中国の人工知能(AI)スタートアップ「DeepSeek(ディープシーク)」は1月27日(米国時間)、マルチモーダルAIモデル「Janus-Pro」をオープンソースで公開し、70億パラメーターの「Janus-Pro-7B」が「GenEval」と「DPG-Bench」のベンチマークで米OpenAIの「DALL-E3」や英Stability AIの「Stable Diffusion」を上回ったと発表した。
Janus-Proは、同社が2024年10月に発表したマルチモーダルAIモデル「Janus」の進化版で、短いプロンプトによる生成性能が安定し、より美しく緻密な画像を生成できるようになった。また、簡単なテキストを生成する機能も備えており、画像に示されたランドマークやテキストを基に解説を加えることも可能だ。すでに多くのユーザーがJanus-Proを試し、その結果をX(旧ツイッター)で報告している。 Janus-Proの公開に先立つ1月20日、DeepSeekは推論モデル「DeepSeek-R1」の正式版をリリースした。低い訓練コストでOpenAIの推論モデル「o1」に匹敵する性能を実現している上、完全無料のオープンソースだったことが業界に衝撃を与えた。1月にリリースしたモバイル向けAIアシスタントアプリは米国のApp Storeでダウンロード数1位となり、長くトップに君臨してきた「ChatGPT」からその座を奪った。 DeepSeekの成功で、AI開発の最前線である米国のテックコミュニティに激震が走っている。高価なGPU(画像処理半導体)を大量に使用しなくても高性能なAIモデルを開発できることが分かったからだ。Janus-Proの発表は株式市場にも影響を与え、1月27日には米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の株価が一時17%下落した。
問題点は山積みのようですが、価格が10分の1では中国の人工知能(AI)スタートアップ「DeepSeek(ディープシーク)」が勝利を収めると考えた方が良いかもしれません。
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