ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

ボクシング  =Saison d'Eriko Vol.09= より・・・エリコ・バルト(Eriko Barthes)   et 4分間のマリーゴールド ~♪

2019年11月15日 13時00分00秒 | Movie・Book・TV

皆さん~、今日は~

 

今日は、全国的に、晴れのところが、多そうですね~

こちらも、朝から、とっても気持ち良いですわ~

ただ・・・、結構、冷えるんですけれどね~

 

これ・・・、Vol・09の、セゾン・ド・エリコに掲載の、ページなんですが~、

中村江里子さんが、現在から計算すると、約2~3年前から、やり始めたと言う・・・、ボクシング練習のシーン

(*本誌には、ボクシング・・としか、記載はありませんが、補足をいただき、色々調べました結果、単にボクシングではなく・・、キックボクシングを習っているようです・・〈←補足・・・、ありがとうございます~〉)

週に2回、自宅でコーチとマンツーマンで1時間、汗びっしょりになるまで体を動かすとの事~、すごい~!

汗びっしょりかいて、後が爽快なんだそうです~

 

・・・、そこに書かれていたのですが・・・、

18歳までは、水泳選手で、その後、スキーをして以来、今に至るまで、ほとんど運動から、遠ざかっていたのだそうです~

40歳くらいから、そろそろ体を動かさなくては・・・と何度も、思いつつ、果たせずにいたと言う事~

 

ボクシングには、かねてから、興味があったのだそうです~

 

 

・・・同感です~

私の場合は・・・、小さい頃から、家族が、プロレスや格闘技、ボクシングに熱かった事から、自然と、馴染んでいたかもしれません・・・

ある時から、辰吉丈一郎さんを、とっても応援し始めましたわ~(笑)

今は、井上尚弥さんや、井岡一翔さんを、応援しておりますわ~

 

 

江里子さん・・・、そうして、ボクシングに興味があったものの、出会いがなかった日々でしたが、

ある時、アパルトマンの上階に住むファミリーと話していたら、

その人のうちに、ボクシングの先生が来ると・・・

そして、江里子さんにも、トライするように、勧めたのだとか~

そうして、トライしたら、あまりに面白すぎて・・・、ボクシングに???、一目惚れで、恋に落ちたのだそうです~(笑)

 

その場で「先生、続けます。」・・・と、宣言したそう~

 

目的は、痩せる事ではなく、バランスのとれた、体力作りだとか~

 

レッスンは、いきなり打つのではなく、

最初の20~30分は、スクワットや腕立て伏せ、ヒップアップ等に充てられるそうです~

 

次の20分で、「右、左、右」と、コーチの声に合わせて、連打するのだそうです~

 

ボクシングって、江里子さんが、やってみての感想は、

他の事を一切考えずに、目の前の事に集中できると言うのです~

 

1時間くらいのレッスンのようですわ~

その時間は・・・、江里子さんの生活に、欠かせない時間となっているそうです~

 

 

旅先のタイで買ったと言う、トランクス~らしいです~。↑↑

 

・・・私も、実は、以前から、ボクシングのレッスン体験を、機会があったら、したいな~って、思っていたりします~(笑)

 

皆さん~、午後も、素敵にお過ごし下さいませ~

 

Bon après-midi

 

 

 

今夜は、4分間のマリーゴールド~、楽しみですわ~

 

お疲れの皆さん~、

お仕事~、陰ながら~、応援させていただいておりますわ~

 

素敵な曲のご紹介は、今夜にでも、できるようでしたら~、させていただこうと思います~

 

 

 

ボクシング・・・とキックボクシング・・・、別物ではあるでしょうが、本誌は、ボクシングと記載がありましたので、

厳密には、キックボクシングでしょうけれど、本誌にのっとって(補足必須として)、広義で”ボクシング”と、とらえる事としようと思います。

なので、タイトルは、”ボクシング”

・・・のままに、しておこうと思います~。

補足・・・、ありがとうございました~

 

タイトルマッチ・・・じゃなくて、タイトル・・・のところ・・・、ご確認くださいまし~

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日本の長寿の祝い =Saison d'Eriko= et 愛はスローにちょっとずつ&スナックあけぼの橋 ~♪

2019年10月17日 11時16分00秒 | Movie・Book・TV

皆さん、今日は~

 

今朝のお空は、こんな感じでした~

完璧な曇り・・・って、感じです~

終日、こんな感じかもしれませんわ~

そして、とても空気が冷たく・・・、冷えないように、暑くならない程度に、暖かい服装にしております~

・・・と言っても、室内外で、温度差が結構あるので、

いつでも調整できるように、カーディガンとか、セーターを上手く利用して行くつもりです~

昨夜は、本当に驚きました~

リクエストしたいけれど・・・、そのうち出てくると思うので・・・とおっしゃっていたので、

私も、そのうち・・・、ご希望の曲が、登場する日があるだろう・・・、

・・・ノーヒントだけに、100%何だろう~?な感じだったので、

気楽な思いで、そのうちご紹介できれば良いな~なんて、思ったりでした~

 

・・・それが・・・、なぜかこの曲にしようと思いつき、

記事を書いている間に・・・、どんどん・・・、きっとこの曲だろうな~と言う感じがして来たんですね~

・・・そしたら、ズバリで・・・、めちゃめちゃ驚きました&喜んでいただけて・・・、すごく嬉しかったです~

 

ワインは、ほんと・・・、どんな味か、味見程度でした。予防接種の際の注意事項でしたしね~(苦笑)

喜びのあまり・・・ちょっとだけ・・・(笑)

不良主婦・・ではなく、飲んだ事ないワインに対して、好奇心旺盛な主婦が、ちょっと味見しただけ・・・程度に、ご理解下さいね・・・(笑)

 

その後・・・、聴いているうちに、心揺さぶられてしまい、鎌倉物語状態になりましたが、

”今・・・、スナックあけぼのばしやってるで~。”と言うラインが来て、

途中からでしたが、それを少しだけ見ましたら・・・、ママとちいママ・・・、そして、豪華なスナックに来たお客様を見ていて、

少しずつ・・・、笑顔に戻って行ったかな・・・と言う感じでした~

 

