トンボの実家からビワが届きました。
2段に入れられ 昔ながらの小粒で種が大きいビワですが
結構甘いです。
お礼のtelを入れると 上を向いて収穫の最中 ムカデが額に落ちてきて
手で払ったとたん噛まれた と言います。
アロエを塗り放っておいたところ 翌日目が腫れ病院へいったとのこと。
ビワを見るとトンボがいつも思い出し笑いをします。
それは3-4年前のことです。
朝雨が降り 早朝に登れなかった五台山へ 昼過ぎにいったときのことです。
道ぶちに自生しているビワの実を採っていると 1台の軽四が止まり
運転席の若い兄ちゃんが 「 それはなんですか? 」 と妙なアクセントで
聞いたそうです。
若い兄ちゃん2人組は コロンボ警部なみのオンボロ車に乗り
濃い顔をしていたといいます。
びっくりしたトンボは 「 おまさんはビワを知らんかね? 」 と言えば
「 マレーシアにはありません 」 とまた妙なアクセントで言います。
枝をひかえ実を渡すと ?? の顔のため1つ皮をはぎ自分の口に入れ
食べてみせると ふ~ん という表情です。
話を聞くと 兄ちゃん2人は当時の高知医科大へ マレーシアからの
国費留学生とのことです。
数個渡すと 「 上で食べます 」 とまたオンボロ車に乗り展望台に
向かったそうで 別れるとき
「 おじさんの話は 少ししか分からないね 」 と言ったそうです。
日本語もおぼつかない彼らに トンボの土佐弁は難解であったろう
と思われます。
実家からのビワを食べながら
「 ふたぁりとも 国へ帰ってええ医者になっちゅうろうね 」
トンボがなつかしそうに言いました。