日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

すべての質問・疑問に答えられる人

2008-01-20 21:47:31 | Weblog

おかしい。

発注しても有明の海苔が入荷されない。

エンドに出している定番商品で、結構、人気がある。

おかしいな。

日清のカップラーメン、フォーも入荷されない。

梅昆布も。

今回、発注を上げても入荷されなかった定番商品が多かった為、南副店長に聞いてみた。

「明日、出勤ですか?

「はい

「乾物のバイヤーで、花園課長という人が本社にいるんですよ。その人に電話したら、鈴木さんの質問すべてに答えてくれます

 

すべての質問に・・・じゃと?

私は 数ヶ月前の南副店長と青果の社員の会話を思い出した。

「分からない事があったら、何でも俺に聞いて。答えられない事はないから」

と、南副店長。

「どうして台風は、台風って言う訳?」

と、青果の社員。

そんな質問を思いつく方もすごい気がするが、南副店長の答えは、もっと すごかった

「最初に英語のTyphoon(タイフ~ン)があってね、それに漢字を当てはめたわけ。 どうしてTyphoon(タイフ~ン)かは、君がもっと大きくなったら教えてあげるね!まだ君は、理解するには幼いから

「・・・・。

すべての質問に答えられるのは、南副店長じゃなかったの?

副店長は、私に電話番号を渡しながら言った。

「この番号に  電話して、 もしもし~、課長? 有明の海苔、発注しても、入ってこんのよお~って言ったらいいから

南副店長は、普段の会話は丁寧語、尊敬語、標準語の中に時々 九州弁を織り交ぜる。

しかし、今回は、友達言葉の九州弁だ。

「ほんとに いいんですか ‘入ってこんのよお~’なんて言って・・・

私は思わず聞き返した。

「課長は、 ‘ん’ って思うだろうね(笑)」

「・・・

 

さて。

すべての質問に答えられる花園課長とは、どのような人物か。

大変興味をソソラレル

続きは後ほど・・・。

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衛生週間の標語

2008-01-19 23:25:27 | Weblog

宿題がでた。

店では衛生週間が始まった。

スタッフ全員、アルバイトから、パート、社員まで、必ず一人一つの衛生週間にちなんだ標語を作って、提出せよ!という。

その締め切りが明日!!に迫った日の前日、矢木さんと私は二人でゴミを捨てながら標語の事を話し合ったのである。

「標語だなんて、中学以来ですよ・・・

「入選したら、商品券がもらえるんよ!ついでにみんなの前で表彰されて、新聞に載るんだから」

いやだ。私は中学時代を思い出した。

非行防止の標語を作るように言われ、提出すると、担任に呼ばれた。

その後、起こったことは…。

全校生徒の前で名前を呼ばれ、貯金箱とノートという 入選?商品を受け取り、更には・・・。

私の通学路に看板が飾られたのである

「語り合い 家族の団らん 非行なし」**中学 鈴木すず子

これを毎朝、横目に見ながら通学する事を考えて 見たまえ!

顔から火が出るとは、このことである。

絶対、入選なんか、するものか。

衛生かあ・・・。

私の脳裏を横切ったのは、南副店長の 散髪した お姿だった。

そうだ これだ!

「髪切って 取材に備える 副店長」

その心は・・・? 衛生週間、まずは、身だしなみから

そして・・・。

なんと、休憩室には、全員の標語が貼り出されていたのである。

入選作品だけじゃ、なかったの?

「こんなこと、初めてよ!

