一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

犯罪被害者とマスコミ露出

2006-06-28 | 余計なひとこと

スイス=ウクライナ戦の後、チャンネルを変えたら朝っぱらから大騒ぎだったのがこのニュースでした。


女子大生誘拐 日中韓の3人逮捕 「有名女医の娘狙った」
(2006年 6月27日 (火) 16:18 産経新聞)

しかも、事件が解決して警察署を出てきたところで親子で記者会見という映像まで流され、ちょっと異様な感じがしました。


秋田の幼児死体遺棄事件の容疑者といい、今回の被害者といい、マスコミへの露出を積極的にする人が増えてきたのでしょうか(山口母子殺害事件の遺族の男性のように主張があるならわかるのですが)


朝のテレビによると、母親の「カリスマ女医」はこの長女を出産してから離婚・医学部合格・整形外科医へといわば苦労人のたたき上げのようで、そういう人はこの事件をチャンスに変えようというくらいの根性はありそうです(しばらくしたら誘拐された娘さんを「PTSD評論家」としてデビューさせるとか)

ただ、娘さん自体がほんとにPTSDを負っているかもしれない状態でこの記者会見というのはどうだったのかなと思いました。
実際記者会見でもつらそうで、母親ほどの根性はなさそうに見受けられました。
なので、このタイミングで記者会見をした母親の判断がよかったのかどうか、テレビを見ていてちょっと心配になりました。


以下は下衆の勘ぐり。

朝日新聞の記事(これこれ)によると事件の経過は

午後0時25分 誘拐実行 
同27分 母親の携帯電話に犯人から電話。「警察に言えば殺します」  
同46分 連れ去りの目撃者が、近くの交番に通報。  
同56分 犯人から2回目の電話。身代金3億円を要求。

警視庁によると、目撃者は、バス停にいた果菜子さんにワゴン車の男が声をかける様子を見ており、直後に悲鳴を聞いた。男が果菜子さんを車内に押し込むところも目撃し、すぐに近くの交番に届け出たという。また、車種やナンバー、色も完全に覚えており、その後の捜査を大きく進展させた。

ということですが、現場の「伊太利屋本社前」バス停から通報のあった鉢山町交番まで20分というのは「すぐ」というには時間がかかりすぎのような気がします(参考 ※)。目撃者は携帯を持ってなかったのでしょうか。それとも最近問題の警官不在の「空き交番」だったのでしょうか。

ただし、その後のニュースでは犯人は逮捕のときに発砲までして抵抗したようで、通報の遅れやいきなりの記者会見やセレブの娘もバスに乗るんだ、などというのは勘ぐりすぎですね・・・


※ この辺は裏道として使うことがあるので土地鑑があるだけで、私は被害者の関係者ではありません(もちろん犯人の関係者でもありませんw)ので為念(^^;

コメント
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