くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

ビワの思い出。

2013-05-26 | 食物関係

トンボの実家からビワが届きました。

2段に入れられ 昔ながらの小粒で種が大きいビワですが

結構甘いです。                   

お礼のtelを入れると 上を向いて収穫の最中 ムカデが額に落ちてきて

手で払ったとたん噛まれた と言います。

アロエを塗り放っておいたところ 翌日目が腫れ病院へいったとのこと。

ビワを見るとトンボがいつも思い出し笑いをします。

それは3-4年前のことです。

朝雨が降り 早朝に登れなかった五台山へ 昼過ぎにいったときのことです。

道ぶちに自生しているビワの実を採っていると 1台の軽四が止まり

運転席の若い兄ちゃんが 「 それはなんですか? 」 と妙なアクセントで

聞いたそうです。

若い兄ちゃん2人組は コロンボ警部なみのオンボロ車に乗り

濃い顔をしていたといいます。

びっくりしたトンボは 「 おまさんはビワを知らんかね? 」 と言えば

「 マレーシアにはありません 」 とまた妙なアクセントで言います。

枝をひかえ実を渡すと ?? の顔のため1つ皮をはぎ自分の口に入れ

食べてみせると ふ~ん という表情です。
  
話を聞くと 兄ちゃん2人は当時の高知医科大へ マレーシアからの

国費留学生とのことです。

数個渡すと 「 上で食べます 」 とまたオンボロ車に乗り展望台に

向かったそうで 別れるとき

「 おじさんの話は 少ししか分からないね 」 と言ったそうです。

日本語もおぼつかない彼らに トンボの土佐弁は難解であったろう

と思われます。

実家からのビワを食べながら

「 ふたぁりとも 国へ帰ってええ医者になっちゅうろうね 」 

トンボがなつかしそうに言いました。
 

                    
 

コメント (6)
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