”愛はスローにちょっとずつ”~、素敵な曲です~

そして・・・、

”スナックあけぼのばし”~、素敵な人達の集う場所です~

天海祐希さん・・・、石田ゆり子さん・・・、どちらの方も、素敵ですね~

・・・あんなスナックが近くにあったら・・・、皆日常の疲れを癒しに・・・、通いつめそう~(笑)~、私も月1くらいでね~(苦笑)

 

さて、今日は、昨夜の素敵な曲を、もう少し聴いていたいかな~と思って、

この時間は、お休みにして、夜は、素敵な曲のご紹介をしたいかな~と思います~

・・・、もう秋がどんどん深しこの頃・・・ではありますが・・、

もしも、夏っぽい曲が登場したとしても・・・、又あの人ズッコケてるわ~くらいな感じで~、

楽しんでいただければ・・・と思います~

 

今日のこの時間みたいなパッとしないお天気の日には、

思いっきりノリの良い曲聴く事を、皆さんには、おススメしたいですね~

・・・私は、昨夜のそれを、もう少し聴いてみますね~

サロンドエリコ・・・、毎回とても素敵な話題を提供してくださってます~

”比べてみました!日仏冠婚葬祭事情”と言うタイトルのページの内容~、結構興味深かったです~

このコーナーでは、フジテレビ解説委員の鈴木款(Makoto Suzuki)氏と、中村江里子さんが、トーク形式で、色々発信して下さっているページです~

そんな中で、

”日本では60歳で還暦を祝い、フランスは50歳で祝う”と言うタイトルの箇所があります~

そこのご紹介をしたいと思います~

鈴木(以後Sで):フランスでは50歳を盛大に祝われると聞いたことがあります。 日本のように60歳の還暦ではなく。

中村(以後Nで):ええ。30、40歳の誕生日よりは華やかなパーティーをする人が多いです。

         私も今年50歳になりましたが、友人や家族がサプライズで何度も祝ってくれました。

S:日本だと還暦のあとも古希、米寿・・・と長寿のお祝いが続きます。

  最近、私の周りにも還暦を迎える人が増えました。

  戦前は平均寿命が40歳代だったので、60歳は長生きでしたが、いまの時代だと、まだまだ働き盛りです。

N:ちょっと時代にそぐわなくなっている感じですよね。

 

・・・と言う会話をなさってますね~。

 

人生100年時代・・・と言われる今・・・、50歳って、ターニングポイントかもしれませんね~

・・・その年齢で、華やかに祝っていただけるのも、素敵な感じしますね~

フランスでも、人生100年時代・・・と言う認識でしょうかね~、それは私はわからないですが・・・。

とにかく、フランスでは、50歳は、大切な、人生の分岐点なのですね・・・多分・・・

分岐点・・・。一度立ち止まって、どんな風に進んで行くか・・・、考えるきっかけにもなり、

そんな時のお祝いって、大切かもしれない~

 

日本の長寿のお祝いは、

還暦:60歳(生まれた年の干支に還る事からこう呼ばれる。長寿祝いの色は赤。)

古希(古稀):70歳(中国の詩人・杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来。現代では、還暦より本格的な長寿祝いに。祝いの色は紫。

喜寿:77歳(「喜」と言う字の草書体が七を3つ重ねた形になり、七十七と読める事に由来。長寿の色は、紫。)

傘寿(さんじゅ):80歳 (傘の略字が八と十を重ねた形になり、八十と読める事に由来。長寿の色は、黄(金茶)

米寿:88歳(「米」の字をくずすと八十八と読める事に由来。長寿の色は、黄(金茶)。)

卒寿:90歳(「卒」の略字である「」が、九十と読める事に由来。長寿の色は白。)

白寿:99歳(百の字から一を取ると「白」となることに由来。長寿の色は「白」。)

紀寿(又は百寿):100歳(100年が一世紀ということから紀寿、また、100歳であることから百寿と呼ばれる。長寿の色は白。

 

*その他、108歳の茶寿や、111歳の皇寿、120歳の大還暦もあるそうです~。

 

日本・・・、沢山長寿の祝いがありますが~、とっても素敵な事だと思います~

節目節目を、分岐点と思い、立ち止まって、進み方を考える事、そして、祝い合う事~、意味あるかも~

 

 

いつまでも、人とのコミュニケーションを大切に、素敵な事を、与えあいながら・・・、

皆・・・、

健康寿命を目標に~、楽しく活き活きと、生きて行ければ~と、心から願っております~

 

今朝も、玄米プレーンおにぎり、おじゃこやカリカリ梅、ゴマミックスのおにぎり、グリンピース入り卵焼き、高野豆腐、かぼちゃの煮物、お味噌汁や、

フルーツ、お野菜、チーズ等々~、そして、スタバ VIAで、元気いっぱい~、身体が、温まってますわ~

 

 

皆さん~、今日は、秋深し・・・、冷え込んでおります~

冷えにお気をつけて~

 

 

素敵な1日を~、お過ごし下さいませ~

 

 

Bonne journée ~

 

 

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ねじれた家   et アガサ・クリスティー

2019年08月17日 21時57分00秒 | Movie・Book・TV

最近、いくつか映画観ましたが、

なかなか文章にするには、難しく、upしてませんが、

『ねじれた家』は、ご紹介してみようかな~と思います~

 

この作品は、

作家アガサ・クリスティーの、推理小説を元に、

制作国 イギリス

 

小説は、1949年に発表されたもので、

彼女自身が、最高傑作だと誇るミステリー小説を、

2017年に初映画化したものをイギリスにて公開~

およそ70年の時を経て、映画化実現 ~

 

無一文から、巨万の富を築き上げた大富豪~、アリスティド・レオニデスが、

何者かによって、毒殺されるところから、物語は、始まる。

何者かが、注射器に、毒を仕込んで、

彼の腕に、注射針を挿入する最初の場面から、

次第に物語に惹き込まれて行く。

物語の現時点では、私立探偵であるチャールズは、

アリスティドの美しい孫娘であり、

チャールズの元恋人であったソフィアから、

この件に関しての依頼があり、結局引き受ける事に。

犯人を突き止めるよう、依頼されるのです。

 

