先月、花木店に行った時、枇杷苗が置いてあったが、大体の苗の植え付けは寒い時期らしい。休眠している時の移植が望ましいのだ。枇杷苗も、例に違わずである。枇杷は、夏の食べ物で、梅雨時の6月中旬から、7月の初めに熟れてくる。その食べた実の種を土に植えよう。真夏の暑さに耐えて発芽する。
昨年など、苗は諦めてがっかりした頃の9月に、やっと芽を出した。植えた状況にも依るが、1ヶ月後には発芽する。プランターでも同じです。種を植える時に注意するのは、発芽して2年は、移植ができませんから、間隔を充分取っておきます。まあ、混んでいても支障はありませんが、早めの移植は避けましょう。
種を植えた場所に、立て札をして、日付と枇杷の種類を書いておくと、参考になります。写真も1ヶ月更新で撮っておきます。成長の過程がわかっていいです。桃栗3年、柿8年。枇杷は9年で生りわたる。柚子の大莫迦17年。とも言われ、種類にも依りますが、大体は当てはまります。
その土地の気温や環境にも、大きく影響され、同時に東西南北でも、育ち方は著しく違います。枇杷も多分に漏れず、光合成をしていますから、明るい光溢れる場所を好みます。また、水捌けの良いことと、夏分の充分な水遣りは欠かせません。こういった理由から、木丈が20cmから30cmになるまでは、移植しないのがいい。
鉢で育てる場合は、直径が30cm以上の大きさにして、種を3粒植えておきます。できれば麦と大豆も、鉢に一緒に植えておくと、土が硬くなるのを防いだり、弊害から守ってくれます。ただし、毎年収穫しては、植え付け直してください。化学肥料は使わず、乾燥させた野菜屑などの堆肥がいいですね。
枇杷には、基本的には肥料はやりません。花芽がついたり、実が熟れたら、お礼肥えで与えます。早くから遣ると、木ばかり生長してしまい、実が生りません。人間も、肥り過ぎたら動くのが大儀になるでしょう。ぬるま湯に浸かっている状態も、あまりよくはなく、そういった時には、石灰を入れるのがいいようです。
白枇杷の苗。南側に地植にしているが、30cmくらいになったのに、枯れてしまった。その後、脇芽から発芽して、現在に至る。
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