先日発売された「仮面ライダーW」のキャラクターブック、「忘れないでくれ、相棒」。
先週の放送で、最終回を前にしてフィリップがこの世から姿を消し、迎えた最終回は、それから一年後の風都が舞台ということだったので、この本のタイトルも、正にそんな展開に相応しいと思っていた。
で、その最終回なんだけど・・・、
あれれ、翔太郎の横にいるのは・・・?
フィ、フィリップ?
若菜姫はどうした?死んだはずの琉兵衛や冴子お姉さままで・・・?
というわけで、再びWに変身して戦う翔太郎とフィリップ。
ミュージアムの野望が潰え、この世を去った琉兵衛達が、地球の未来を、息子である来人=フィリップに託すという展開。
賛否両論はあると思うけど、「地球に選ばれた家族」である園咲ファミリーの家族愛を描ききったという点で、私は、Wらしい最終回かなと思った。
来人との別れのシーンで、泣き崩れる若菜姫を、これまで険悪な関係にあった冴子お姉さまがしっかりと抱きしめたのもよかったし。
悪が滅んでめでたしめでたしとなるのではなく、これから先も、風都を守って戦い続ける、「二人で一人の」仮面ライダー。
その姿を最後まで描ききり、今後ということも期待させてくれる形で終ったのは、すごくよかったと思う。
写真は、ラストシーンのロケ地として登場した、お台場の「夢の大橋」。
私の大好きなロケ地の一つが、最後にこうして登場して、凄く嬉しかったです。
それにしても、ミュージアムの野望が潰えても、ガイアメモリを不正に流通させて、風都の平和を乱そうとする連中が後を絶たないとは・・・。
86年に放送された「時空戦士スピルバン」の主題歌に、「あきれちまうぜ 悪ってやつは、倒して倒して倒しても消えないぜ」というフレーズがあるのだけれど、そんなフレーズを思い出しちゃうような終わり方も、なかなか面白いものだなと思いました。
続編、どこかで制作されないかな・・・?