「トリック」劇場版、観てきました。
映画館なので声を出して笑うことはできないけれど、まあ今回も、笑えるシーンの多いこと多いこと。
上手く作るよなあと感心しながら観ていました。
私が思う「トリック」の魅力は、ストーリー構成もさることながら、随所に散りばめられた「小ネタ」の数々。
今までで一番「おぉ!」と思ったのは、4年前に公開された劇場版で、片平なぎささん演ずる霊能力者が、はめている手袋を、もう片方の手を使わずに口で加えて脱ぐシーン。
そう、あの「スチュワーデス物語」でおなじみのシーンの再現なのだが、今回も、ゲストに因んだ小ネタには、大いに楽しませてもらった。
まず、メインゲストである、松平健さん。
演じている謎の男・鈴木玲一郎が、「あの時代劇」よろしく白馬に乗るシーンがあったり、劇中で唱える不思議な呪文が、一世を風靡した「あのヒット曲」のタイトルを逆さにしたものだったりと、ファンの人でなくても一発でわかりそうな小ネタが用意されていた。
次に、同じくメインゲストの佐藤健さん。
3年前に、「あの特撮ヒーロー」で大ブレイクした役者さんだけに、何かないかなあと期待していたら、案の定あったのが、あの番組の中で、「赤い怪人」に憑依された主人公が放つ、「あの決め台詞」。
これは正直、「そこまでやるか」って感じでした。
そんな中、一番嬉しかったのが、鈴木玲一郎の若かりし頃の恋人であった霊能力者を演じた、三浦理恵子さんの小ネタ。
理恵子さんと言えば、かつて私も大ファンだった、「あのアイドルグループ」の一員だったということで、ファンとしては、当然何かあるはずと期待していたら・・・、やっぱりありました。
それも、霊能力者が放つ呪文の中に、「あのグループ」の名前がそのまま盛り込まれているという、ファンにとっては正に大サービスとも言える展開で、これはもう満足度100%。
もう一つ、劇中で、高そうなブランドもののバッグを手にするシーンがあったのだけど、そのブランドが、「あのグループ」と同じ名前の人が創始者ということで、これは、「隠れ小ネタ」ということになるのかなと思いました。
とまあ、私が気付いたのはそんなところだけど、松平さんはともかく、佐藤さんと理恵子さんの場合は、知っている人でなければ気付かないであろうネタなので、他にも、私が気付かない小ネタが幾つか(沢山?)あったのだろうと思っている。
そんなわけで、とにかく、2時間があっという間だった、楽しいシーンの連続。
時間ができたら、もう一回ぐらい観に行っちゃうかもしれません。