広い敷地内にあるお屋敷には、3世代に渡る一族が、

当時、様々事情ありながら、同居していた。

日頃から、嫉妬や敵意や憎しみが渦巻いていた。

 

アリスティドの、息子達2人・・・、

長男夫婦と子供3人(長女がチャールズの元恋人)(アリスティドの孫にあたりますね~)

次男夫婦、

 

アリスティドの前妻の姉、

そして、若い後妻、

長年一族に仕える乳母、

 

そして、外部から時折、関わる、家庭教師の男性が1人。

 

11人もの、クセがあり、怪しげな人達の、

複雑な人間模様が、よりミステリアスな物語にしている。

どの人も怪しげに思えて来て、目が離せない。

 

映画製作の資金が欲しい長男、

父から継いだ会社が倒産寸前の次男、

どんな経緯からか、アリスティドの前妻の姉が同居しているが、一族を取り仕切る存在でもある女性、

後妻である女性は、一族から、よくは思われていない存在。

第一発見者の、アリスティドの孫娘、ソフィアも怪しげに思えて来る。

 

・・・そんな人間模様を、アリスティドの息子、長男の幼い娘、次女のジョセフィン(ソフィアの妹)は、

日々、観察し、日記に書き留めているようだ。

分厚いノートに書き留める・・・これ気になりました。

キーポイントです!

 

巨額の遺産をめぐり、うごめく人間模様の中で、

犯人を突き止めるべく、調査をするのだが、

そんな最中に、第二の殺人事件が起きてしまう。

 

果たして、犯人は誰か・・・、そして、結末は・・・!

 

 

2017年の12月だったか、

『オリエント急行殺人事件』を観に行きました(PS. 2018年はじめに観に行ったと過去の記事にありました)が、

殺人事件により、壮大な雪景色が何だか恐怖感をあおり、和やかなオリエント急行内も雰囲気が一変し、

閉じ込められた空間(オリエント急行)の中に、犯人がいるの?誰?

・・・て、

独特の世界観に惹き込まれました~。

 

 

話は戻りますが、

近しい関係だけに、愛情と憎しみが複雑に絡み合い、

ねじれた人間模様があり、

1つのお屋敷内で、2つの事件が起こってしまう。

 

それぞれに、動機があるようなところが、

物語の展開を面白くしますね~。

そこそこ楽しめた作品でした~

 

 

 

アガサ・クリスティー(1890=1976)

は、1890年9月15日、イギリスのデヴォン州トーキー生まれ。

姉と兄がいる3人兄弟で、末っ子だった。

どう言った経緯かはわからないが、

姉兄と違い、正規の学校教育は、受けてないのだそうだ。

11歳の時に、父を亡くしている。

読書が好きで、シャーロックホームズシリーズに夢中になり、自身も小説を書き始める。

1914年、24歳で、イギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚。

1920年作家デビュー。

1926年母が亡くなる。

1928年離婚。

1930年考古学者のマックス・マローワンと再婚。

以後、

1976年、85歳で亡くなるまで、執筆活動をした。

 

 

彼女は、第一次世界大戦中に、病院で、薬剤師の助手として働いて、

後に薬剤師の資格を取得した事から、

薬の知識があり、

そんな事からか、

作品の中での死因は、毒薬に関するものが多いそうだ。

人気作家となった、第二次世界大戦中も、

薬剤師としてボランティアで働いていたそうだ。

 

 

様々な環境や経験から、

世界的に有名になるような作品が次々と生まれたのですね~。

 

 

トーキーと言えば、

アガサ・クリスティーが浮かび~、

又別に、

数年前に、デイジーパパが、語学留学した事が、思い浮かびます~。

ロンドンと言う選択肢もあったけれど、

あえて、トーキーと言う場所を選んでの、

語学の学びの数日は、

とても有意義な経験となったようでした~

そんな事も思い出しつつ~、

久しぶりのアガサ・クリスティー原作の映画を楽しみました~

 

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天国でまた会おう

2019年07月11日 01時24分00秒 | Movie・Book・TV

この映画は、

第一次世界大戦、終戦目前から、終戦後数年を舞台に、

描かれた様々な友情や愛情、戦争へ向けられた断罪、

・・・等々を、悲劇と喜劇を織り交ぜながら、

感動のENDに仕上げられた、上質の作品でした。

 

制作年  2017

制作国  フランス

原題(フランス語タイトル) Au revoir là-haut

原作  ピエール・ルメートル

監督  アルベール・デュポンデル

脚本  アルベール・デュポンデル

    ピエール・ルメートル

 

物語は、第一次世界大戦、終結目前から始まる。

ドイツ軍とフランス軍(西部戦線でしたでしょうか、塹壕が沢山映ってました)は、

両者、戦いが停滞状態で、フランス軍の兵達は、

元々、一般人だった人等、やむを得ず、参戦しているような人達だったので、

できればこのまま、これ以後は、戦わずに、終わってほしいと思っていた。

泥だらけの顔に、疲れが見えていた。

そんな中、司令部からの停戦命令が、中尉に入ったのですが、

その人だけは、戦争で、精神状態が麻痺していたのか、

まだまだ戦いたい思いをみなぎらせていて、

命令が書かれた紙を、握りつぶす。

そして、兵の中で、一番年齢の高い人と、一番若い人に、

ドイツ軍の偵察に行く事を命じる。

命令には、背くことはできない。

2人は、仕方なく・・・。

・・・その後、パーンパーンと、銃声が響き、2人は、倒れていた。

直後、中尉からの命令で、フランス軍は、ドイツ軍に、攻撃をしかけた。

激しい戦いが、突然一気に展開する。

その時、主人公である、中年のアルベールは、

2人の兵は、ドイツ軍にやられたのではなく、

フランス軍の中尉が、攻撃のきっかけを作る為に、

自分が見方をやってしまい、

ドイツ軍にやられたと見せかける偽装した事を知ってしまう。

そして、それを察知した中尉に、アルベールは、

危うくやられかけそうになったところ、

若い兵士のエドゥアールに助けられた。

生き埋めになりかけたアルベールを助けた直後、

エドゥアールは、爆撃に遭い、重傷を負ってしまう。

 

