くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

色ちがいの着物。

2013-03-16 | 縫物

        
洋裁第1作目の ラーメン柄チュニックが完成し 恥ずかしながらblogに載せたところ
やさしい皆さまにほめていただき 単純なおばさんはとても喜び次にかかります。

ブタもおだてりゃ木に登る。。。
 


これが型紙で 左が前身ごろです
ああ この短い腕‥‥ 
                             
仕上がり寸法でスリットが24cm ポケットは24×18cmです 
                                       
同じ型紙でおさらいにもう1枚縫おう と母のタンスを開けると 色ちがいで同じ柄の着物がありました。

おばあちゃんが 孫娘の嫁入りに持たせるウールの着物を縫うとき 嫁である母にも同じものを縫いました。

私が嫁いだ40年前 母は45歳で 花嫁の母は若かったのです。

当時のある日 外から帰ると母が泣いており おばあちゃんはプスッとしておりました。

嫁と姑がケンカをしたと思われます。

おばあちゃんから見ると 気に入らないところもどっさりあったろう嫁ですが

それでも働き者の嫁を気に入っており 孫娘にと着物を縫うとき 姑は嫁にも1枚と

布を買いちゃんと縫いあげていたのです。

それも 嫁ぐ孫娘とおそろい柄の着物です。

気難しいおばあちゃんで 嫁から見ればずいぶん仕えにくい姑であったろう と思われます。

遠い記憶では 母がこの着物を着ている姿を何度か見ました。

40年後にその孫娘が もう孫を持つ歳になり かつて自分が縫って嫁にわたした着物が

また活用されようとしています。

天国からどんな思いで見ていることでしょうか。

それにしても 40年前は赤 黒ともにラーメン柄が流行っていたのでありましょうか。

母のタンスの1枚は さまざまな昔を思い出させてくれました。


          

          

          

コメント (8)
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