鳩山大臣の発言撤回は、単に抗議が殺到したからのようです。
鳩山総務相、草ナギ「最低人間」発言撤回、「最低最悪の行為」と言い換え…火に油?抗議やまず
(2009年4月25日06時02分 スポーツ報知)
発言が報道されると、総務省や鳩山事務所に「言い過ぎだ」など抗議が殺到。草ナギファンを含めた国民から総攻撃を受ける形となった。
発言撤回について「(地デジ推進への)期待が大きかっただけに失望も巨大だった」と弁明した。「人間は人間を評価できない」ともっともらしい説明を続けたが、「最低の人間ではなく、『最低最悪の行為だ』と言い換えさせて頂きたい」と結んだ。
これが「火に油」になったのか。抗議の電話は鳴りやまなかった。
総務省は「前日(23日)も発言を撤回した今日も同じ。職場の電話が鳴りっぱなしです」(同省政策評価広報課)と話す。抗議件数は公表しなかったが、対応した職員4人が通常業務がほぼできなかったほどだという。
抗議の中には「『最低の人間』と言う大臣の方が最低だ」などと感情的になる人も。「草ナギさんを地デジキャラクターから降ろさないで」と続投を望む声の一方で、「なぜ発言を撤回したのか」と鳩山氏を支持する意見が少数あったとしている。
同課は23日の時点で今回の事態を大臣側近に報告。鳩山氏が発言撤回に至ったとみられる。
ここは一つ、抗議電話・メール窓口を作って「文句があるなら思う存分言え」くらいの気概がほしかったですね。
ここで引いてしまうと、今後も言葉尻に気をつけて発言が窮屈にならざるを得ず、かんぽの宿騒動以来「ちょっと気は短いが『ダメなものはダメ』と筋を通す頑固親父」、というキャラで定着しつつあったのが、「抗議電話に日和ってしまう程度の、人気取りのためのポーズをとりたがる短慮のオヤジ」になっちゃいますね。
ここは「いい人キャラ」の草クンとガチの勝負をすべきだったように思います。
政治家も人気商売ですが、タレントと同じレベルで人気を競っても勝てるわけがないし同じレベルで勝負すべきでもないわけで、そんなことをしているから国会議員は二世・三世議員とタレント議員ばっかりになってしまうわけで。