病院で治療を受けたエドゥアールだったが、

かなりの重傷で、鼻下辺りから、顎にかけてでしょうか、

その部分を失ってしまってました。

ショックのエドゥアールを、

救ってくれた事に恩を感じたアルベールは、

退院後、

貧しいながらも、共同生活で、エドゥアールの生活を支えていた。

エドゥアールは、実は、良家の御曹司であり、絵や物作りのアーティスト的な才能の持ち主であった。

しかし、家族には、自分の事を知られたくなく、

戦死したように偽装して、別人になりすまし、実名を隠して生活していた。

アルベールは、兵になる前は、銀行で働いていたのだったかな・・・、そして、恋人もいた。

しかし、戦後、職を失い、何でも仕事にして、わずかなお金を得たりしていた。

戦後は、職も恋人も、失ってしまっていた。

エドゥアールは、幼い頃から、絵が得意で、画家を目指していたようだ。

しかし、父と考えが合わず、反発し、家を出たと言う経緯があったようだ。

戦後は、大けがを負った事で、画家になる夢は、遠いものとなった。

 

戦後世の中は、

戦没者は、称えられ、

帰還兵に対しては、冷たかったようだ。

終戦しても、帰還兵の方達は、2人のように、

生活が楽ではない人が多かったかも。

 

2人の他に、側の家に住む、孤児のルイーズと言う少女が、

エドゥアールと仲良しになり、その子は、

エドゥアールの身振り手振りや、喉の奥から発せられるような声のような音を聞き取り、

話している内容がわかる唯一の人で、通訳みたいに、エドゥアールに、いつも寄り添っていて、

エドゥアールの心のよりどころでもあったかな~。

 

アーティストの才能があるエドゥアールは、

顔以外は、問題がなく動かせる事で、

自作のいくつもの仮面を作り、

それをつけて、過ごすようになった。

 

エドゥアールは、

銀行家である父、姉の婿となって、不正に大儲けしていた、金と女に欲深いプラデル(元中尉)、

・・・に復讐の思い、

そして、世の中の人々に、

・・・、悲しいメッセージを送るべく、

大胆な詐欺を企てる。

それにアルベールも協力する事に。

ルイーズもそれに参加する。

 

 

詐欺がきっかけで、父とエドゥアールは、

再会してしまう事になります。

父は父なんですね・・・、色々あっても、離れていても、表面に出さない愛情・・・、深いものがあり、

エドゥアールを見つけ出すんですね・・・。

そして、エドゥアールは、仮面の内側で、沢山の涙を流します。

その直後、悲劇が起こりました。

 

 

後日、

詐欺で得た大金で、アルベールと、新たな恋人(マルセルの家で働くメイドさん)、ルイーズとで、

逃亡を図る。

 

 

その後、アルベールは、逮捕され、警察で、自分がこれまで経験して来た事を、全て話すのでした。

そして、警察署長は、数人の部下を、話が長くなるから、後は自分が引き受けると言って、

アルベールと、自分の2人だけになる。

そして、数分後物語のENDとなるのですが、

ここ・・・、結構心打たれました。

 

警察署長の身の上は、途中で予想できたのですが、

感動の終わり方で、ちょっと救われた気分でした~

 

 

 

物語の最初と最後、

逮捕された直後の場面です。

 

同じ場面で始まり、

詐欺事件の一部始終を、戦争でエドゥアールと知り合ったところから、

警官達に話します。

そして、

警察署長と2人だけになって、

話終わり、

同じ場面で、ENDです。

 

 

主演のアルベール・マイヤール役を、監督。脚本に関わった、アルベール・デュポンデルが演じ、

その人の思いがいっぱい自ら表現できた作品になったのでは・・・と思う。

 

 

感じた事、話したい事は、色々ありますが、

長くなるので、この辺で~

 

毎日が、平穏無事で、小さな喜びに、幸せを感じる事ができる~、

そんな何でもない日々の中で、少しずつ成長して行ける自分があり、

少しでも、どなたかの役に立てる自分がいて、

皆で笑顔になれる日々があればそれが一番~

平和な世の中になる事を、考えて行きたい~、

そんな事を、強く感じました~

↑エッフェル塔の近く、セーヌ川付近~

 

 

ジャニーさんは、第二次世界大戦を経験なさった事から、

戦争は、2度とあってはいけない、

自分くらいの年齢の人が少なくなって来たが、

日本でも、過去戦争があった事を、

語り続けて行かなければならない

・・・そんな思いを、お持ちで、

 

戦争の

内容のステージを行う場合には、

演じる、ジャニーズの方々にも、自分の体験を話しなさっていたようですし、

ステージで、発信できる機会には、

実体験を、

人々に、伝えるようにと考えられていらしたようですね。

 

心からの、

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

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私の20世紀  =4Kレストア版=

2019年07月07日 10時46分00秒 | Movie・Book・TV

この映画は、

ハンガリーは、ブダペストの、イルディコー・エニェディ(Ildikó Enyedi)(監督・脚本家)と言う、

女性の華麗なるデビュー作で、

4Kレストア版として、2019年、リバイバル上映された作品~

この作品は、1989年に、

カンヌ国際映画祭で、カメラドール(新人監督賞)を受賞した、

デビュー作にし、世界的に注目を浴びたものだそう~

 

20世紀末に、

19世紀から20世紀を迎える当時を舞台に映画を製作し、

21世紀に、再び美しい映像として、再公開。

 

久しぶりに、モノクロの映画を見たが、

美しい女優さんが、1人で美しいままを生かし、三役をこなし、

それが、それぞれの役柄において、美しさで人々を魅了し、

そして、女性の作品ならではかもしれないと思うような、

夜空や動物達を何気に登場させ、

ちょっとファンタジックな雰囲気で、全体を柔らかく包み込んでくれている。

 

