くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

影響力の順位。

2014-11-09 | 日記

昨日の高新朝刊に 米経済誌フォーブス選出の
『 世界で最も影響力のある人物 』  72人のランキングが載りました。


それによると 
    1位  プーチン大統領
    2位  オバマ大統領
    3位  習近平国家主席

これは政治経済 世界情勢にうとい私でも うん うん と分かります。

同誌の解説では プーチンについて ウクライナ危機の際に見せた手腕は
大国の指導者としての力量が 他を圧倒している  との評価ですが彼を
「 誰も 良い人とは言わないだろう 」  と結んでいるところが笑えます。

                             
日本人では 34位の豊田章男社長がトップで 38位は孫正義社長 これも
なんとなく理解できますが  韓国の朴大統領が46位なのに 安倍首相が
63位を見ると  これはどうしたことでしょう。。。

同じ紙面に 山北の城山公園の 菊が見ごろと載っており 多分午後から
満員になるだろうと 朝のうちに出かけました。




朝10時過ぎでしたが 新聞記事からか すでに数人が来ており 写真を撮ったり
お弁当を食べたり 家族連れが多いようです。

売店のおばちゃんは大忙しで 散らし寿司 お餅 自家製野菜などが 次々に
売れていきます。

切り餅と 自家製玉コンニャクを買い 下へ降りると さっきの 売店の奥さんが
お餅の入っていた 空のもろぶたを持ち 降りてきました。

ここはミカンどころ山北で たわわに実った ミカンを見ている夫に その奥さんが
ひと言 ふた言  声を掛けていると思ったら 奥さんはミカン畑に入り 枝を折って
夫に渡しました。


「 おれ  もの欲しそうに  見えるろぉか‥‥ 」  帰り道 夫が言います。

ミカン畑を見ていた夫に その奥さんは
「 取って  食べなさいや  うちのミカンじゃきね 」  と言ったそうです。

奥さんは 朝持っていったお餅が完売で 午後の客のために 自宅へとお餅を
取りに帰る途中で ミカン畑をながめる もの欲しそうな夫を見たわけです。

世界に影響を与える人物を 今朝読んだばかりですが もの欲しそうな印象を
人さまに与える人物も こりゃ 滅多におらんねと  大笑いで帰ってきました。   

                 

 

                                 
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ランドセル。

2014-11-07 | 日記

新米を1袋ずつ 住宅ローンを抱える 息子と娘宅へプレゼントすることが
いつの間にか定着して もう何年経つのか もらう方も当てにしています。

この前 当てにされているお米を持ち 息子宅へいきました。

すると 来春小学1年になる息子の次女に 嫁の親が 早くもランドセルを
買ったということで 見せてもらいました。


別にどうということない 昔からある形と色ですが 革の量からいえば
とても軽く これを背負い 6年間通学するわけです。

3歳上の長女のときも 嫁の親がランドセルを贈り わが家は机でした。

そのときは ランドセルの値段を聞き 好きな机を買うようにと 同額を息子の
通帳へ振り込みました。

前回と同じく 机を贈る予定でしたので  前といっしょで ええかね?
と息子に聞くと 言いにくそうに  3年前より値上がりしており ランドセルは
7万円したと言います。

3年前は5万円でしたので えらく高くなっておりますが  前と同じ通帳へ
7万円振り込むからと  約束して帰ってきました。

ひえぇ~~  机の7万円は なんとなく納得できますが ランドセルが7万円
とは お高いもんです。

息子宅から帰り道 夫が  ラーメンでも食べていかんか  と言いますので
ラーメン屋に寄りました。

いつもなら 炒飯か餃子を付けますが 出費予想額より 2万円のオーバーは
弱気になっており ラーメンだけとなりました  アハハ


数日して 孫娘からお礼状が届きました。


う~~ん  これで学校へ上がって だいじょうぶかねと  ちょいと案ずる
じじとばばですが  ま  親が付いていますもの  なんとかするでしょう。

                    

                    

                    

