monologue
夜明けに向けて
 



天草・島原の乱において、キリシタンを弾圧する幕府に抵抗する農庶民一万三千の一揆軍のリーダーとして立った、うら若い16歳の若者天草四郎時貞は美しい艶やかな衣装を身に着けて当時一般庶民のあまり知らない高級頭脳競技囲碁をうち、見る者だれもを魅するオーラを発して人を惹きつけたのだった。
かれの片腕として働いた絵師山田右衛門作が旗に書いたキリストを讃美する「最も貴き贄(にえ)を讃え崇める」という意味の言葉「LOVVAD・SEIAOSẨCTISSIM・ SACRAMENTO 」を反乱軍みんなで「ラヴアド・セイアオ サクティシム・サクラメント」と唱和して投石戦法で戦った。投石などで幕府軍に勝てるとはとても思えないがそれでもずいぶん長くもった…。
fumio


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