内容は、新しい世紀に突入する瞬間の当時の雰囲気、

双子の主人公達とある魅力ある男性との、つかの間の恋愛劇~を、

様々な事の対比を表現し、

素敵に描いている物語でした~

 

双子(リリとドーラ)の主人公と、その若く美しい母親を演じるのは、

ドロタ・セグタ。

そのままの美しさを生かし、それぞれの雰囲気を、わかりやすく演じていたと思った。

 

以前、サスペリアのリメイク版を記事にした事がありますが、

この時は、ティルダ・スウィントンが、

名振付師であるマダム・ブラン(勿論女性)と、

年老いた心理療法士・クランペラー氏(男性)、

バレエ団の創設者とされる不気味なあの女性、

・・・と言う、全く異なる、

キャラクターを演じたと言う事で、

とてもキャラクター作りのメイク他、大がかりだったよう~。

・・・話それました~(苦笑)

 

 

20世紀の幕開け・・・、遠い昔のような~、

人類にとっては、近い過去のような感じですが、

19世紀後半は、エジソンが、

電球や発電機、映写機を発明した時期で、

これらと平行に、物語は、進行して行き、

その発明が、人々に、どのような新しく素晴らしいものをもたらしたか、

20世紀への華麗なる幕開けと、それらを重ねている感じだった。

暮らしが、その発明により、少しずつ便利で豊かさをもたらす中、

女性達の考え方も、変化して行ったのであろうな~と、

清々しく、美しく、可愛らしい~、女性の作品らしい、ENDだった~

 

 

物語は、

1880年、アメリカ、メンローパークにある、エジソン研究所で、

白熱電球のお披露目で、人々が沸き立っているシーンから、始まる。

白黒ゆえ、その光と影の表現が、幻想的かつ、人々の期待の高まりを感じ、

初っ端から、素敵な雰囲気を醸し出していた。

夜に、明るさを放っていた。

(今では当たり前の事だが、当時は、すごい事だったと想像する。)

 

 

同時期、

ハンガリー、ブダペストで、

庶民のご家庭でしょう~、

双子の姉妹が誕生する。

美しい母の子供達。

二人は、リリと、ドーラと名付けられる。

その後、二人は、孤児となってしまう。

暗く寒い冬の街の路上で、

マッチ売りの少女達・・・であった。

今では、童話でしか聞かないですが、

当時は、本当にあったのでしょうか~、

マッチ売りをしていた~。

そして、2人は、クリスマス・イヴの夜に、

それぞれ別々の男性に、引き取られて行った。

 

 

時は流れ、1900年の大晦日に、シーンは、移る。

成長した双子達は、

それぞれ・・・、

華麗なる詐欺師(ドーラ)と、

気弱な革命家(リリ)になっていた。

本来持ち合わせたものは、似た者同士だと思うが、

全く違う人物像になっていた。

 

やはり、それぞれの育った環境の影響があったのでしょうか~。

 

そして、二人は、偶然同じ、オリエント急行(←レトロ感、雰囲気ある)乗り合わせる。

ドーラは、美しく着飾り、食堂車で、豪華な食事、それなりの男性達との時間を楽しみ、

リリは、満員の車両で、革命の同志から渡された伝書鳩(←時代を感じる)を抱え、不安な時間を過ごす。

 

そして、それぞれ、ブダペストで降りる。

そして、世界中を飛び回る、謎のダンディな男性に、双子のそれぞれが、別々のシーンで、出会ってしまう。

男性に対する接し方や考え方の違いも、出会った場所やそれぞれの様子で、とてもわかりやすい違いがあった。

リリは、図書館で、男性と目があってしまい、男性慣れしていない初心な彼女は、それだけで、男性に惹かれる自分がいた。

男性もそれに何か感じ、帰り道、ぎこちなく、一緒に歩く。そして、流れで、動物園デートをする。

 

ドーラは、この男性と、豪華客船で、出会う。

慣れた感じで、男性を見つめ、男性もそれに答えるかのように、部屋を教える。

そして、男性に目をつけたドーラは、男性を一夜の遊び相手として楽しむ。

 

そんな2人を、男性は、何かが?なんだけれど、同一人物と思い、

恋をしてしまう。

 

 そして・・・。

 

 

 

女性と男性・・・においても、考えさせられました~。 

 印象に強く残っている事の1つに、

今の世の中であったら、

大勢の女性に向けての講義で、大炎上しそうな発言をしている哲学者?である男性がいて、そのシーン、インパクトあり。

”女性は、母か娼婦かどちらかである”なんて今なら大変な問題発言を、当時の設定で、堂々と語るシーンが、強烈に印象に残っています~。

(映画の中でも、発言にざわつきと罵声も飛び、怒って出て行く女性もいた)

 

 

発明による、人工の光が、夜のない世界を生み出し、

科学が、魔法のように感じられた時代の、不思議な世界感が、素敵に感じられました~

・・・と同時に、その後世の中が、電気技術の躍進により、発展して行くだろう明るい期待感も感じられた~

そして、女性の生き方や考え方に、良い意味の変化が見えて来た・・・そんな事も感じられた~

 

 

人生100年時代と言われる、今世紀日本~

そして、

世界規模で、急激に変化している世の中を、

昔にも目を向けつつ~、

考えるプチな機会にも、なりました~

 

 

 

イルディコー・エニェディの最近の作品としては、

2017年に「心と体と」で、

ベルリン国際映画祭 金熊賞(最高賞)受賞等の功績がある。

 

「私の20世紀」から、時を経て、

又どんな素敵な作品なのだろう~と感じたので、

又、こちらも観る機会があったらな~と思いました~

 

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山田書店  et  図書館

2019年06月04日 22時00分00秒 | Movie・Book・TV

 

神保町へは、よく、行ってるかな~

地下鉄神保町駅A5番出口を出ると、靖国通りを前にして、左折してすぐのところに、

山田書店があります~

先日upしました、壹眞珈琲店がありますが、

この珈琲店は、山田ビルB1階で、

山田ビル1階は、山田書店のさまざまな古書やポストカードの売り場、

山田ビル2階は、山田書店の美術部・・・と言う事のようです~。

先日初めて、1階は、ちょっと入って、ちらっと見ましたが、

2階へは、まだ行ってません。

 

