北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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24年前を思い返して(その1)

2008-08-15 22:07:33 | 特撮作品鑑賞
購入から1週間。
「超電子バイオマン」のDVD第1巻。とりあえず第11話まで見終えたので、今日はその感想など。


http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/bioman.html


バイオマンがスタートしたのは、私が小学校4年生から5年生になろうとしていた時期。
当時愛読していた「テレビランド」で、最初にバイオマンの特集を読んだ時、子供心にすごく斬新なものを感じたのを覚えている。
とりわけそれを強く感じたのが、「レッドワン」「グリーンツー」・・・という名前。
「○○レッド」「○○グリーン」という名前にどこか慣れていたいたこともあったせいか、それだけで、「何かが違う」と子供心に感じていた。
そんなことを思い返しながら、24年ぶりに第1話を見てみたが、各自のネーミングもさることながら、名乗りの簡略化や、敵の怪物が巨大化せず、いきなり巨大ロボが登場するというシチュエーションなど、今見ても、やっぱり何かが違うように感じた。

しかし、それまでの作品と大きく異なる点の中でも特筆すべきは、バイオマンを語る上で欠かせない要素の1つである、初めて女性が2人になったという点か。
23年前、放送終了後に徳間書店から発売された、「パーフェクトマニュアル」というシリーズのムック本の中に、東映の鈴木武幸プロデューサーのインタビューが掲載されているが、当時それを読んですごく印象に残っていたのが、
「女の子の視聴者から、『女だからって、ピンクが危ないのをレッドが助けるというのはやめてほしい。ピンクがレッドを助けるシーンというのも作ってほしい』という声が多数寄せられていた。」
という談話。
これは、私も正直「そうだよなあ・・・」と常々思っていたのだけど、それを念頭において見返してみると・・・あれれ、第2話の戦闘シーンで、イエロー&ピンクのピンチを男3人が助けるシーンがあるではないか。
このシーンは、見ていて、思わず「えっ、何それ?」って口にしてしまったのだけど、今後、第2巻以降の展開でどんな風に描かれているか、その辺も楽しみの1つかなと思う。

そんなダブルヒロインの1人、初代イエローフォー=小泉ミカは、第10話という早い時期に、敵の猛攻によって命を落としてしまったが、この回に関しては、子供の頃から、強く印象に残っていた点が2つあった。
1つは、サブタイトルがコールされる時のBGMが、他の回と違っていたこと。
正直、DVDを見るまで、「記憶違いだったかなあ・・・」なんてこともうっすらと思っていたのだけど、そうではなく記憶どおりだったことが確認できてホッとした。
そしてもう1つは、この回では、殉死編であるにも関わらず、素顔のミカが回想シーンでしか出てこないという点。
今にしてみれば、その理由は、恐らく、色々と噂されている交替劇の真相にあるのではないかと思う。私もその辺は色々と聞いてきたが、仮にその噂が事実だったとしても、24年も経っている今、それはもう語るまいと思っている。たとえ僅か10本でも、初代イエローフォー=小泉ミカが、戦隊シリーズ初のダブルヒロインとして、歴史にその名をしっかりと刻んだことには変わりないのだから。

そして、そんなミカの死後、彼女の生まれ変わりのように颯爽と現れた、2代目イエローフォー=矢吹ジュン。
そんな彼女の登場編は昨日見たのだけど、初登場のシーンを見て、思わず「えっ?」と思ってしまった。
それは、ロケ地として使われていたのが、今まで2回行ったことのある、お台場の「潮風公園」だったから。
この公園は、後に「電磁戦隊メガレンジャー」のOPでも使われたり、近年の作品でもたまに登場している伝統あるロケ地なのだが、よもやそんな以前から使われていたとは思わなかった。
これはもう、また行って、詳しく確認してくるしかないですな。(笑)

ロケ地で言うと、第1話の冒頭で登場した、「テクノトピア21」という未来都市は、これまた近年でもよく登場する、茨城県つくば市の「つくばセンタービル」周辺だったのも印象に残った。
ここも、ぜひ一度行かねばと思っている場所の1つなので、いつか必ず実現させようと思う。

他にも色々とあるのだけど、とりあえず今回はこの辺で。
これから12月にかけて続々とリリースされていく中で、子供の頃に感じたことを再確認したり、逆に、当時は気がつかなかった新しいことを発見したりといった具合に、楽しみながら見ていきたいです。
コメント (2)
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