と、岸辺さん。 私の目を一番惹いたのは、これだった。

「ちょっと待て! お手ては意外と ばい菌キ~ン!!」

南副店長・作

ぶっはっは・・・・

かなり・・・ウケた。

これは、我が家の風景と一緒だ。

アンパンマンファンの子供によく、

「お外から帰ったら、お手てをきれいに洗おうね!ばい菌マンが バイばい菌~って、飛んでいくようにね

と、常日ごろから、話していた。

南副店長、きっと、お子さんに、こう言っているのでしょうね。  

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ニュー ヘアスタイル

2008-01-18 23:05:28 | Weblog

髪を切った。

理由は簡単。

朝、起きた時、はねるから。

中途半端な長さだと、肩について外向きに跳ねるのだ。

これだけヒドイと、

「今は 外ハネがトレンデイー

などと言い訳する気にもなれない。

夏の間は、朝からシャワーだったので、いわゆる寝癖というものを気にする必要もなかったのだが、 さすがに日本の12月は寒い。

昨日は、あられが降ってきた。

そんな訳で、朝からシャワーなど浴びようものなら、氷ついてしまう。

そこで、髪を少し切ったのである。

少しだけ・・・なので、誰も気付かないだろうけど。

ところが、職場へ行くと、矢木さんが、一番に気付いた。

「あーっ!髪、切ったんだね!可愛いじゃな~い!」

次に通路でカトちゃんと、ばったり。

なっ、なんと、カトちゃんは、坊ちゃん刈りになっていた!

偶然にも、同じ日に髪を切ってきたのである。

「あっ、カト君、髪、切ったんだね!

すると、カトちゃんは、即座に答えた。

「あれ?鈴木さんも、髪の毛が違う!!

良く、気付いたな・・・。

ちなみに、私の髪の毛は、いつもと同じです。

カツラではなく、自分の髪の毛ですので・・・。 

いわゆる自毛?

バックへ行くと、再び、矢木さんに会った。

「ねえ、ねえ、鈴木さん!カトちゃんの髪型 見た?坊ちゃん刈りになってたやろ?

「はい、鈴木さんも髪の毛が違うって、いわれましたよ

「へーっ、よく、気付いたね

「そうでしょ?私も、びっくり!」

ニューヘアスタイルと言えば・・・。

ハンカチ王子が話題になり、早稲田実業高校が甲子園で優勝した翌日、 店長は、スポーツ刈りになっていた。

バックでパソコンに向かっている姿を拝見しても、店長だとは、気付かなかった。

新しいバイト青年だと思ったほどだ。

そこへ、他の部署の男性社員が通りかかり、大声で叫んだ。

「店長!どーしたんですか、その頭 高校球児じゃないですか 影響されたんですか

ハンカチ王子店長・・・?

「・・・・。」

また、ある時には、南副店長が髪をきっていた。

「髪、切ったんですね

と、ここまでは、良かったが、ここから先、言葉が見つからない。

「素敵だわ~」とか、「かっこいい~」などと、歯が浮くようなセリフがポンポン飛び出すほど、歳を取ってはいないので・・・。

既婚子持ちで大人の南副店長の方が空気を察し、喋ってくれたので、助かった。

「今日、雑誌の取材があるんですよ。だから、髪、切っておいた方が、いいかなと思って・・・

「そう・・・なんですか

テレビの次は、雑誌の取材

なんと まあ。

その翌月、 店長室に竹輪担当の花岡さんと入室した私達は、南副店長の机の上に飾られた 彼の写真を発見

これは、職場で撮影されている。

もしや、雑誌の・・・。

いやはや、ただ、髪を切る・・・といっても、色々人それぞれ理由があるものだ。

私のように、寝癖よ、さよ~なら対策というお粗末な理由もあれば、 ハンカチ王子に深く感動し、高校球児に?

あるいは・・・。

まさに、人生・・・いや、髪形色々である。

さて・・・次は誰?

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名物副店長と精肉の江原チーフ

2008-01-17 12:59:25 | Weblog

そう、確か、あれは・・・。

私が ここで働き始めてから約2ヶ月たった頃だった。

バックで台車に飲料水を積んでいた私にに向かって、南副店長がダッシュで駆けてきた。

まるで、デイープインパクトのような速さだ。

何事か?と驚く私に、息せき切って彼は言った。

「鈴木さん、行くよ!!