1階では、お料理の本等も、ワゴンで見かけましたが、

やはり美術関連の本が目立っていたように思いました~。

他ジャンルの本も見かけましたよ~。

 

ポストカードもあったのですが、

猫ちゃんのイラストのが沢山あって、

猫好きの方は、嬉しいだろうな~と思いました~。

 

HPを見ると、買取のご案内があって、

主な買取品のところに、大勢の有名な作家さんの名前の中に、藤田 嗣治(ふじた つぐはる)氏の名前もありました~。

 

 

時々展覧会がどこかしこで行われていますよね~。

でもなかなかタイミング合わずで、

少し前に、伊勢丹新宿店のギャラリーで、

お買い物ついでに、

とても状態の良い厳選された彼の作品の展示を見て来ました~。

猫と女を描くのが得意で、大人子供のような子供の絵もインパクトあり、

とても個性的な画家ですが、

繊細なタッチなのに、強烈に訴えかけるものもあり、1枚の絵を、じっと見てしまいます~。

パリにご縁深き方なので、

数点の素敵な作品を、

興味深く、ゆっくりと、拝見させていただきました~。

 

 

山田書店で、藤田氏の何か、見る事ができるかしら~

今度は、先日よりは、ゆっくりめに、

山田書店へふらりと、立ち寄ってみたいと思います~

 

 

今日、住まいの近くの図書館へ、久々行きました~

座って調べものしたり、読書したり、自習したりが可能な、

自習机のコーナーは、市民に大人気~

私も、時々利用させていただくのですが、

ちょっとご無沙汰している間に、

少し変化がありました~

 

机には、番号があって、コーナーの受付係の人に、

机を借りる申し出をするシステムだったのが、

無人になっていてビックリ。

人員レス化でしょうか~。

 

図書館利用の会員カードのバーコードを、

バーコード読み取り機で読み取り、

その後画面で、利用時間等、必要事項をポチっとして行き、

空いた席の使いたい机番号をポチっとして、完了。

 

出入りが結構あると、機械ゆえ、

席の空き状況に、タイムラグも多少生じるよう~です。

私的には、今までのように、コーナー担当の人が、いらっしゃる方が、安心するかな~。

仕事的には、機械でも問題ないけど、

いらっしゃらないと、ちょっと味気ない感じかな~。

 

 

コーナー担当の人がいないそのコーナーは、

時々、警備の人が、安全管理の為見回り(これは、以前から見かけていたかな)、

時々、図書の本の貸し出しの受付コーナーにいらっしゃる方も、様子を見回り~と言う感じでした~。

 

 

別に、自習机のコーナーに、今までのように、担当の人がいるのではなく、機械で済むなら、

人件費も削減、仕事も少し減る・・・のかもしれませんが、

ちょっぴりだけ寂しい気がしました~

 

 

・・・もし、神保町の本屋さんみたく、雰囲気のある、街に根付いた本屋さんに、

もしも、もしも店員さんがいなかったら・・・、とても寂しいし、物足りないと、絶対思うでしょうね~。

店員さんと、色々お話し、自分の興味あるものをお伝えして、

店主さんやスタッフさんから、とっておきの本をご紹介していただけたり、

とっておきの情報をお聞き出来たり・・・、

そしてそこに、笑顔が生まれたりして~、

そんなひとときも、楽しみの1つですものね~。

 

 

図書館は、お店でもないし、書店に店主やスタッフさんが、否かどうかとは、又別の話かもしれませんが、

その空間に、本好きの人や、調べ事しに来てる人がいたり、

素敵な空気感があります~

そこに、いつもの、控えめな、コーナー担当の人がいらっしゃって、

図書館内なので、目立つ存在ではないですが、

なんか良いバランスだったので~、

ほんとちょっと寂しい感じに思いました~

こうして、時代は、少しずつ変化して行くのですね~

 

 

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バジュランギおじさんと、小さな迷子

2019年05月30日 23時25分00秒 | Movie・Book・TV

先日、とても素晴らしい映画を鑑賞しました~

日本では、「バジュランギおじさんと、小さな迷子」と言うタイトルで、2019年公開の映画です~

インドでは、2015年に公開され、

世界・・・、北米やパキスタン、イギリスやオーストラリア、中国・・・等々、

公開された国々で、大ヒットし、数々の映画賞の受賞記録を出した、インド映画。

 

 

しょっぱなから、自然の風景の美しさに、くぎ付けでした。

パキスタンの、とある村のある、自然豊かな素朴な風景の中の暮らしぶりから、

話はスタートします。

少ない村民が、

1つの大きめなスクリーンを囲み、

野球の試合を見て、スター選手を中心に、

応援しているところから始まります。

老若男女・・・、少人数の人達が、大家族のような雰囲気の村のようでした。

妊婦の若い女性が映っていました。

それから、6年が経過し、

その若い女性は、娘を授かり、6歳になっていました。

しかし、娘は、生まれつき、何が原因か、喋る事ができませんでした(声を発っせない)。

それで、村の長老からの勧めで、インドのデリーにある、

インドで最大規模の、宗教施設である、ニザームッディーン廟へ行き、

娘が喋る事ができるようにと、願いを叶える為の祈りを捧げに行くようにと、言われる。

そこで祈ると、願いが叶うと言われているそう~。

どうか娘の為に、喋れるようにしてあげたいと、

母と子は、そこへ出かける。

娘の父は、兵役経験がある為、ビザの取得が困難と言う事で、

母と子の2人で出かけた。

祈願し、帰りの列車は、インド・パキスタン国境検問所のワーガ付近で、列車が一時停車。

可愛い娘を見て、

知らない同乗のおばあさんから話しかけられても、

喋れないので娘は無言で・・・、

代わりに母が、事情を話したうえで、

自分が代わりにおばあさんと話したり。

 

 

停車の間、ほんの少し、眠りに誘われた母でしたが、

気づいたら、娘はどこにもいない。

列車内を、半狂乱みたくなって、

娘を必死に探す母。

 

