幼ななじみの母上の お葬式に参列しました。
母上は満年齢で 享年100歳と4ヵ月 とのことで大往生と言えます。
わが母が80代半ばを思えば 同級生の母上としてはずいぶんお歳を召しております。
それもそのはず 彼女は6人兄姉の末っ子なのです。
喪主は長兄の80歳ということになり 末っ子が60歳を越えたことを思えば
母上は十数年間に6人の子供を産んだことになります。
産んで育てて 教育をつけ社会に送り出す と1人を仕上げるにも大変な過程を
6人分されてきたことを思えば 頭がさがります。
しかもその6人が 1人も欠けることなく100歳母の葬式を上げる ということは親孝行でもあります。
このお葬式で 現役時代の同僚に会いました。
積もる話の中で彼が言うには 昔の上司が3-4年前に大往生し 高齢の奥さんが1人残されました。
3人の息子は定年退職後県外に住んでおり いろんな事情で母を引き取れず また母もよそへは行きたがらず
1人になった母の家へ 3人がそれぞれ3ヶ月ずつ住み込みで世話をしている と言うのです。
1番遠くは北海道 ほかの2人も本州に居をかまえた現在 3人がこのローテーションをきっちり守り
彼らにとっては両親と暮らしたなつかしい実家に 単身赴任で3ヶ月間母と暮らす とのことです。
娘が母の世話をするならともかくが 息子が母とともに住み 次の世話人が来たら駅伝のごとく
「 ほならよろしゅうにね 」 と母を渡し 決してタスキが途切れることはありません。
家へ帰った彼らは6ヵ月後にまた 出番となります。
ふ~ん と感心して聞きました。
今日見送った友人の母も 駅伝の息子と暮らす母上も 幸せなことだね と思いつつ帰りました。
好きな女優さんの1人である 樹木希林さんが 第36回日本アカデミー賞の
最優秀主演女優賞を受賞したとの報道です。
受賞後の舞台あいさつで 「 全身がんなので 来年の仕事は約束できない 」
とこれは希林さん独特のジョークとは思いますが
自身でもがんの数は把握しておらず 具体的な治療法は行っていない とのことです。
まだ70歳になったばかり 3ケタまでは難しくても まだまだ映画 ドラマ CMで活躍し
ファンを楽しませてほしいものです。