私は、訳が分からず、のほほんと聞いた。

「いったい何処へ行くのですか?

南副店長は喜び勇んで答えた。

「テレビに映りに行くよ NHKの取材が来てるんよ!」

えっ・・・。

しゅ・・・取材だとな

私は、初めて上司の指示に逆らった。

「いっ・・・嫌ですっ

南副店長は売り場へ・・・

私はバックの奥深くへ・・・

と、それぞれが逆方向へ向けて走りだしたのである

 

さて、約15分後・・・。

上機嫌で、南副店長はバックへ戻ってきた。

「江原の声が、いつもより 透ってた

江原さんというのは、精肉のチーフである。

よく透る声の持ち主で、

「いらっしゃいませ、いらっしゃいま~せ~

と、山びこのように エコーしている。

肉声で、あれだけ良く透るのだから、すごい!といつも、感心していた。

その声が いつもより、更に良く透っていたというのだ!

ちなみに、江原チーフは、いつもにっこりと微笑んでいる。

ベストスマイル賞!のとき、私が迷った挙句、(南副店長、西村チーフ・・・候補が多いのが悩み

一票を入れた人物だ。

今日こそ、矢木さんが、

「あのチーフの怒った顔、一度も見たこと無いね!いつもニコニコして、私達にも 向こうから挨拶してくれるよね!」

と、ベタ褒めしていた。

オーラの泉に登場するスピリチャルカウンセラーの江原さんに雰囲気が そっくりである。

あんなに太ってはいないが、笑顔がまさしく瓜二つ。

そこで、ここでは彼のことを江原チーフと呼ぶ。

話が少しそれたが・・・。

南副店長の凛々しい お姿と、江原チーフの 「山びこ式 呼び込み」が NHKにより、めでたくオンエアと なったのである。

おめでとうございます!

とあるスーパーの名物副店長と江原チーフ!

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いっ・・・忙しい!

2008-01-16 21:04:59 | Weblog

12月2日。

早朝6時半に家を出た時は、辺りは真っ暗!

店に到着する頃には明るくなっていた。

私が着替えて売り場へ向かう途中、ハマグリ君が階段を駆け上ってきた。

「あっ、おはようございます」

「おはよっす」(??と、聞こえた)

冷蔵庫へ行くと、納豆の在庫がない!! 

全く無い!

そんな馬鹿な・・・。

全部、残らず売れた?まさか・・・ね。

7時50分に売り場へ行くと、なんと、南副店長が納豆を出している最中だった。

彼が在庫を運んできてくれたのだ。

私を見るなり、

「えっ 8時からですか? 今朝、ハマグリを見かけたから、あいつが8時出勤かと思って・・・。あいつをパンに回して俺が納豆を・・・と思ったんですけど、じゃ、ここお願いします」

「今日、カト君、休みですよね?」

「はい、休みです」

パン&プラットホーム担当・・・最近はこれに、クリスマスケーキも加わったカトちゃんが居ない朝・・・。

先週のドタバタ劇が頭をよぎった。

まさか、今日も休日なのに店を覗きにきたりして・・・。

南副店長は言った。

「荷物が たくさん入ってるんですけど・・・。定番商品。残業・・・とか、お願いできますか?」

「はい、勿論」

今日は、西村チーフがいない。

途中まで、南副店長が おかめ納豆を出してくれていた為、8時半には終わった。

納豆と、うどんを出したら、次は漬物・・・とバックへ行くと、店内に入った時には積んであった筈の漬物がない!

まさか・・・、と思い、漬物売り場へ行くと、なんと、漬物は出さないと、噂??の店長が漬物を出している・・・。

どうして・・・?

荷出しは、ほぼ、終わっていた。

私が納豆と うどんを出している間に・・・。

必死の姿の店長に声を掛けられず、私は そそくさと退散した。

でも、何故??

