巡礼の十徳 (A)
「①三悪道(地獄、餓鬼、畜生)に迷わず
②臨終正念なるべし
③順礼する人の家には諸仏影向あるべし
④六観音の梵字、額にすわるべし
⑤福智円満なるべし
⑥子孫繁栄すべし
⑦一生のあいだ僧供養にあたるなり
⑧補陀落世界に生ず
⑨必ず浄土に往生す
⑩諸願成就するなり」
巡礼の十徳(B)
1.末代の衆生信心あって、一度巡礼すれば、たとえ極悪罪人た . . . 本文を読む
仏説父母恩重経
かくの如く われ聞けり。
あるとき、仏、王舎城の耆闍崛(ぎしゃくつ)山中に、菩薩・声聞の衆と ともに ましましき。比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・一切諸天の人民・および竜鬼神等、法を聞き奉らんとて、来たり集まり、一心に宝座を囲んで、瞬きもせず、尊顔を仰ぎみ奉りき。
このとき、仏、すなわち法を説いて曰わく。
一切の善男子・善女人、父に慈恩あり、母に悲恩あり。そ . . . 本文を読む