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高値安定。

2014-11-05 | 日記

真夏の うだるような暑い日も 決して 落ちることがなかった食欲は
冷暖房のいらない 1年で1番の季節を迎えて まず新米がおいしい。


欲望のおもむくままに ご飯を もりもり食べていたおばさんを見て
その連れあいが言いました。

「 あんた  また  ちょい太ったと  ちがう? 」
 
職場で言われたなら 立派なセクハラになりますが 家では 訴え出る
先もなく チッと舌打ちしながらも おばさんは鏡をのぞきます。

いつでも自分に甘いおばさんは そんなこたぁない 気のせい気のせいと
その場を終らそうとしましたが さらに 追い打ちをかけ

「 いつ頃からと言うたら  そうじゃね  サッカーの頃から  ずうっと
高値安定じゃね 」

こう言われて そういえばと おばさんには 思い当たる節がありました。


今年の6-7月にかけ ひと月間 サッカーW杯があり 4年に1度の祭典を
待ちかねていたおばさんは 早々と  プールの仲間にも blog村の友にも
抜かりなく休暇届を提出し サッカー三昧の日々を送りました。

地球の裏側で 開催された祭典は 昼夜逆となり なんでもかんでも
まあまあで終わらすくせに   勝負事はLIVEで見にゃーね!  という
なんともくだらん こだわりのため  夜も寝ずに観戦です。

一次予選から 全試合見にゃいかんと 鼻息荒いおばさんの熱意は
そうねぇ‥‥  60%ほどの成果を上げました。

寝てはならぬと 頭と体が覚えるためには 口を動かす必要があり
食べながら 飲みながらと  約ひと月間 自堕落に過ごしました。

あ  いいえ 決して普段が しゃんとしているわけでは ありませんがね。

そういえば  誰も寝てはならぬ  という有名なアリアがありましたね
荒川静香さん とても美しかったです。

ひと月間の 食っちゃ寝生活は 確実に 体には肉を積み 頭にはボケを
生じました。

普通は 元の生活にもどれば また 元の体にもどると これが普通ですが
おばさんは 普通ではありません。

1度定着した肉を しっかり守ろうとする 体の声が聞こえたものか 以後も
食べ続け 少々プールへ行ったぐらいでは 落ちないという  高値安定の
体となりました。

いかん いかん  こんなことしよったら ろくなことがない  と少しはあせり
せめて夜のお菓子と 山盛りご飯はやめようと ごくゆるい決意をしたらしい。

以上は 友の話でありました。 


                    

       
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女優ばあちゃん。

2014-11-03 | 日記

母の施設は毎年この時期に創業祭があり 例年ですと 施設前の駐車場に
テントを張り 高知大生のよさこい踊りがあったり 高校生のクラブ活動演奏が
あったりで 入所者もその家族も 毎年楽しみにしています。

昨日がその日でしたが 天気予報では雨とのことで 余興らの 外部からの
催し物を断り 施設内で入所者と家族でふれあう 地味なものになりました。

施設前のハナミズキが 血赤サンゴのような 実をつけていました。
 

1-2階で18名の入所者は 階がちがうと会う機会も少なく 話ができることは
滅多にありません。

このおばあちゃんは母とはちがう階で まず かわいい髪飾りに目がいきました。

歳を聞くと本人からは72歳とのことですが となりに座った息子の嫁が
「ほんとは 88歳なんですよ」と小声で言います。

色白で肌もなめらか 72歳でも十分通じる魅力的ばあちゃんは 美しさを
ほめると本人が言うには 若い頃 大映の映画女優をしており 映画では
いつもお姫さま役で 相手役は長谷川一夫であったと言います。

そりゃ すごい! 美人は歳を重ねても いつまでも美しいと感心し
女優時代の芸名を聞いたら あれれ~~ 昔のことで忘れたそうです。

となりの嫁が 話してくれました。

おばあちゃんは若い頃から女優にあこがれ トーキー映画や ドサ回りの
芝居を見にいっては 女優になるべく 練習を積んでいました。

練習を積むといっても 村の集会所へ若い男女が集まって 将軍さまと
お姫さまが必ず出てくる時代物の 映画通りの設定で 毎度 姫さま役は
おばあちゃん 将軍役はのちに結婚する おじいちゃんでありました。

