北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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爆笑小ネタ炸裂!

2010-05-22 21:49:31 | 映画



「トリック」劇場版、観てきました。
映画館なので声を出して笑うことはできないけれど、まあ今回も、笑えるシーンの多いこと多いこと。
上手く作るよなあと感心しながら観ていました。

私が思う「トリック」の魅力は、ストーリー構成もさることながら、随所に散りばめられた「小ネタ」の数々。
今までで一番「おぉ!」と思ったのは、4年前に公開された劇場版で、片平なぎささん演ずる霊能力者が、はめている手袋を、もう片方の手を使わずに口で加えて脱ぐシーン。
そう、あの「スチュワーデス物語」でおなじみのシーンの再現なのだが、今回も、ゲストに因んだ小ネタには、大いに楽しませてもらった。

まず、メインゲストである、松平健さん。
演じている謎の男・鈴木玲一郎が、「あの時代劇」よろしく白馬に乗るシーンがあったり、劇中で唱える不思議な呪文が、一世を風靡した「あのヒット曲」のタイトルを逆さにしたものだったりと、ファンの人でなくても一発でわかりそうな小ネタが用意されていた。

次に、同じくメインゲストの佐藤健さん。
3年前に、「あの特撮ヒーロー」で大ブレイクした役者さんだけに、何かないかなあと期待していたら、案の定あったのが、あの番組の中で、「赤い怪人」に憑依された主人公が放つ、「あの決め台詞」。
これは正直、「そこまでやるか」って感じでした。

そんな中、一番嬉しかったのが、鈴木玲一郎の若かりし頃の恋人であった霊能力者を演じた、三浦理恵子さんの小ネタ。
理恵子さんと言えば、かつて私も大ファンだった、「あのアイドルグループ」の一員だったということで、ファンとしては、当然何かあるはずと期待していたら・・・、やっぱりありました。
それも、霊能力者が放つ呪文の中に、「あのグループ」の名前がそのまま盛り込まれているという、ファンにとっては正に大サービスとも言える展開で、これはもう満足度100%。
もう一つ、劇中で、高そうなブランドもののバッグを手にするシーンがあったのだけど、そのブランドが、「あのグループ」と同じ名前の人が創始者ということで、これは、「隠れ小ネタ」ということになるのかなと思いました。

とまあ、私が気付いたのはそんなところだけど、松平さんはともかく、佐藤さんと理恵子さんの場合は、知っている人でなければ気付かないであろうネタなので、他にも、私が気付かない小ネタが幾つか(沢山?)あったのだろうと思っている。

そんなわけで、とにかく、2時間があっという間だった、楽しいシーンの連続。
時間ができたら、もう一回ぐらい観に行っちゃうかもしれません。
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古寺めぐり

2010-05-22 12:42:08 | 道外旅行記
山陽冒険記最終章、尾道編。
写真の数が多いので、数回に分けて紹介します。





まずは、拠点となった、JR尾道駅。
それほど大きくはないけれど、観光地だけあって、人の出入りは激しい所でした。





尾道では、まず徒歩で、「古寺めぐり」へ。
全部紹介するとキリがないので、印象に残った所をピックアップします。





浄土宗のお寺、光明寺。
承和年中(834~847)に、円仁によって開山されたお寺で、元々は天台宗のお寺だったが、1336年に浄土宗に改宗されている。





ここで印象に残ったのが、この、「第十二代横綱 陣幕久五郎の手形」。
この横綱は、出身は現在の島根県であるが、19歳の時に、尾道の力士に弟子入りしたことがきっかけで江戸に出て、20年後、39歳にして横綱となり、引退までの勝率は実に94.6%を記録したという名力士。
彼の偉業が縁となって、尾道市と、出身地である、現在の島根県東出雲町とは、平成6年5月30日に「産業文化友好交流都市」の盟約を結んでいる。
「陣幕」の名は、平成3年に引退した横綱千代の富士が襲名したことで有名になったことは、20年近く前とはいえ、まだ記憶に新しいところかと思う。





