北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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記事を読んで考えた

2009-07-09 22:01:27 | 日々のもろもろ
たまたま読んだスポーツ新聞の片隅に、こんな記事が載っていた。

ある高校の野球部に、規定によりベンチ入りはできないものの、男子部員と一緒に汗を流す女子部員がいる。
ある日のこと、男子部員達が、同じようなミスを連発したり、緩慢なプレーが目立つのを見かねた女子部員が、こんな言葉で檄を飛ばしたとのこと。

「何で試合に出られる人が頑張らないんだ!」

この一言に、男子部員の中には、涙を流して反省する者も出、その後徐々にチームは結束力を高め、今日に至っているという。

読んでいて、凄くいい話だなあと思った。
何故ならば、野球に限らず、どんな分野にも共通して言える話だと思うから。

今自分が置かれている状況、仕事でもプライベートでも色々あると思うけど、それは、努力の結果勝ち取ったことだということもあれば、何となく成り行きでそうなっただけということもあるかもしれない。
仕事でもプライベートでも、努力の大切さはわかっていても、今の自分に満足してしまい、ついつい努力を怠ってしまうということは、人間なら誰しもあると思う。
でも、そうではいけない。
今自分が置かれている状況が、自分にとって、多少なりとも満足のできるものだとすれば、そういう状況にあることに対する感謝の気持ちってのは、絶対に忘れてはいけないと思う。
仕事で大きな目標を達成したり、周りよりも早く出世したりすると、途端に態度がでかくなって、周りを見下したり、傲慢な態度を取ったりする人が、言っちゃなんだけど、うちの職場にもいるんですよこれが。

先月、ある人とのメールのやり取りの中で、思いがけず(と言ったら相手に失礼なんだけど)、感謝の気持ちを伝えられたことがあったのだけど、私も、その人に対する感謝の気持ちは以前から持っていつつも、それを今まで言葉や態度で示すことが出来ずにいたので、すぐに返信をして気持ちを伝えたということがあった。
自分を引き合いに出して言うのもなんだけど、この相手とは、今後もずっといい関係を保っていけそうだなと、今では感じている。

冒頭の記事を読んで、本当に色々考えさせられました。
この高校の男子部員達も、自分達が野球をできることに対する感謝の気持ちを持ったからこそ、結束力を高めることができたのだろうと思う。その気持ちを忘れずに、「甲子園」という大きな目標に向かって頑張ってほしいもの。
自分も、もうすぐまた一つ年齢を重ねるのだけど、次の一年は、この「感謝」ということを忘れない年にすることを目標にしてみるのもいいかもしれません。
コメント (2)
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