学芸会の練習のような そんな楽しいひとときも戦争で中止となり 男は
出征し   女は銃後の守りに就かねばならん 青春時代を送ったことになります。

戦争が終わり 幸い生きて帰った二等兵のおじいちゃんと結婚し その後
次々生まれた子を育てるため 昼夜働く日々となり 女優の夢は消えました。

20数年前おじいちゃんを見送って 1人で暮らしていましたが 認知が進み
3年前に入所し 今現在 要介護度2とのことです。

この日の入所者の昼食は 模擬店が作った 焼きそばや散らし寿司
プリンもたらふく食べて ごきげんの母が娘に言うには

「あんた 久しゅう会わざったけんど 元気じゃったかね」

おいおい母ちゃん おとといも いっしょに注射に行ったろう

とは口には出さず 女優ばあちゃんも母ちゃんも 満足 満足と
いった表情を しばらくながめたのち帰ってきました。
                   
            

                  
                      

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よさこい旅10月♪ミステリーツアー。

2014-11-01 | 旅行

10月のよさこい旅は いつもと趣が違い 行き先は参加者には伏せて
ミステリーツアーとなっていました。

前日に添乗員からtelがあり 明朝の バス停の時刻が知らされますが
えらく早い出発で いつもより 遠くへ行くことは確かです。

毎度同じく2台のバスへ 平均年齢75-6歳 といったところでしょうかね
元気マダムが大半を占めて 76名が出発です。

時間がないのでしょうね  お昼はお弁当 それもバスの中で食事です
やっぱりね マダム連中に たいへん不評でした


バスに揺られ 行き先不明の到着先は 奈良の世界遺産 春日大社です。



奈良には鹿がつきもの 寄ってきてエサをねだります



当日は 小春日和の汗ばむ陽気で 境内を渡る ひんやり涼しい風が いい気持ち



絵馬も多様で 若者向けや 奈良らしく鹿のものなどあり 社務所内に 有名人ばかりを
集めた絵馬があって 撮りたかったけれど 撮影禁止で残念



いくつかあった社務所では どの巫女さんも 藤のかんざしを前髪に挿し勤務中
その中で 1番かわいい巫女さんをパチリです



春日大社をあとにして 次に向かうは 天皇皇后両陛下の 傘寿を寿ぐ記念として
奈良国立博物館で開催中の 正倉院展です


開催期間が20日間と短いためか 平日にも係わらず この行列が続きます


古い日本家屋の前に 無法松がおりました 
行列して待つ間  遠くに見えた松五郎をパチリです


パンフレットには 鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ) と振り仮名があります
??  昔 だいぶん昔になりますが 教科書では確か とりげだちおんなびょうぶ
と習ったはずですが 8世紀の代表的美人 あ~ぁ 私は生まれる時代をまちがえました


衲御礼履(のうのごらいり) 聖武天皇が 東大寺の大仏完成を祝う儀式ではいたとされる
儀式用の靴   表面は赤く染めた牛革 内は鹿革  真珠・水晶・色ガラスで装飾されて
左右同形  ← パンフレットより


白瑠璃瓶(はくるりのへい) ガラスの水差し  高さ27.2cm 空中で息を吹き込む宙吹きの
技法でできており全体に気泡が入っている 現在のイラン周辺西アジアで作られ 唐の時代
シルクロードを通り 日本へ運ばれたと言われる  ← パンフレットより


桑木阮咸(くわのきのげんかん) 円形の胴にさおがついた弦楽器 桑の木で作られている
弦をはじくバチが当たる部分には 松の下で囲碁を楽しむ人が描かれている 胴の後ろに
東大寺 と書かれており寺の法要に使ったとされる  ← パンフレットより


とにかく見物客が多く じっくり鑑賞できません
売店で今回の 主な展示品の 絵葉書を買いました


帰りのバスはすっかり暮れて 淡路島で休憩を取り 夜遅く帰り着きました。

今回の日帰りバス旅は 行き先も告げられず出発でしたが 高度なお勉強会となり
マダム連中も知恵がつきました。

おもしろいことに 昨日出発のミステリー組は 岡山のRSKバラ園を経て 広島県竹原市へ
行き マッサンの亀山酒造を見たようです。  こっちも良かったろうなと ちょい思います。

                 

             
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