新年開店

夜中はあまり雪が降らなかったが朝方から又強くなってきた。
粉屋の機械のふるいの下にいるみたいに降っている。
でも時折青空は見えないけどかすかな明るさが空に広がる。
そんな時今まで雪煙に隠された墨絵の世界が現れて、その幽玄さに新たな感動とこの瞬間に立ち会える喜びに包まれる。
でも現実は暖房代客数の減少目白押しの問題が背中にのしかかっている。
冬はこんな事で修行になるのだと思ったりする。
どうしたらこの雪深い野中の一軒家を目指してきてくれるかずーっと考えているがまだ入り口すら到着していない。
ただ入り口はあちらのほうらしいと見当が付いたような気がしているがまだまだ長い道のりのような気がする。
お客さんとスタッフの感動と喜びをたくさん提供できる一年にしたいものだ。
朝には５４センチの積雪も少し暖気したために５０センチをきり始めた。
雪も小降りになりミゾレに近くなり、裏の川原の木々には雪球が出来ている。
バレーボウルより少し小さな雪玉は気温だこのままだといずれ落ちてしまう。

続く

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