気がつけば稲刈りが終わっていた。
機械化でこんなに広い田んぼも一瞬で刈り取られる。
農家の長男だった自分は秋には農作業の手伝いに明け暮れた。
こんなに広ければ何日もかかってしまう。
ずいぶん前までは夢の中に作業の進まない稲刈りが出てきた。
いつも同じ田んぼの夢。
風の向きがいつもどおりなので切られた稲の香りが届かない。
畑が全然手つかず。
モロッコ豆の弦が伸びてきたのでスタッフの目を気にしながら上に伸びるように廃材を探してひもでくくりつけた。
せっかく植えたワサビ菜の芽が切り取られてた。
コオロギか、バッタと疑いをかけたが、代わりを植えようと掘ると黒い虫が出てきた。
マキ婆の言う、夜盗虫ではないだろうか。
農繁期になって運転手を頼みづらくなって自分でやってて時間不足が続いてきた。
今日は老人会の料理と法事。
雨が降らないうちに稼ごう。
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