ちょっとショックな話。
今年の「高校生クイズ」北海道大会は、STVという、日テレ系ローカル局の本社と同じ建物の中にある「STVホール」というホールで開催されるらしい。
それの何がショックかって?
このホールは、テレビとかラジオの公開放送も行われる場所ではあるのだが、ホール自体はそれほど大きいものではなく、収容人数は、公式発表で468人とのこと。
つまり、そのホールに入りきるほどの人数しか集まらないほどに、参加者が減ってしまったということになるのだろうが、このことに関して、番組の公式HPを見ると、「各会場のキャパシティを超えるおそれが出た場合は、応募を締め切ることがあります。」なんて書かれてある。
こんなこと、私達の頃は考えられなかったので、ショックと言うか信じられないと言うか・・・。
私が出場したのは第9回~第11回(1989年~1991年)だけど、私が参加できるようになる前年の第8回大会には、実に2,411チーム、7,233人もの高校生が全道から集まっていた。
私が出場していた時は、第9回が5,000人台で、第10回と第11回は4,000人台だったと記憶している(初めて北海道から優勝校が出た第10回は、1,440チーム4,320人だったのを覚えているが、後の二回は正確な人数は忘れてしまった)が、それでも、会場となった札幌の野幌森林公園や前田森林公園に集まった高校生の熱気は物凄く、その雰囲気たるや、集まった高校生の数が1万人にも2万人にも見えてしまうほどのものがあったと言っても過言ではなかったと思う。
いつからか、1チームの人数が3人から2人に減ってしまったそうなので、単純に総参加者数だけでどうこうは言えないのかもしれないけど、それにしたって、私達の頃からすれば信じられないような激減であることに変わりはないので、やっぱり寂しいと思う。
公式HPを見ると、関東大会の開催会場も、蒲田にある「片柳アリーナ」という場所になっていた。
ここは収容人数4,000人程度だそうだけど、私達の頃は、西武球場(当時。現「メットライフドーム」)に、それこそ何万人という高校生が集まっていたことを考えると・・・ね。
それでも、今回「おぉ!」と思うのは、九州南部ブロック(私達の頃は、九州7県は一つのブロックだった)の会場が、熊本城二の丸広場になっていること。
ここに集まる高校生の熱気が熊本の復興を後押しし、ここを勝ち抜いて全国大会に出場した高校生が、その思いを背負って全国の強豪と対決するという展開は、夢と希望があって面白そうだ。