帰宅時の宇宙に、東には木星が、南西には月がかかっている。県北は、雪に埋まっていた。日本海側に近いと、こうも違うのかとびっくりする。明日は、早出である。雪のため遭難しても困る。況して、事故は尚更だ。
寒中の宇宙の美しさは、何にも例えようがない。唯只、見上げるばかり。手袋をはめ、マフラーを首に巻いて、その数多の星を眺める。木枯らしの途絶えた宇宙に、輝く自然の宝石には、その星ぼしの命が光っている。
今年は、箒星が観れるが、周期的に太陽の周りを廻るのと、偶然に太陽に近づくのとあり、二度とチャンスはない彗星がある。百武彗星は、北の宇宙に長期間いた、規模の大きい彗星だった。夕方の暮れ行く時間から観えていた。
彗星が通ると、流れ星が活発になるのは、地球が自転と公転をしながら、彗星の通過した気道上に入るから。彗星は、塵を振り撒いていくためで、そこに突入すれば、流れ星も多く観られるというもの。宇宙さえ観ればよく無料です。
彗星を発見すると、見つけた順に名前がつく。百武彗星は、百武さんが発見して、その名がついた。池谷・関彗星もそうで、ニュースとともに宇宙を見上げた記憶がある。天文に興味がないと、凍てつく宇宙の下での観測は辛い。
ガリレオが望遠鏡を作ってから、改良され続けてきた。ハッブル宇宙望遠鏡、国立天文台のすばる望遠鏡など、その威力も素晴しい。未知なる世界が観えるのだ。わからないよりは、わかることはいいとは思うが、眺めるだけなのもいい。
リエさんに、花芽茶を差し上げよう、と1パック作る。剪定したのを、室内に飾ってはいるが、中々咲かない。大寒にならぬと駄目かな。長持ちがするように、水に塩も入れている。枇杷葉は、寒さが苦手だからね。
今冬の東側の花芽。昨年は12月には咲いていたのだが、寒さが数段違い、震えているようだ。自然は厳しい。