一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

いつも結果オーライとは・・・

2005-05-08 | よしなしごと
昨日の話は、結局事なきを得た、という話でしたが、今日は失敗談を。


同じバイトで、トラックに積荷を積んで別の下請けの町工場にもって行くという用事があった。
ただ、積荷は紙が重なってパレットに乗っかっているものでがかなり重そう。
フォークリフトで積んだ瞬間に、車体が大きく沈み込んだ。
何となく800kgくらいはありそう。
それなので、できるだけ前輪と後輪の中間、重心の近くに積む。

注意しながら目的地の町工場に着くと、オッサンに「今持ってこられても困るんだよね、仕事の順番は次なので、邪魔になるから明日持ってきてよ」と言われる

しょうがない、無駄足か、と思ったところに
「あ、これ、出来上がってるからついでにもって帰って」
と、別のパレットを断る間もなく積まれてしまう。

うーん、これで積載加重オーバー・・・?

しかし、いまさら文句言うのも気が引けたし、
(※ここが判断ミスその1)
車で10分くらいの距離。
ちょっと遠回りすれば、平坦な道だけで帰れそうだったので
(※ここが判断ミスその2)
慎重に運転して帰ることにした。


動かしてみると、ハンドルの感覚が乏しいことから車の重心が後ろに寄っていることがよくわかる。
そこでクラッチのミートや加速に気をつけながら、安全運転で進む。

残り1km足らず、というところで信号にひっかかった。

信号が青になり、ゆっくり始動したはずが


バンッ   
ドサーッ  


という音が荷台から・・・

サイドミラーで後方を確認すると、夕日を受けてキラキラと光る金色の紙が舞っている
(何でよりによって金色なんだ・・・)


車を飛び降りる。

反対車線もふさいでしまったため、バスが横に止まっていて、運転手が「あ~、ひでぇや、これ・・・」とつぶやく声が聞こえる。
(わかってるって・・・)

後続車や対向車にペコペコ頭を下げながら、ちらかった紙を拾い集め(幸い幌を閉じていたのでたいしたことはなかった。)、幌の中を覗く。

パレット全体がひっくり返っているのでなく、パレットの上の紙の束を結束しているプラスチックの帯(これを特殊な道具でギリギリと絞って、金具で止める)が切れて、荷崩れを起こしたようだ。

ひょっとしたら結束がゆるくて、傾きやすくなっていたのかもしれない
(※出発時点で確認しなかったのが判断ミスその3)


荷台の中をまたくずれないように、とりあえず平らにならし、拾った紙を入れ、交通の邪魔にならないようにトラックを路肩に寄せるまで、都合約5分。

片側1車線だったため、自分の後ろは見渡す限りの渋滞



とにかく通り過ぎる車にペコペコ頭を下げたあと、救援を呼びに公衆電話へ走った(当時携帯なんてなかったw)


「多分大丈夫だろう」という判断が裏目に出た典型例ですね。
そもそもリスクをとる必要があったのか(断れなかったのか、または2往復したって20分余計にかかるだけ)
リスクをとるとしても、安全確認はより慎重にすべきだったのではないか

いろいろ反省はあります。


あのとき渋滞に巻き込まれた皆さん、ごめんなさい
コメント
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