こういうの、いいのかしら?
「内定取消通知書」の提出についてのご報告
(2009年4月28日 ラディアホールディングス株式会社)
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昔のグッドウィル/コムスンですね
現在、企業から内定を取り消された者を新たに雇用した際に、雇用した企業に奨励金が支給される『若年者等正規雇用化特別奨励金制度』が政府により設けられていますが、内定を辞退した場合、本制度は適用されません。また、本制度を利用するためには、企業が所定の「新規学校卒業者の採用内定取消し通知書」を労働局に提出する必要があります。
当社グループとしては、新規学卒者の方々の雇用を守るべく、「内定取消し」を行わず、あくまで「転籍」という回避努力策を実行いたしました。しかしながら、その上でやむを得ず出た「内定辞退者」を『若年者等正規雇用化特別奨励金制度』の適用のもとに救済するためには、当局とも協議を重ねてまいりましたが、「内定取消通知書」を提出する以外にはないとの結論に到りました。
これにより、技術事業3社については、今後、本年4月入社の新規学卒者に関して、「内定取消しをした事業者」として当局より公表されることとなります。
このたびの「内定取消通知書」の提出は極めて異例ではありますが、あくまでも技術事業3社の「内定辞退者」が対象であること、そして、当社グループといたしましては内定辞退者の皆様への救済措置として対応した結果であることをご報告申し上げます。
内定辞退者を事後的に「内定取消し」として、奨励金の給付を受けるというのは下手をすれば詐欺になりかねないので「当局とも協議を重ね」たうえでの取り扱いだと思いますけど、制度の趣旨からいってどうなんでしょうか?
逆にこうすることによって「内定辞退」にインセンティブを与えて、結果的に「内定取消し」をしなくても自発的な内定辞退に誘導して採用予定者を減らすことを考えているとしたら、とても巧妙ではあります。