東北震災から、否それ以前からも、自然は警告していた。災害が起きる度に、犠牲者の数しかみようとせずにきた。日本は、海に浮かぶ島であることを思わなかった。危険はいつも、隣り合せであることを、気づかないようにしてきた。それなのに尚、原発で自滅の道を選んでいる。
今回の台風では、進路が非常に遅く、満潮が昼と夜に重なった。これで浸水しなかったら嘘です。雨が上から降り、海からは海水が押し寄せる。大学教授や専門の者でなくたってわかる。便利さに慣れてしまって、そういったことをメディアでしか知ろうとしないから、被害に遭う。
人間には、危険を察知する能力もあれば、回避しようとする力も持ち合わせている。先ずは自分を信じることで、どうすればいいかを考えられる。動物の本能とでもいうのか。何もないではなく、そこから始めていかなければ。コンビニに行けば、売っているのではないのね。
旧約聖書の『ノアの箱舟』を思う。現代で、その舟を作る格納し続けるのに、莫大な予算が必要だろう。だが、いざと言う時には、役に立つかもしれない。自然界では、命は平等である。弱い者というより、子孫を残していくための本能に従っているに過ぎない。
家の玄関の上に、蜂が体を寄せ集めている。今度の台風は、風が強く吹くのだろう。今回の台風では、蟻が巣を屋内に作っていた。川の増水、或いは自分たちの棲む場所が、浸水することがわかっていたのだろう。自然に暮す生き物には其々に、知恵や工夫が見られるものだ。
人間が一番偉いと云うなら、何故、事故が防げないのか?あらゆる実験をしているという割には、知らないことが多すぎるではないか。自然に学ぶということは、己の小ささを知ること。命は全てが平等であること。生かされていることを感謝すること。
友人にもらったシモツケ。この清楚さがいい。ドクダミといっしょに咲いている。
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