矢木さんの声が店長まで聞こえてた・・・とか。

店長って地獄耳なのかも。

それとも、私のブログを読んだとか・・・?まっ、まさかね。(苦笑

 

今日の定番商品は、雑貨、御菓子、酒類だ。

プラットホームに入りきれないほど、荷物で あふれかえっている。

先日の乾物の比ではないかも・・・。

あれも、すごかったが・・・。

台車が足りず、荷物の上に、また荷物を・・・という風に 高々と積み上げられていた。

ハマグリ君は、荷物の上によじ登っている。

前世は猿か と思うくらい、身軽だ。

土曜市に集まったお客さまが、店内の御菓子売り場へも押し寄せた。

人の流れというのは不思議で、数人が御菓子売り場へ来ると、金魚のフンのように(失礼!)十数人 連なって来る為、こちらも身動きが取れなくなる。

お客さまも何故か、台車で隠れた棚を見たいようで、あっちこっちと人に合わせて移動させ、かなり、神経を使った。

ふと、中央通路を見ると、ハマグリ君が台車を引っ張っている。

 あちらも残業?

ひと段落したところで、2時間の残業を終えた。

さて、帰り・・・。

クリスマスツリーが中央に移動され、ツリーの周りは御菓子やクリスマスグッズで飾られている。

 ワンダフルじゃないの!

素敵!!

ハマグリ君は、「メリークリスマス!」と書かれたプラカードを抱っこして、ツリーの前に一人、たたずんでいた。 に・・・似合う!

「これを上から吊るしたらいいと思うんですけど・・・

「そうね

そこへ、南副店長がやって来た。

出来上がったクリスマス用の売り場を眺め、微笑んだ。

「いいでしょ?これ!

「はい、いいですね。写真撮っときたいなあ・・・

と、私。

いよいよクリスマス商戦へ突入する・・・。

お店の方は準備万端!

PS シフトを確認すると、ハマグリ君が8時ではなく、9時出勤でした!

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さまようお客様たち

2008-01-16 00:47:34 | Weblog

名コンビ?と岸辺さんに命名された私達二人、矢木さんと私は 制服に着替えた後、 御喋りしながら売り場へ降りて行った。

 「昨日、鈴木さんが業務用くらい大きなペットボトルに入った ごまドレッシングを探してる おじいちゃんがいたって、いってたでしょ。 特売で、一時期おいてあったけど、定番ではない商品。あのすぐ後ね、岸辺さんにも同じお尋ねがあったんだって。 カトちゃんも同じ質問されたって言うから、おかしいなあ、30分の短い間に、たて続けに・・・って思ってたのよ。その おじいちゃん、眼鏡で、ひょろっとしてなかった?

私は、昨日の おじいちゃんを思い浮かべながら答えた。

「はい、眼鏡で細い人でしたよ。きっと、同じ人ですね」

あの おじいちゃん、大きいサイズの ゴマドレッシングを探して店内を30分もさまよっていたのか。

お気の毒に・・・。 

いくら探してもないのに。

小さいサイズで妥協できなかったんだろうか?

売り場へ行くと、メモ紙を持った 小柄な おじいちゃんが話しかけてきた。

「ちょっと、お尋ねします。果物売り場に置いてあるプルーンを買ってきてくれと、女房に言われたのですが・・・」

私は、一般食品のコーナーから、果物売り場までご案内した。

「ありませんね。以前、私もここで見たのですが・・・。担当者に聞いてみます」

すると、おじいさんも私についてきた。

「来週、入ってきます」

というお答えをおじいさんも私と一緒に聞いていた。

「・・・だそうです。来週、入荷されるそうです」

「はっ 今、ないってこと

おじいさんは、そういうと、担当者に同じ質問を繰り返した。

 言うまでもなく、答えは同じである。

来週入荷・・・は、今現在はないということ。

おじいさんは、その場を去って行った・・・。

約10分後・・・。 私が乾物を補充していると、先ほどの おじいさんが紙切れを私に見せた。

今度は、何を探しているのだろう、と、紙を覗き込む私に、おじいさんは言った。

「果物売り場においてあるプルーンは何処ですか?貴方で3,4人目なんですよ! なかなか見つからなくてね!