(このシーンは、ゾッとしました。

幼い子と言うのは、ちょっと目を離したすきに・・・

と言う事があります・・・、胸が痛みました。)

 

 

・・・、娘は、列車の外にいる子ヤギを見つけたからか、

停車中の列車を降りて、

子ヤギの側にいた。

幼い子と言うものは、自分の興味のままに行動してしまう。

幼い子には、その先の展開等、知るすべもない。

 

 

そして、声を発しないので、

自分の居場所を知らせる事もできない・・まま・・・、

列車は、動いてしまうのでした。

真っ暗な中、1人異国のインドに取り残されてしまいます・・・。

言葉を発する事できない悔しさ・・・、

そして、涙止まらず・・・。

 

 

母は、車内にいない事がわかり、列車を降り、インドへ探しに行こうとするが、

列車は、国境を超えてしまっていた為、

後戻りできず。

 

子供と言うのは、経験がまだ未知なる事ばかりだからか、

慎重になるとか、怖いとか、そんな感情より、

思うがままに行動する大胆さがあります。

母の元へ行こうと、貨物列車にひそかに乗るのですが・・・、

列車は、インド、ハリアーナ州クルクシェートラに到着。

そこで、ヒンドゥー教のハヌマーン神を信仰するパワンと言う青年とひょんな事で出会うのだった。

 

子 供と言うのは、純粋かつ感受性が鋭いところがあったりするように思うけれど、

初めて出会ったパワンに、何かを感じ、娘はパワンの側を離れず。

”知らない人だけれど、この人は、信用できる。この人はきっと良い人。

必ず私に手を貸してくれる”

・・・そんな事を感じたのだろうか。

 

自然の中で育ったり、自然の中に身を置いたり、

そう言った経験は、危機意識や危機管理意識を高めるようだが、

大自然の中で育った彼女には、

6歳にして、真の強さと、見抜く力、危機からの機転・・・、

そんなものが、潜在能力としてあったのだろうか。

 

どこまでも付いてくる娘。

パワンは、何を聞いても答える事ができない娘は、

喋れない事を悟り、

そして、迷子になった事も悟り、

早く両親の元へ返さなければと思い、

警察へ行くが、

捜索願も出ていないし、

預かるわけにもいかないと言われ、

聞き入れてもらえず・・・。

 

結局、自分の暮らす、デリーに娘を連れて、戻り、

婚約者の家に親が見つかるまで、預かってもらい、

娘の面倒を見ながら、

手がかりを探す努力をする。

 

 

しかし、そんな中、娘の暮らしの中での行動を見てわかった事は、

娘は、パキスタン人であり、

自分とは違う宗教の、ムスリムであることだった。

 

婚約者の父は、それを知り、嫌悪を抱き、

パキスタン大使館に、娘の事を依頼しに行くよう、パワンに強く言う。

パキスタン大使館へ行ったパワンと娘は、

そこでも聞き入れてもらえず、

おまけに、大使館前に来ていた、反パキスタンの人々の暴動に巻き込まれ、

危ないところを脱する。

それにより、大使館は、閉鎖されてしまい、大使館を頼る事を断念。

 

次に、婚約者の父の知人の旅行代理店の者に、経緯を話すと、

別ルートで、パキスタンへ戻してあげる案があると言うので、

大切なお金を渡し、彼に娘を託す。

娘は、とても嫌がっていた。

帰り道、色々な思いが沸き起こり、思い直し、旅行代理店の男の後を追う。

その男が入った場所は、売春宿で、いままさに売ろうとしている最中で、

激怒したパワンは、力づくで、娘を取り戻し、

もう・・・、人を頼らずに、自力で、娘を、無事パキスタンの親の元へ返してあげようと決心する。

 

 

身元わからず、パスポートも何も持っていない娘。

パワンは、娘と、2人で、国境を越えて、パキスタンへ向かう決心をする。

旅は、国境超えの辺りから、様々な危険に遭遇。

密入国業者や、国境警備隊に遭遇して、見ている方は、ハラハラでした。

パキスタンへ入れたのは良いが、

挙句の果てには、

インドと様々な面で、対立しているパキスタンから、

少女を連れた、インドのスパイとして、

大々的に、追われる身となったパワン。

笑いごとで済まされない危険な状況の中、

ひょんな事で知り合った、TVリポーターの協力を得て、

3人で、難易度の高い、親探しが始まる。

 

道のりは、想像を絶する厳しさであった~、

果たして、

娘は、無事、両親の元へ帰る事はできるのか、

2人の願いは、叶うのか~。

 

 

映る景色が、インドにしても、パキスタンにしても、新鮮で、

そして、

時にユーモアある場面や

ミュージカルっぽい、リズミカルな民族調の味わいある歌とダンスがあったり、

日本にはないテイストが、とっても楽しめる要素でした~。

 

そして、ラストシーンは、とてもとても感動的でした~

スパイ容疑により、暴力を沢山受けて、負傷のパワンでしたが、

奇跡が起こり、

あのTVリポーターの協力により、

ネットの動画配信を利用し、

パワンのスパイ容疑をはらし、

そして、親探しの協力を求めた事、

協力者であるTVリポーターが撮影していた映像の中に、

祈りに来ていた、娘の母が偶然映っていて、

娘がそれを発見した事から、

手がかりを探し、ようやく、

両親の元へと~

 

 

この事が、パキスタンから始まり、

インドに知れ渡り、

対立する国同士なのに、

国や宗教等、さまざまなバリアをフリーにし、

正義感と優しさを持ち、勇敢な態度で、挑んだ、パワンに、

両国の民衆は、心打たれます。

 

無事に、パワンは、国境を越えようと、歩き出します。

国境の柵の近くには、両国の大勢の人が集まっていて、

その中には、

婚約者やその家族、婚約者の父も来ていて、見守っていました。

一歩一歩、インドへ、愛する人の元へ近づいて行きます。

 

その時、聞こえてきたのです・・・、パキスタン側から。

「おじさん!」(←結構イケメンの青年なのですがね~、子供にとっては、おじさん・・・かっ・・・苦笑)

