃんに抱っこされた猫ちゃんの姿。
ニコニコ笑ってるひいおじいちゃんの腕に抱っこされて、気持ちよさそうに喉をゴロゴロ鳴らしてる猫ちゃん。


食事が喉を通らなくて苦しんだという事ですが、こういうイメージをして「私と出会ってくれてありがとう。嬉しかったよ!」って言ってあげる事は、自分の淋しさや辛さを救うのと同じくらい、亡くなった猫ちゃんの苦しかった思いを溶かし去ってくれるものなんですよ。


生まれて13年目になるうちの猫ちゃんにも、いつかその時がきます。
でも、最後はそうやって送り出してあげようと決めています。
返信する
ごめんなさい、訂正です(((^^;; ()
2007-03-12 13:39:53
すみません!!
記事チェック前にエンターキーを押してしまいました。


猫は生まれてから「1年=人間の1年」
  ↓
「1年=人間の8年」です。 
返信する
ようこそ、珍しい時間に (ですとら)
2007-03-13 05:01:46

僕も中学の頃、可愛がっていた犬が死んだとき、
なんとも言えない、ぽっかり穴の空いたような淋しさが募ってきていました。

上の娘にとっては、父方(僕)の祖父、母方の祖父、のお葬式を
知っているのですが、若干2,3歳の時なので記憶があいまいなのでしょう。

しかしながら、猫に対しては、実家に戻るたびに、自分が可愛がっていたり、
逆に、猫に遊んで貰っていたりしたので、余計に感情移入しやすいのかも
知れません。

きっと、2~4歳の人間と、大人の猫の精神年齢が同じくらいなのかも。
まるで姉妹のように、じゃれあっていましたから。
上の娘は、猫に「お姉ちゃん、お姉ちゃん。」と、言っていたし、
猫の方も、上の娘が泣いていると、「泣いているよ。」って、パートナーや
僕の服を引っ張って、泣いているところまで引っ張っていこうとしていました。

言い方は悪いかもしれませんが、今度の別れも試練の一つだと思っています。
これから、いろんな別れを経験するでしょう。突然の別れも経験するでしょう。
でも、いつまでもくよくよしていられない。

今まで、触れ合ってきたことを、どういう風にして、「思い出」という形に
昇華して行くのか、そっと見守っていきたいと思っています。

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