北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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考えさせられたこと

2008-08-23 19:44:56 | 気になるコト
「ウルトラセブン」第39話「セブン暗殺計画(前編)」にこんなシーンがある。

フルハシ隊員「(ウルトラ警備隊本部の警報装置が作動したのを見て)デマだデマ、ほっときゃいいんだ。」

キリヤマ隊長「フルハシ!そう簡単に決め付けちゃいかん!例え1000回の通報が1000回とも嘘でも、出動するのが我々の義務じゃないか!」

フルハシ隊員「は・・・申し訳ありません。」

解説すると、この回の冒頭から、警備隊本部の警報装置が作動したのを受けて現地へ飛んだところ、何ら異常が確認されなかったということが幾度か続いていたため、フルハシ隊員は、「どうせまた・・・」という気持ちで上記のような発言をしたのだった。
この、「警報装置が作動したのに何の異常も見られなかった」というのは、実は、セブン暗殺を企てる、ガッツ星人の巧妙な罠だったのだが、事情がどうであれ、地球防衛という重大な任務に就いている立場上、キリヤマ隊長の叱責と考え方は、全くもって当然のものと言えよう。
フルハシ隊員も、その辺を瞬時に悟ったからこそ、素直に反省の言葉を口にしたと考えてよいと思う。


車水没死現場に消防出動せず、119番通報を誤認…栃木(読売新聞) - goo ニュース


このニュース、読んでいてすごく考えさせられた。
このケースは、デマと決め付けたとかではなく、他の通報と混同していたというものだったそうだけど、
同じような内容の通報が2回3回と繰り返し入った場合、仮にそれが同じ事件に関するものだったとしても、最低限何らかの形で確認を取ると言うのは、通報を受けた側の義務であろうと思う。
ましてや今回の場合、1人が亡くなっているわけで、これは、「混同してました」では済まされないだろう。
通報が入った時、現場でどんなやり取りが交わされていたのかは知る由もないが、せめて、↑のキリヤマ隊長と同じ気持ちで取り組んでいてくれたら・・・と思わずにはいられない。

私も公務員の端くれとして、住民から色々と情報提供されたりすることもあるので、その際には、しっかりと確認するという基本を怠ってはいけないのだということを、改めて考えさせられたニュースでした。
コメント
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