この前窃盗で逮捕された「霞ヶ関埋蔵金」の高橋 洋一氏と中日新聞論説委員で財政制度等審議会臨時委員・政府税調委員などを歴任し『官僚との死闘700日』の著者である長谷川幸洋氏の対談
前半は経済対策についての議論、後半は官僚がいかに既得権益を守り政治家、マスコミ、学者を手なずけているかについての暴露話です。
前半は一言で言えば財政政策による景気刺激は効果がなく、金融緩和をすべきだという議論です。
私は経済金融政策については明るくなく、批判的に検証するということができないので、なるほどな、と思います。
そういう「なるほど」という政策が何で実現されないか、という原因が日銀や財務省、政治家の非常に内向きなロジックにある、ということから後段につながっていきます。
これを読むと「政治主導」というのがいかに難しいか、逆に言えば戦後の高度成長期の自民党長期政権と官僚が共同して作り上げてきたか--政策立案は官僚に任せて政治家は派閥争いや選挙に集中できる楽な仕組みとその反面官僚が実質的な権限を握る--というところをまざまざと感じます。
小泉政権が強引にやった「官邸主導」も政権が変わるとともになし崩しにされているようなので、民主党が政権をとったとしても、官僚に「その後」を見ながら首をすくめて嵐が通りすぎるのを待つという対応を取られたときに、どこまで本当に変えることができるのか、そのために何をするのかというのが問われる都思います(そこで相変わらず「壊し屋」の小沢一郎に頼るようでは先が見えてますね)。
前半は経済対策についての議論、後半は官僚がいかに既得権益を守り政治家、マスコミ、学者を手なずけているかについての暴露話です。
前半は一言で言えば財政政策による景気刺激は効果がなく、金融緩和をすべきだという議論です。
私は経済金融政策については明るくなく、批判的に検証するということができないので、なるほどな、と思います。
そういう「なるほど」という政策が何で実現されないか、という原因が日銀や財務省、政治家の非常に内向きなロジックにある、ということから後段につながっていきます。
これを読むと「政治主導」というのがいかに難しいか、逆に言えば戦後の高度成長期の自民党長期政権と官僚が共同して作り上げてきたか--政策立案は官僚に任せて政治家は派閥争いや選挙に集中できる楽な仕組みとその反面官僚が実質的な権限を握る--というところをまざまざと感じます。
小泉政権が強引にやった「官邸主導」も政権が変わるとともになし崩しにされているようなので、民主党が政権をとったとしても、官僚に「その後」を見ながら首をすくめて嵐が通りすぎるのを待つという対応を取られたときに、どこまで本当に変えることができるのか、そのために何をするのかというのが問われる都思います(そこで相変わらず「壊し屋」の小沢一郎に頼るようでは先が見えてますね)。
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