う・・・嘘 

さっき、同じ店員に同じ質問をした事を忘れて・・・?

いや、違うな。3,4人目だと言っているし・・・。

信用されてないのかな・・・。

「申し訳ありませんが、その商品は、来週まで入ってきません。今は、お店に無いのです」

私は無いを強調した。

まさか、店員に「ここにあります」と、言われるまで、店内をさまようつもりでは・・・と、心配になったからだ。

昨日のお客さまも そうだったが。 すると、おじいさんは、

「そうですか、無いのか。どうしたらいいんだろう・・・」

と言いながら、去って行った・・・。

仕事が終わり、矢木さんに この話をすると、 「青果の人が、笑ってたよ!人の言うこと、信用してないって・・・」

まさか、認知症・・・じゃないでしょうね?

しっかりしているようでしたが・・・。

放っておいて良かったんだろうか・・・?

今になって、ちょっと心配になった私です。

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夏のウナギの思い出

2008-01-15 11:32:19 | Weblog

クリスマスケーキ申し込み受付の店内放送も、お客さまに向けてスタートした。

店内にはツリーも飾られ、すっかりクリスマスムードである。

ほんのわずか5ヶ月前、私がここで働き始めた頃は真夏の7月で、店内放送はウナギの予約受付だったのに・・・。

早いものだ。

私は、しみじみとウナギ三昧の一日を思い出していた。

一日或は二日だけ、鮮魚の応援をしてほしい、と南副店長に頼まれ、お手伝いすることになったのは、働き始めて わずか2週間を過ぎた頃だった。

まだ、グロッサリーの仕事にも、職場のスタッフにも慣れていない頃だったので、 魚屋さんで、全く知らないスタッフと、知らない部署で、知らない仕事をすること自体、緊張そのものだったのだ。

南副店長に案内され、魚屋さんへ行くと、そこのチーフに紹介された。

「何をしたらいいんでしょうか?

「じゃ、ウナギを包んでもらおうかね~

と、元気よく返答したのは愛ちゃんという、魚屋さんの人気者おばちゃんである。

お客さんには、威勢よく、

「へい、らっしゃい!」

「サンキュー、ベリーマッチ

と、英語でハツラツと対応している姿を日々、目撃していた。

まず、愛ちゃんが見本を見せてくれた。

凍ったウナギに付いた氷を拭き、紙に包み、桜ウナギと書かれたパッケージに入れていく・・・。

真夏だというのに、これを一時間も続けたら、手がかじかんで、感覚が麻痺した感じだ。

そこへ ほんの数日前、

「ごめんね、店長室に置いてあった履歴書、見たんよ!

と、軽いノリで話しかけてきた にーちゃんが現れた。

魚屋さんだったのか。

同じ年齢だと聞いていたので、お友達言葉で話した。

そして・・・。

先ほど副店長から紹介された、魚屋のチーフに向かって、軽いノリの にーちゃんが、なんと命令形で指示を出したのだ

これには、すってんころりんと、滑りそうになるくらい驚いた

ええ~っ 

うそお~!

