NYと本屋とワタシ
朝7:15に家を出て9:15の朝一の回の映画を見た。
んだけど、今日はその話ではなく
飯喰って、街歩いて、風呂入って時間調整して
17:15からもう一本、どうしても、これは見たいと思った映画であります。
ブックセラーズ 原題 THE BOOKSELLERS であります。
もうね NYと古本の話ですよ
見ないわけにはいかないじゃないですか
ここで言う ブックフェアというのは 古書の展示会
神保町の古書センターでやっているような即売会のはなし
ブックフェア
のはなしは上のリンクから
探していて、たまたま、見つけたときに喜びは何とも言えないです
ワタシの場合は古本で古書とはまた違って
この映画で取り上げられているような
奇観本とは全然違うんですけどね
書店にいることが多い猫
なんでだろう
わが心のふるさと NYのストランドブックス
なにせNYで最初に買い物したのがこの店
ストランドブックスはかっこよくて、品ぞろえが素晴らしく
感激しました。
ワタシが訪れたのは20年前の2000年でしたが
当時すでにストランドブックスしかなかったと思う。
ネットはまだ普及していなかった。
これがいま80店舗ですって
老舗の小さな絵本専門店「街角の小さな本屋さん」が閉店したのは1998年
ここ再開したんだっけ?してないよな
東京はNYよりずっと大きな街だけど
減っているとはいえ本屋の数はこんなものじゃないよね
アメリカと日本の書店業界の違いは
再販制度があるかないか
アメリカにはない
日本では再販制度があるので、店頭にない本でも
取次からとれるし、場合によっては取次経由で出荷先の書店の店頭在庫を
引き上げて、取り寄せてもらうことだってできる。
アメリカには、再販制度がないのでバックナンバーは古書店で探すしかない。
でもそのわりには、古書店が発達しているという印象はないな
意外だったのは カバーの扱い
ひょっとしたら字幕の翻訳違いかもしれないけど
カバー(字幕ではブックカバー)は家に持って帰るまで本を保護するもの
帰宅したら捨てられる
え?まじ
このブックカバーってのは、各書店で用意している紙のブックカバーかな
まさか、本のカバーじゃないよね
で、上の話になるんですよ
80年代まではカバーに価値を見出していなかったって
ところが今は、カバー付きなら価格が全然違う
マジでカバー捨ててたのかな
日本では古本の状態を表す言葉に、カバオビというのがあって
カバーも帯も付いている、ということです。
古書の世界ではこれがないと価格が一段も二段も落ちます
で、いまプリンターのいいのがあるので
これの偽物を作ってカバオビ状態を偽装するのだそうです
日本ではそんな扱いをされているのに!!
アメリカは捨ててたのか
各書店のカバーもYAHOO/GEOCITIESにブログサービスがあったころ
よくまとまったページがあったけど
今無くなってしまった。
この方はフラン・レボビッツさん
本の上にグラスを置く行為についてのコメント
この方、作家でエッセイストなんだけど
エドナ・モードのモデルじゃないかな
あと NCIS LAのHenrietta "Hetty" Lange ヘンリエッタ
大笑いしたのは
「一冊の本のために。命をかけ、ともを裏切り、盗みまでする人を、ワタシは知っている」
ということば
古書マニアというのは洋の東西を問わずなのだなと
ここら辺の話は唐澤俊一先生の古本マニア雑学ノートに詳しいです
NYの向こうを貼るわけではないけど
東京は古書会館が3つもあって
月に一度、そのうちの一つでは毎週は即売会が催されていて
それ以外にも、毎週どこかで古書の市が立つ
OLD BOOK CITYなのですが
これを取り上げたとしても
日本の作家ではこんなにかっこよくならない
というかこんなドキュメンタリーが成立しようがないのが
日本の映画界悲しいところ
がんばれよ
ドキュメンタリーなのでこれと知って筋立てもないですけど
楽しい映画でした。
CERTAINLY!
こいでさま
やっぱ、あの入れ物はNGですよね
たぶん、唐揚げを始めてそれを3つくらい入れるのを前提にしていると思うんですが
アジフライは美味しかったけど(笑)
映画のお話に急に「ヘンリエッタ・ラング」の名前とそっくりな方が!
古い本と猫はセット
ネズミ避けですね