広島カープ球団初の国立大出身選手の育成・育成ドラフト2位・佐藤啓介内野手(22)が支配下選手登録を目指してアピールを続けている。1年目の今季はここまでウエスタン・リーグでは主に「1番・二塁」として30試合に出場し、打率・381(97打数37安打)、1本塁打、7打点。同リーグで打率、出塁率、得点圏打率トップと活躍が目立つが、期待の若ゴイは一喜一憂せず、高みを見据えた。
「大学時代とは違い、毎日試合がある中で、練習で修正は少しずつしかできない。相手投手がいることなので、打席の中で崩されたりはあるが、自分の中でやることを決め、それをブレずにやり続けることはできる。継続していくことで結果やパフォーマンスが出せるのかなと思う」
佐藤が開幕から続けていることはシンプルだ。春季キャンプの頃はプロの投手の速球に苦戦。対応するべく、「打席に入って、構えるまでの準備を大事にして、スッと構えることを意識した」といい、自分主導を心がけた。その意識付けが結果にも反映されている。
新井2軍打撃コーチも佐藤の能力の高さを評価した。
「彼のたけているところは2つある。まずは顔が(投手の方に)寄らない。前後左右に動かない。もう1つはきれいに軸で回転できるところ。そうすることでバットが体から離れないし、手で打たずに、腰の回転でしっかり打てるから球を近くまで呼び込めるし、(コンタクト率も)上がる」
これらの技術に加えて、「走塁面でも、アウトになっても果敢に盗塁をしたりとか、“こういうのをやっていこう”と言ったら、すぐに実行して、それを続ける能力はたけている」と同コーチは目を細めた。
高校卒業後は「私立では実力的に難しいと思っていた。国立大に行けなかったら野球は辞めようと思っていた」という佐藤。高3夏の大会が終わってからは野球を封印して、勉学に集中。唯一受験した静岡大に進学できたことで、プロの道も開けた。一度決めたことを継続するのは野球だけでなかった。
12球団1、2を争う猛練習の体で覚えさせる広島カープ、初の国立大出という異色さが魅力な選手です。今後のプロ野球は知能が重要な能力の一つになりそうです。
佐藤 啓介 | 打率.381 | 試合30 | 打席数115 | 打数97 | 安打37 | 本塁打1 | 打点7 | 盗塁5 |
今年も広島カープの外国人選手は活躍出来ていません。外国人は年俸の高さと成績が概ね一致するようです。
ロベルト・オスナ | ソフトバンク | 投手 | 10億円 | 49試 3勝2敗 12H 26S 防0.92 | A |
タイラー・オースティン | DeNA | 内野/外野 | 4億3600万円 | 22試 率.277 0本 6点 | B |
グレゴリー・ポランコ | ロッテ | 外野手/DH | 4億円 | 125試 率.242 26本 75点 | A |
ドミンゴ・サンタナ | ヤクルト | 外野手 | 3億6500万円 | 136試 率.300 18本 66点 2盗 | A |
ドリュー・バーヘイゲン | 日本ハム | 投手 | 3億5000万円 | 2A:1試 0勝0敗 防9.00 MLB:60試 5勝1敗 防3.98 |
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