ホント

アルバイトの 兄ちゃんだと思ってた

チーフに命令するということは、チーフより上の上司、ということになる。

バイトの兄ちゃんじゃないんだ。

社員なんだ。

しかも、すっごく偉い人だったんだ。

思わず、顔が引きつった・・・

その日以来、友達言葉ではなく敬語になったのである

 

さて・・・。この日は9時から6時までの勤務時間。

鮮魚では11時から手伝っていたが、ほとんど、この日のウナギとの格闘も終わりに近付いた頃・・・。

グロッサリーの岸辺さんが、予約ウナギを受け取りに来た。

「鈴木さん、大変だったでしょう? あらら、こんなに手が冷たくなって

私がウナギを手渡す時、 岸辺さんは、私の氷つくように冷え切ってしまった手を握りしめた。

やっ・・・優しい。

「あと、もう少しで終わりね、頑張ってね~」

「は~い、頑張りま・・・す

私は、実はウナギは嫌いだ。

あの にゅるっとした皮が気持ち悪い。

蛇みたい・・・。

それでも、夏バテにいいので、毎年、身だけ、食べている。

遂に、6時になり、魚屋をあとにした。

私も予約ウナギ2匹をつれて・・・。

南副店長の元へ行くと、

「あっ、お疲れさま。どうでした?あれ 目が赤いですよ!!疲れ・・・た? 大丈夫ですか? 明日は、様子見て、グロッサリーへ呼び戻しますから」

たった、一日、グロッサリーから離れただけなのに、南副店長の顔を見たとたん??懐かしさでいっぱいになった。

岸辺さんといい、南副店長といい、グロッサリーの人達は、なんて心優しいのだろう。

まだ、入ったばかりの私をこんなに いたわって?くれるなんて・・・。

小泉さんじゃないが、感動した。

そして、翌日の朝・・・。

休憩室へ行くと魚屋の愛ちゃんをはじめ、鮮魚のスタッフ、おばちゃんたちがお茶していた。

「昨日は、ありがとね~。ウナギ、包んでくれて

まず、愛ちゃんが、元気良くそういい、他のおばちゃん達も笑顔をくれた。

売り場へ行くと、おない年の兄ちゃん・・・じゃなかった、偉い人が、

「昨日は、ありがと、手伝ってくれて」

と、おっしゃって?下さった。

魚屋さん達も優しい。

要するに、ここのスーパーで働く人たちは、いい人ばかりなのだ。

あの日から、早、5ヶ月・・・。

今日から半年目に突入する。

出勤前の家でのリラックスタイム・・・。

ちょっと、思い出に浸ってみた私だった。  

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名コンビ!?

2008-01-14 20:50:55 | Weblog

「鈴木さん!もう、12月のシフト表が出来上がってたよ!私と鈴木さん、12月の頭から明日、早速二人で遅番よ!

御菓子の荷出しをしていると、矢木さんが跳ねながら?やってきた。

毎月、シフトは皆の一番の関心事だ。

シフト研究家の岸辺博士によると、         

「矢木さんと鈴木さんは一緒のシフトが何故か多い」         「だいたい、休みの曜日も決まってきた」

と、分析している。

その理由として、      

その1:すなわち、発注日には担当者が休みにならないようにしてくれている。          

その2:担当者の発注日には なるべく遅番で、午後出勤 このような配慮がなされている・・・というのだ。

以上が岸辺博士の学会での研究発表の主な内容だ??

ちなみに、勤務表を作成するのは西村チーフの仕事。

完成シフトがバックに張り出されると、まるで、お受験の合格発表のような騒ぎになる。

今回、矢木さんが、一番にシフトを見てきて、私に報告してくれたのだった。

その一時間後、今度は、岸辺さんが、私の元へニコニコしながら、やってきた。

「鈴木さん!鈴木さん!シフト、もう見た?

