FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

20190715

2019-07-15 06:00:37 | どうでもいいこと
民間療法
で、吸角ってのがあります


吸角検索


wikipediaによると
「ガラス容器(吸い瓢、吸いふくべ、吸角)にアルコール類を入れて燃やして皮膚にあてると吸いつき、その身体部分がうっ血状態になり、それが治療に役立つと信じられているもの。 」
とあります。
うっ血状態になる??
うーんコレマッサージの逆なんですよね
マッサージは押し込むだけだけど
凝っているところを吸い出すのでマッサージとは逆の動きになって
さらに、マッサージは指が入るのが1cmくらいだけど
吸い出す量はもっと大きくなるので、気持ちがいいんですよ

すいふくべとも言って
茶碗に小さな紙片に火をつけたのを入れて
体にかぶせる。
すると中の気圧が低くなるので吸い上げられるのね
紙片が大きすぎると火傷します(笑)
この療法
ロマン・ポランスキーの映画にも出てきます

映画は「ロマンポランスキーの吸血鬼」

この映画、かわいらしいアニメのオープニングなんです

The Fearless Vampire Killers, or Pardon Me, But Your Teeth Are in My Neck
という長い原題
Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb
(博士の異常な愛情)といい、長い題名のムーブメントでもあったんでしょうか
それに、このオープニング
ポランスキー監督は
”それはマイバージョンではない”
といったとか、言うハナシを和田誠さんの本で読みました。

編集の段階で付け足されたんですかね。
当初は日本向けだけなのかと思いましたが
調べてみると海外公開版にもあるみたいなので
日本で付け足されたわけではないようです。
面白映画なんですが、なにより
シャロンテートがすごく綺麗。
まあポランスキーはこの後彼女と結婚するんですが
シャロン・テートさんは、チャールズ・マンソンとその信者によって
悲劇的な事件にまきこまれて亡くなってしまいます。

おっと脱線しました。
でこの吸角、三稜鍼と言う鍼で皮膚を切って
血液を出すという刺絡という施術があるのですが
刺絡学会というところが
皮膚に鍼を刺すか小さく切開して、指で絞る(このほか負圧にした小さなガラス容器を吸い付かせるなども)などして血を少量出すだけの、瀉血とは考え方も方法も(加えて排出される血の量も)異なる方法だとしている。
にもかかわらず、上の画像検索のリンクをたどると
瀉血と同じように扱っているところが多いのはいかがなものか。
鍼灸医だったワタシのおじによると
”悪い血を出すのが目的じゃなくて
 血が出ればそこに血液が流れ込んでくるので
 血流をよくするのが目的”
と言っておりました。
刺絡については勝海舟が自分自身によく行ったと
記録にあるようです。


でなぜか、この吸角の道具が家にあります
ゴムホースが劣化しています
いろいろ検索したのですがスペアパーツの入手が困難なので
シリコンチューブを買って
交換してみました


左右がオリジナル、真ん中が交換したもの

吸い込むポンプのチューブも交換

こんな風につなげる
肩が凝ったときなんかこれですってやると
筋肉が動くようになって
楽になります。
刺絡は怖いのでしません(笑)


コメント
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