両親が、暗証番号を変えるのも覚えているのも面倒だということで東京三菱UFJ銀行で静脈認証のキャッシュカードを作った。
ついでに片方が病気になったときに口座から金を引き出せないと困る、ということで代理人カードというものも作った。
それで晴れて(というのは語弊があるが)母親が具合が悪くなったときに父親が代理人カードで引き出した。
ところが、なぜか父親の口座から金が引き落とされていた。
老眼なのでカードを自分のと間違えたのでは?といったら、そんなことはない、と怒られた。
なにしろ銀行の人に言ったら係が引き落とし口座の登録を間違えたとかで平身低頭平謝りだったそうな。
でも、Aの口座の代理人カードをBが作るとすると代理人カードは本来次のようになるはずです。
口座名義人:A
口座番号:Aの口座
暗証番号(静脈情報):Bの情報
これでBの口座から引き落とされたということは、
<Case1>
口座名義人:A
口座番号:Bの口座
暗証番号(静脈情報):Bの情報
<Case2>
口座名義人:B
口座番号:Bの
口座暗証番号(静脈情報):Bの情報
のどちらかのはず。
Case1だとすると、代理人カードの発行情報の入力において、名義人と口座番号が一致しなくてもエラーにならない、ということになります。
Case2だとすると、要するに「Bの本人カード」を作ってしまったわけで、「代理人カード申込書」を見て本人カードを作るというレベルの事務処理がなされていることになります。また、今回の場合、父親は既に本人のカードを持っているのですから、二重発行でエラーになってもよさそうです。
三菱東京UFJはシステム統合を念のため先送りにしましたが、それ以前に現在のシステムにも問題がありそうですね。
いずれにしろ自分の口座はこまめにチェックしたほうがよさそうです。