続いては、この三重塔。








曹洞宗のお寺、天寧寺。
貞治6年(1367年)、足利尊氏の遺言により、室町幕府二代将軍足利義詮が建立したお寺である。
先の三重塔は、室町時代の嘉慶2年(1388年)の建立で、元禄5年(1692年)に、五重塔の四・五層を撤去して三重塔に改築されている。

尾道と足利家の関わりは深く、建武3年(1336年)2月、足利尊氏は、後醍醐帝の軍に破れて西走の途中尾道に入り、浄土寺に参籠し、戦勝挽回を祈願する。また、瀬戸内海の地理に明るく、強力な海上輸送力を持つ尾道の豪商達を味方につけたとされている。
彼等の水先案内によって九州に渡り、九州多々良浜の決戦に大勝した尊氏は、東上の途中、尾道で浄土寺に再び参籠し、戦勝の御礼と今後の加護を祈願する。その後、湊川の戦いに劇的な勝利をおさめ、幕府を開いた後、尾道の豪商等への報奨として自由な交易を認めるなどの便宜を図ったとされている。








ここで圧巻なのは、何といっても、この「羅漢堂」。
五百羅漢ということで、同じような堂は全国にも幾つかあるが、改めて見ると、圧倒される思いが強い。
特に信心深くなくても、惹きつけられるものがありました。





最後に、境内に咲く花を二枚ほど。





いつもそうだけど、遠方へ旅すると、北海道と少し季節がずれているので、この時期北海道では見られないという花に出会うことが多く、それだけで心癒されるものを感じます。
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岩を登れ!冒険スピリッツ

2010-05-22 12:41:28 | 道外旅行記



尾道の古寺めぐりで一番長く滞在したのが、「千光寺」。
真言宗のお寺で、大同元年(806年)に空海によって創建され、源満仲(多田満仲)によって再興されたとされているが、歴史の詳細は判然としていないらしい。





本堂で並ぶ人たち。
私も、またまた御神籤を買い、結果は小吉でした。








本堂を離れると、このような場所に辿りついた。
「鎖修行」・・・、一体・・・?





そう、この鎖に足をひっかけて、岩を登っていくという趣向。
これはもう、チャレンジしないわけにはいかないでしょうということで、冒険心を掻き立てられた私は、100円の修行料を納めて、早速チャレンジしました。





写真でも何となくわかると思うけど、結構鎖の穴が小さいんですよ。
これに上手く足をかけ、さらに鎖の上部を握りながら登っていくのだから、結構大変です。
因みに、出発点の立て札には、「万一事故があっても責任は負いません」と書いてあります。





ようやく最後の岩へ。
これを無事に登りきり、何とか頂上へ到達したけど、時間的にはそれほど長くなく、もっとやりたかったなあというのが正直な感想でした。
これを機に、クライミングに目覚めたりとかしちゃったりして?(興味は前からあるんだけど)





本堂の近くにある「三十三観音堂」。
関西一円の西国観音霊場の各札所の御本尊、観世音菩薩33体が祀られ、ここにお参りすると西国観音霊場を巡拝したのと同じ功徳があると伝えられている。

写真は、お堂の正面にある、「百八煩悩滅除大念珠」。
幸せを念じながらゆっくりと引くと珠が上から落ちてカチカチと音がして、この音で苦しみの根源である煩悩を打ち消して、観音様の御守護が頂けると言われています。





ゆっくりと引き、一周して、写真に写っている赤い珠が出てきたら、そこで終わり。改めて、幸せを念じます。
具体的に何を念じたかは・・・、





参道を歩いていると、このような物を見つけた。
干支のご本尊とのこと。





丑年と寅年のご本尊である「虚空菩薩」。
自分は丑だけど、寅の人の分も合わせて願いを捧げました。
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