岸辺さんを見ていると、いかにも大ニュース!!といった感じだ。

 「いえ、まだですが

「鈴木さんと、矢木さん、貴方達二人、また一緒のシフトよ!しかも初日から、いきなり!!もお~っ名コンビだね。 ぎゃははははーっ

それじゃ、又ね、お疲れさま~・・・とスキップしながら、岸辺さんは職場を去っていったのであった。

それにしても・・・名コンビ  

岸辺さん、ほんとに楽しそうだった。

ちなみに、岸辺さんは、カトちゃんと名コンビである。

「矢木さんは、鈴木さんにとって、お母ちゃんみたいやろ? 矢木さんが居ないと寂しいねえ」

いつだったか、高田さんは、あと10分で出勤してくることになっている矢木さんを待ち構えていたっけ。

御菓子の荷出しを手伝ってもらおうというつもりで待っていたのかもしれないが・・・。

要するに、岸辺さんとカトちゃんが母息子コンビなら、私と矢木さんは、母娘コンビである。

この店には、かつて水戸黄門トリオというものも存在した。(詳しくは、「ラブレター公開」参照)

ひらっち退職で、解散したが。

さて、荷物をほぼ出し終えて、バックへ行くと、 やはり・・・というか、やっぱり・・というか・・・ シフト表の前に人だかりができていた。

午後 出勤してきた梅子さんと、末永さんが西村チーフになにやら言っている。

「私、早番8時出勤が3日も続いたら、死ぬから、誰かと かわってもらうよ」

と、末永さん。

「はい、いいですよ」

と、チーフ。 勤務表作りも大変そうだなあ。

明日から いよいよ12月。

年の暮れだ。

今年の締めくくりの月には どんなドラマが待っているのか・・・。

 とある街のとあるスーパーのスタッフは、今日も元気です。

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嬉しい残業

2008-01-14 00:19:31 | Weblog

ワオンがオープンして以来、商品の動きが鈍っていた。

在庫の山を抱え込むことになったことは、前に述べた通りである。

そこで、発注も控えた。

ところが・・・。

日曜日から、急に動き出したのだ。

日曜日だけで、台車2台分のカップらーめんの在庫が売れたのである。

金曜日が研修日だった私は、木曜日に前倒し発注を上げたのだが、こんなことは、予期していなかった。

嬉しい誤算で、欠品続出!

再び、シーズン中ということもあるが、カップラーメンが若者を中心に、飛ぶように売れ出したのである。

しかし、喜んでいる場合じゃない。

月曜日の発注は、もはやワオンを意識せず、いつもの発注量プラスに戻したのであった。

当然、プラットホームには、在庫の山。

今日は、カトちゃん、休み。

この穴は大きい。

いくら荷出ししても、在庫の山は、一向に減らないように思えた。

「あの、副店長、残業とか、しちゃいけないんでしょーか?

 「強気で発注しましたね? いいですよ、お願いできますか?

意外にも、南副店長は、あっさり残業を許可してくれた。

今日の早番は岸辺さん、矢木さん、そして私。

男性陣は皆、午後出勤か、休み。 そんな訳で、午後から 川石さん、つばめ君、ハマグリ君・・・と、頼もしい男性陣が続々出勤してきた時には、救世主の入場か と、思ったくらいだ。

私がカップラーメンの荷出しをしていると、ハマグリ君が、台車を引っ張ってきた。

「今朝は、男の子が誰もいなくてさあ・・・。カトちゃん、休みだし。やっぱり、男の子がいないと駄目ね。荷物、さばけなくて

すると、ハマグリ君は、超ハッピームードで、

「それで、残ってたんですか。いやあ、でも、俺、男っていっても、さばけない方ですよ!

「そんなこと、ないよ。全然違うわ

はっきり言って、スーパーの荷出し風景は、室内土方である! 当然、男の方が似つかわしい・・・気がする。

何はともあれ、2時間の嬉しい残業を終え、無事、発注も終えた。

ふう~っ、くたびれた。

そんな私の様子を見ていたであろう、雑貨担当の末永さんが、帰りに声をかけてきた。

「雑貨も欠品が多くでた・・・。そういう訳で、明日、荷物、大量にくるんだけど・・・出せなかったら、置いておいていいよ!

