朝寒いから や寒すぎると血圧が上がるから やら言い訳をしてしばらく行かなかった
五台山へ 朝久しぶりに行きました。
トンボは休まず頂上のゴミ拾いを続けており 外が明るくなったら出ますので
最近は妻が目をさますころ もう帰って来ております。
山はすっかり春色となり 山桜は散りはじめ ソメイヨシノは5分咲きでしょうか
バスの通る道に 垂れ下がるようにヤマブキが咲いております。
馬酔木の白い花が満開で 数種類ある椿も咲き これからはツツジも開花します。
捨てネコがおり 山全体ではずいぶんおります。
これらのネコは人間の勝手な思いで捨てられ その捨てネコ同士で子供を産むため増え
ずいぶん増えたな と思っていると急に減ります。
行政のネコ狩りがあるためです。
この捨てネコに 朝晩エサを配り続ける奥さんがいます。
新聞の休刊日は1年に数日ありますが ネコの口に休みはなく そのため奥さんは
まだ薄暗いうちに車で山へ行き 数か所のエサ場でネコに与え また夕方もしかりです。
ネコが食べている間 ほうきで周辺を掃き清め 食事がすむのを待っております。
人が付いていなければ 木の上にたむろしたカラスが横取りする とのことです。
ネコが食べ終わるとその場をきれいに掃除し また次のエサ場へという具合です。
車にはネコ缶 顆粒エサ また歳を取ったネコ用の ササミやうどんの煮たものも手作りで
グループの中に入れない新参ネコには ポーンと投げてやっております。
山にはあちこちに 『捨てネコにエサを与えないでください』 の看板があり 聞いてみると
彼女の車のナンバーを 名指しで書かれ非難されたこともある とのことです。
与えてはいけないことは承知しておりますが ネコ好き私たち2人は彼女を応援しております。
人間の身勝手で不幸になったネコの命を 何十年にもわたり守り続ける行為は
月額 十数万円にも上るエサ代から考えても ちょっとの思いつきではできません。
かつての知り合いが 子犬をもらってきてかわいがっておりました。
その家の子供と じゃれて遊ぶ様子をたびたび見かけたものです。
久しぶりに会ったとき聞くと 犬が成長し かわいくなくなったので捨てた と言います。
以来 その人との付き合いは遮断しました。
今から犬 ネコを飼うと決めたら 彼らを見送るときが20年後と考え 20年後の自身の
体力を考慮して飼わなければならず 決して一時の思いつきで飼ってはならないのです。