一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「大人の本気」

2005-05-26 | 余計なひとこと
「大人の本気見せよ」ニート対策国民会議が初会合

学校に行かず、職に就いていない「ニート(若年無業者)」が社会問題となる中、政府と経済界などが連携して対策を考える「若者の人間力を高めるための国民会議」(議長・奥田碩日本経団連会長)の初会合が26日、都内のホテルで開かれた。

 尾辻厚生労働相は「若者向けの仕事は多いのに、失業率は高い。深刻な社会問題につながりかねない」と述べ、幅広い議論を求めた。ニートについて著書のある玄田有史・東京大助教授は「大人の本気を見せて、わかりやすいメッセージを与えることが必要だ」と指摘した。

 メンバーは奥田会長、連合の笹森清会長など約20人で、9月に「国民宣言」を採択する。
                    (読売新聞) - 5月26日

**************************

のだそうだ。


玄田氏の著書なるものは読んでいないが、「大人の本気」ってなんなんだろう?

大人が見本となって積極的に社会にかかわる姿勢を見せる(ニートの反対ってこういうことでいいんですよね)ということだろうか?


そうだとしたらそれは確かに重要な課題だ。


内輪の派閥争いに明け暮れている自民党や
審議拒否して郵政民営化法案が廃案になればいいと思っている民主党や
「社外取締役」といいながら仲間うちまたは御用達の人々しか起用しない財界人や
会社の同僚と居酒屋で上司の悪口を言っているサラリーマンや
ヨン様に熱中している奥様方や
家でblogを書いているワタクシなど

皆、居心地のいい場所を捨てて、積極的に社会と向き合って「大人の本気」を見せなければならない。


なにしろ「国民会議」が「国民宣言」をするんだから。


そして、日本国民は、その「国民的課題」をクリアしたあとで、
最終的には、「国民的」という居心地のよさを脱ぎ捨てて、個人個人が自立するのが目標となろう。



そうなれば、「ニート」などは問題にもならなくなるだろう。



「国民宣言」とまで言うのだから、単なる「オヤジの説教」に終わらずに「大人の本気」を見せることを(皮肉でなく)本気で期待したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする