一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

誤発表

2009-04-04 | よしなしごと

「発射」誤発表2回、防衛省の機材不具合や勘違いで
(2009年4月4日(土)22:31 読売新聞)

北朝鮮が「人工衛星」だとして発射を予告した弾道ミサイルの探知を巡り、政府は4日、未発射にもかかわらず、2度にわたり「発射した」という誤った発表をした。  

防衛省の連絡内容の取り違えや機材の不具合が原因で、間違った情報は自治体や報道機関に伝えられ、海外でも報道された。浜田防衛相は4日夕、「情報伝達の不手際で大変ご迷惑をかけた。厳しく指導したい」と陳謝した。

ちょうど市ヶ谷方面に行く用事があったので、テレビでニュースを見て迎撃ミサイルの発射が見らてるのかななどと不謹慎な関心をもってしまいました。

でも、こういうのは防災訓練と同じで何度も予行演習をやって不具合をつぶしていくのが大事なので、誤報による非難を恐れるあまり手遅れになるよりはいいのではないかと思います。
少なくとも今回の誤報によって連絡ルートがちゃんとしているかは検証できたのでしょうから。


この「実際にやってみなければわからない」というのは今回の場合北朝鮮のミサイル発射もそうだし、日本の探知・連絡体制もそうだし、迎撃ミサイルが実際に当たるのかというのもそうですね。
なので、実際にやってみたいと思っている人も結構いるのではないかと思います。
逆にやってみて失敗したときのダメージを考えると、やはり有事はおきないほうがいいと思っているのでしょうか。
そういう意味では誤報で連絡網の練習をしたり、探知システムの問題点を検証する、というあたりが実質的でいいのではないでしょうか。


ところで以前、市ヶ谷の防衛省の隣接地にタワーマンションが建って、これが迎撃ミサイルの邪魔になるとか、ミサイルを発射したときに衝撃波でマンションのガラスが割れるというようなことが新聞に載っていたのですが、実際にそういうことになると、マンションの住民はけっこう大変そうですね。

国に損害賠償請求をするとしても防衛活動であれば国の過失は認められないでしょうし、保険も戦争は免責になっていると思うので。

逆にどこかから防衛省めがけて飛んできたミサイルがマンションにあたるということもありますね。もっともそんなピンポイントに精度の高いミサイルならマンションは避けるかもしれませんが。
まあそのときは「国土防衛の盾になった」として靖国神社に合祀してもらえるかもしれませんけど(そんなことはないか)。


コメント
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