お客さんが再び戻って来てくれたことは確か。

欠品は、ありがたくはないが、売れたことは、嬉しい。

そして、残業も また 嬉しい・・・のであった。

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「とあるスーパーの、とある、です」

2008-01-12 10:19:32 | Weblog

「リ~ン、リ~ン・・・」

火曜日の朝、電話がなった。

この日、私は長~い連続出勤のあと、ついに獲得した正真正銘の休日。

朝方、夜明け近くまで物書き(原稿の再校中)をしていた私は、二度寝した。

電話の呼び出しで、うとうとしていた私は仕方なく、受話器を取ろうと、電話まで這って行った。

「どうせ、勧誘だろう

と、思いながら・・・。

最近,命運社(仮名)という名の葬儀屋さんからの電話が多い。

しつこいくらい、毎日かかってくる。

積み立てを・・・ということらしいが、毎回、お断りしている。

最初の頃は、私も、

「両親が今、出かけておりますので・・・」

「今のところ、間に合ってます」

などと、丁寧に断っていた。

しかし、時間帯など関係なく、毎日のように、電話があると、嫌気がさしてきた。

段々、私の応対も雑になってっくる。

「両親共に、ピンピンしてますので

「私も病気知らずでして・・・」

「今のところ、結構です!」

遂には、

「あなたは私が死ぬのを待っているのですか

という気分になった、その時である。

再び、電話がなったのは。

きっと命運社だ!

休日くらい、ゆっくり休ませてくれたまえ!

そんな気分で、電話に答えた。

「はい、鈴木です!

声のトーンがいつもより、怖かったし、寝ぼけていたと思う。

受話器の向こう側で、聞きなれた声がした。

「とあるスーパーの、とある です」

と・あ・る・スーパーの・・・?

と・あ・る・さんって誰だっけ?

えっ・・・もしかして、とある店長

私の ゆっくりとした思考回路が突然、フル回転で、始動し始めた。

「わっ・・・私、鈴木です」

「おはようございます」

と、店長。

「おっ、おはようございます・・・」

私、もしかして、今日、出勤だったっけ

今日は、絶対に休日だ!!という自信すら、一瞬、揺らいだ。

「四万十川の海苔・・・」

店長は、そういったきり、黙った。

しまんとって、四国の?

これだけ言えば、私には何のことか、分かると店長は思っているようだったが、正直、私には四国がどうしたのか、さっぱり分からない。

海苔は海でとれるんじゃなかったっけ?

何故、川なんじゃ?

寝ぼけている私には、その程度しか、思い浮かばない。

「えーっと・・・」

店長は、そういうと、ちょっと間をあけてから言った。

「実は、この海苔の発注が110上がっているのですが、お客様からの特注ですか?」

発注と聞いて、やっと我に返った。

四万十川の海苔って、粉末の海苔ふりかけのような商品・・・だわ。

「いいえ、110も発注したつもりはありません。10の間違いです」

「そうですか、10ですね」

プライスカードの発注を1、そして商品の入荷数を10と入力した筈だが・・・?

ハンデイの画面では、確かに110に見える。

私がプライスカードあり、に設定し忘れていたとしたら・・・? 商品が110という事になるが・・・。

でも、ちゃんと、プライスカードあり!にしたと思うのだが・・・。

休日なのに、頭の中は、このことで、延々と悩むことになるのであった

翌日、ちゃんと、プライスカードが発注した通りに一枚来ていた。

ほっ 岸辺さん曰く、

「私、30発注したはずの500円の缶詰めが130届いたことがあるよ!南副店長が、送り返したけどね。 130よ!いいのよ、貴方が間違えたんじゃ、ないんだから。それにしても、休日に店長から電話があると、どきってするよね」

はい、確かに、かなり どきっとしました!

最近、恋だの、ロマンスだのとは縁がない私達グロッサリーの女性陣。

(ほんとにあったら、困るわね、旦那様にとっては、犯罪行為になるからね)

たまには、店長から休日に電話を受けて、思いっきり どきっ とするのもいいかも・・・?

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