こういうときに引き合いに出されてしまうこと自体、福祉や介護の仕事の抱えている問題点があるように思います。
(なんとなく復帰への伏線風な感じもしますが、それはさておき)
酒井法子被告:離婚し、介護の勉強したい…涙で後悔の言葉
(2009年10月26日 21時10分 毎日新聞)
今後については「福祉、看護、介護の勉強をして、生活や仕事に自分なりに取り組みたい」と述べた。高相被告との関係は「私の気持ちとしては離婚し、お互いに更生することが必要だと思う」と語った。酒井被告を解雇した芸能事務所の副社長も証人出廷し、「四半世紀、父親代わり。情では断ち切れない」と個人的に相談にのっていく意向を示した。
「派遣切り」が問題になったときには、介護を再就職先に、という話もありました。
ただ、薬物依存者の社会奉仕活動や失業者の次善の従事先として取りざたされるということは、介護ビジネスが従事する人に十分な給料を支払えず従事する人の使命感や善意に支えられている部分が大きい、つまりビジネスとして成り立っていないということの現われだと思います。
かといって介護保険の給付を増やすと力づくで参入してきた企業の経営者の自家用ジェットに化けたり妙な筋に流れるだけ、という悩ましさもあります。
早くしかるべきところにきちんとお金が流れるようになって、「シャブ中の罪滅ぼしのネタにするな」と言い切れるくらいの業界になってほしいものです。