今年のシリーズ後半の巨人を見ると、FAで他チームの主力選手を集めて力任せの野球から、若手の育成の成果が出てバランスのいいきっちりした野球をやるチームになっているなぁと。
こりゃぶっちぎりで優勝するわい。
ひるがえってわが阪神はこれ。
城島の阪神入りが決定 5年ぶりの日本球界復帰
(2009年10月27日(火)17:31 共同通信)
城島の獲得自体はグッドニュースなんだろうけど、若手の育成と代替わりをどのように進めてチームとしての戦力バランスをどうとっていくのかが見えず、昔の巨人の補強のような香りも。
今期やっと育ってきた数少ない若手でも狩野とか期待してたんだけどなぁ。
まあ、先輩の矢野も下積みが長かったから、くさらずがんばってほしいものです。
それよりも問題は「連続試合フル出場記録更新中の4番金本」。
確かにFAで来て以来チームの大黒柱ではあったけど、今年はさすがに代わりになる選手がいなかったから仕方ないという感じでした。
このへんフロントも人気も含め金本におんぶに抱っこ状態で楽をしていたツケが回ってきたわけで、さらにもはや「連続試合フル出場記録更新中の4番金本」という存在がチーム編成を超越したアンタッチャブルな存在になってしまっているとすれば、かなり問題は根深い。
確かに「チームの顔」の選手に引導を渡したり、徐々に力の衰えに見合った処遇にしていくというのは難しいものがある、あ、これは企業でも同じだよねなどと考えていたところにそういえばこんなニュースがあったなと。
「小学五年生」「小学六年生」休刊へ
(2009年10月26日(月)15:50 読売新聞)
「小学一年生」など他の学年別学習雑誌の刊行は継続し、高学年向けには来年春、「学習まんが雑誌」を創刊する。
社名の由来にもなった雑誌なので、(まずは?)「小学五年生」と「小学六年生」だけを対象に、「廃刊」でなく「休刊」という配慮をしたという印象。
「連続試合フル出場記録更新中の4番金本」に対しても、似たような配慮をしながら、まずは「4番」次に「フル出場」の看板をはずしていくなどと徐々に現実に沿った対応をしないとチームごと心中することになってしまう。
もっとも代わりに4番を張れる選手がいないといけないので、そのための城島獲得という部分もあるのかもしれないけど、城島も4番という感じではないような(ホントは5番とか6番を打ってると怖い打線になるんでしょう←高望み?)
冗談抜きで阪神は来シーズンから金本も含めた「聖域なき世代交代」に取り組んでいかないとまた長期低迷をすることになりかねないと思う。
極端な話、金本に引導を渡すためだけに野村監督と1年だけ契約する、というのもあるのではないかと。(でもそうなると今度は野村監督を切れなくなったりしてヤブヘビか(苦笑))