「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

血圧の薬は、 一度飲み始めると 一生やめられない? 

2011年10月31日 21時07分32秒 | Weblog
 
(前の記事からの続き)

 友人から聞いたように、 降圧剤は一度飲み始めたら 一生やめることができないと、

 昔から言われているそうです。

 どんな薬でも、 症状が改善すれば 飲むのをやめると思いますが、

 “降圧剤はやめられない” と、 巷で言われるのは どういうことなのでしょう? 

 ネットで調べてみました。

 降圧剤は 飲んだときだけ血圧を下げるもので、

 病気そのものを 治す薬ではありません。

 飲むのをやめれば また元の高い血圧に 戻ってしまいます。

 従って、 望ましい血圧を保つには、

 薬を飲み続けなければならない ということになります。

 決して、

 飲み始めたからやめられなくなる (癖,習慣や依存)  というわけではありません。

 血圧を下げて降圧剤をやめるには、

 減塩などの食事療法, ダイエット, 運動など、 生活習慣の改善が必要です。

 ただ それがなかなか難しく、

 服薬の必要がないところまで 血圧を下げられる人は 少ないのだそうです。

 そのために、  “高血圧の薬は 飲み始めるとやめられない” という風聞が広まり、

 飲みはじめるのを躊躇する 向きがあるのでしょう。

 でも例えば、 減塩をして血圧が下がっても、

 食事を元に戻せば 血圧も戻ってしまいます。

 減塩はずっと 維持しなければいけないわけですが、

 減塩を始めたら 一生やめられないからと言って、

 始めるのを嫌がる人はいないでしょう。

 薬を敬遠して 血圧の高い状態が続いていると、

 血管に負担がかかって 動脈硬化に繋がったり、 他の臓器にも悪影響を与えます。

 それは 脳卒中やその他の疾患を 起こす危険性を、

 ずっと溜めこんでいく ということになるのです。

 最近の降圧剤は 副作用も少ないので、 血管や臓器に与える ダメージを考えれば、

 薬は飲んだほうがいいということです。
 
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