眩しい朝の光に、天気が回復したことを知る。首都圏や日本海側は、どうなっているか?テレビを観ないのでわからぬ。気温の上昇は、期待できないから、凍結しての事故にならねばいいが、と世間を案じる。風が冷たい。布団の温かさである。
布団干しを断念して、洗濯だけする。のんびりと朝刊に眼を通し、美味しい珈琲を飲む。朝昼兼用なので、食べたのは昼近い。昨夕は三日月で、山の頂にかかっていた。霞んでいるため、ひどく大きく観えた。その後、再び雨になった。
小正月。小豆粥を戴くらしい。このところ、雑煮ばかりで凌いでいる。勤務の時には、そうもいかぬので弁当だ。休日には、朝昼兼用と夕食、旬の物をいただき、素材を味わうことをする。一日の疲れを癒すのに枇杷湯に浸かり、塩で揉み出す。
温泉に行くまでもなく、体調は先ず先ずで、肌も艶やか、滑々している。塩で揉むようになってから痒みが半減し、今のところ治まった。皸にもなるのだが塩を乗せる。痛みはするが、治りの早いのがいい。人間の持つ、自然治癒能力は捨てたものでもない。
一日、試験勉強をしよう。と計画していたが、孫の迎えが入って中断。学校に2回往復する。下校時間が違うためで、世話である。手洗い・嗽をさせ、お八つを食べさせ、宿題をさせる。祖母ちゃんところは、気持ちが緩むのかふざけが多い。
低学年の宿題は、余り時間がかからない。だが、高学年ともなるとそうはいかない。何やら難しい顔で取り組んでいる。躓きはこの時期なので、下の孫を手元に呼び、がんこちゃんの本を渡す。退屈するのもわかるがテレビは観ない。
外の遊びには、こちらがついては行けぬし、遊ぶ場所も狭い。そこでふと思うのは、一昔前には場所などはなく、山にせよ、田圃にせよ、大人たちに怒られながら、何処かしらが遊び場だった。お腹を減らして泥んこになっての帰宅に大目玉だった。
冬場には、洗濯物は乾かない。着る物も不足になる。靴は、学校での履物であった。汚れて洗えば、履く物はない。それなのに何が楽しくて、面白かったのか、家の中にじっと居るのは病気の子だけである。寒空に跳ね回っていた。
今冬の茂木枇杷の花芽。東側から撮影。裏の家が見えるが、剪定前の状態。