一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

ハブ空港問題のつづき

2009-10-20 | まつりごと

先日のエントリの続き

ハブ空港にはなろうと思っただけではなれるものではないようです。

航空業界に詳しい人に聞いたのですが、航空貨物の話ですが、フェデックスはアジアのハブをフィリピンから広州に移転したそうです。

フェデックス/広州白雲国際空港の新アジア太平洋地区ハブが稼動
(2009年02月10日 LNews)

フェデラル エクスプレスは2月9日、現地時間の2月6日に中国南部の広州白雲国際空港に開設した新アジア太平洋地区ハブが稼動したと発表した。

今後は週136便が新ハブを離着陸し、220以上の国と地域を連結する。新アジア太平洋地区ハブの総事業費は1億5000万ドルで、今回の新ハブ稼働でフィリピン・スービック湾のハブは今後閉鎖される。ただし、引き続きマニラとセブを自社ネットワークの構成ポイントとし、フィリピンでの存在感を持続する。

新アジア太平洋地区ハブは今後30年間、アジア太平洋地区の中核的施設とされる。中国本土の国際航空輸送施設としては初の開設となり、専用のランプ・コントロール・タワーによる効率的な航空機管理、貨物仕分けシステムによる2万4000個/時の貨物仕分けなどの機能を持つ。


また日本でも、ANAは関空の「貨物のハブ」構想を尻目に沖縄を貨物のハブにしたそうです。
沖縄貨物ハブに、新・航空ネットワーク&新商品が誕生
(2009年9月29日 全日本空輸株式会社)

ANA は、従来の2地点間輸送の次元を超え、那覇空港の地理的優位性を活かした「沖縄ハブ&スポーク方式」により、お客様ニーズに最適な「時間価値」の提供へとビジネスモデルを進化させていきます。那覇空港を基点にアジア域内を「面」で捉える新次元ネットワークにより、沖縄貨物ハブ就航都市であれば、アジア域内都市の組み合わせはすべて、「深夜運航・早朝の空港到着が可能」というダイヤが整いました。

特に航空貨物の場合は大規模な設備投資がからむので、国策だけでは動かせないのかもしれません。

ちなみにJALは国交省の言うことを聞いて関空を貨物のハブにしているそうです。
こういう素直なところが、いざというときに助けてもらえるこつなのかもしれません。
(そんなことしているから「いざというとき」になってしまっている、という考え方もありますが。)



ところで、国交省では前原大臣が注目を集めていますが、辻本清美副大臣は今のところ目だった発言はないようです。

国交省、副大臣らの会見を定例化 前原国交相が表明
(2009.10.16 13:08 産経新聞) 

前原誠司国土交通相は16日の記者会見で、政権交代で廃止された事務次官の記者会見の代わりに、馬淵澄夫副大臣と長安豊政務官の記者会見を定例化すると発表した。  

これも、もう一人の馬淵副大臣だけですし。

秘書給与問題などの経験も積んだ結果ちょっと大人しくして様子を見ているのか、それとももともとなりたくなかったポストなので、やる気を出していないのかどちらなんでしょうか。


コメント
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