「ラーマ万歳!」

娘が・・・、

声を発せたのです。

ありったけの力を振り絞って、叫んだのです。

 

 

・・・、パワンは振り向き、

娘の元へ、娘もパワンの元へ。

 

2人は、互いに駆け寄り、

パワンは、娘を抱きしめ、

たかいたか~いをして、ぱっと娘を高く抱き上げて、手を離したようなシーンで、

La finとなりました~

 

 

隣国同士の対立。

信仰している宗教の教えを誇りに思い、危険なリスクの数々の中でも、

馬鹿が付くほど正直を貫いたパワン。

いがみ合いが根深い国と国の人々が1つになった瞬間。

親と離れ離れで時につらい場面もあったが、時折見た、娘から感じた、子供の愛らしさと、無邪気さ。

娘のご両親の思い。

どの場面もが、見どころでした。

 

 

特にラストは、印象深いシーンだった。

一生懸命出そうと思っても、出せなかった声を、発せられたあの瞬間。

それを聞いた瞬間のパワン。

 

元は、見ず知らずの娘が、大勢の知らない人の中から、

偶然自分を選んでついてきて離れなかったところから始まったが、

国の違い、宗教の違い等等、乗り越えて、

いくつものHAPPYを生んだ、とても良い映画でした~

 

 

国を超えた、

心のバリアフリーの素晴らしさを感じました~

 

随分昔ですが、

親戚の人が、何年間か、仕事の関係で、家族と離れて、

パキスタンに住んでいらっしゃった事がありました~。

文化や習慣のまるで、日本と違う国での生活は、大変だったのでは~と、今も時々思う事も。

その後、仕事の関係で、家族と離れて、

中国に住んでいらっしゃった事も~。

・・・今は、日本で、ゆったりと、お孫さん達に囲まれて、優しい時間が流れる日々を過ごしていらっしゃいます~。

・・・でも、時々、中国へ行き、

当時の仕事仲間達と、楽しい時間をお過ごしのよう~

人と人とは、

それぞれの違いを受け入れ、理解しあう事で心が通じ合い~、

良いつながりは、一生の宝物ですね~

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SAMURAI MARATHON

2019年05月24日 22時00分00秒 | Movie・Book・TV

先日、映画”サムライマラソン”を鑑賞しました~

 

舞台は、1855年あたり、幕末。

260年間、日本は、鎖国を通して来たが、

いよいよ終わりをつげようと言う時期に来た。

いわゆる”黒船”に乗ってやって来た、

アメリカ政府の使者・・・、海軍総督の、ペリーと、

幕府大老の、五百鬼祐虎(いおき すけとら)(豊川悦司)は、対面する事となり、

少しずつ歩みよる彼らに、

幕府側は、和親条約と言う名の、開国を迫られる。

 

 

揺れる幕府に、不満を抱く(開国反対派)、安中藩主の板倉勝明(長谷川博己)は、

藩士達の心身を鍛える為に、

十五里(約58km)の道を走って競わせる、

”遠足(とおあし)”の開催を宣伝。

 

藩主から、

1着走者には、何でも望みを叶える事ができると言われ、

参加者が皆、希望を持てるような、そんな大会になるはずだった・・・。

 

しかし、これを知った幕府側は、

それは、表向きは、遠足(とおあし)の大会と見せかけた、幕府への、安中藩の、謀反の動きだと考え、

遠足の大会で、藩士達がいない、手薄になった、安中藩主のもとに、

拳銃を携えた刺客(しかく)を、送り込む事にした。

 

それに、気づいた、幕府のスパイ(代々隠密の家系に育った)として、藩に潜入している、唐沢甚内(佐藤健)は、

本来、幕府側のスパイではあるが、潜入先の藩にいる間に、育まれた人間関係・・・、妻と実子、

仲間達への情があり、

そして、何より、遠足は、謀反の動きではない事実がある事により、

危機を必ず阻止すべく、命がけで動き出す。

(*唐沢甚内は、表向きは、勘定方の平凡な侍で、妻にも幕府のスパイである事を秘密にしていると言う設定。)

 

一方、遠足の大会に、それぞれの願いを叶えようと、自身が勝つために、走り出した藩士達だが、

途中、危機に気づき、

気持ちを切り替え、

一刻も早く城へ戻らなければ・・・、

大切なものを守らなければ・・・と、

命がけで戦う為に、必死に走り出す。

 

 

・・・こんな感じで、様々展開して行きます~。

 

 

ストーリーに、藩主の娘で、

絵の才能がある、じゃじゃ馬娘の雪姫(小松菜奈)も、

素朴な自然の山深い景色に、華を添える存在です~。

 

この時代は、

敵か味方か・・・、常に、危機と裏腹な日常があったように思います~。

鎖国を通すべきか、開国すべきか。

幕府に不満を抱く、安中藩主。

藩主の側に裏切り者は・・・。

江戸で絵描きになりたい思いと、

父に対して反発心を抱く雪姫。

幕府側のスパイではあるが、

大切な命がけで守るべきものが、潜入先の藩にある唐沢甚内。

 

・・・他、様々な思いの中で、

遠足と言う、マラソンの始まりと言われるもの(当時の走り方の型がちょっと今の走り方と比べてみると、ちょっと滑稽かも~

が、開催され、

思わぬ展開へと、結末まで、進んで行く。

守りたいものを、真の侍魂で、守り抜く事ができるのか・・・。

・・・、結末はいかに~

 

ストーリーの中では、

ペリーと大老とのやりとりの中で、

ウイスキーを、ペリーに勧められて

飲むシーンがあったり、

安中藩主が、遠足により、手薄になった城で、

自分の為に、お茶を点てているシーンがあり、

その時に突然刺客が目の前に登場するのですが、

落ち着いた様子で、

予測していたかのような、

冷静な対応のシーンが、印象的でした~。

刺客が乱暴に現れても、

決してたじろぐことなく、

大盛に茶杓に盛った、濃い緑色のお抹茶を、

丁寧に茶碗に入れ、

点てて、美味しそうに味わうのでした。

まるで余裕な精神状態でした~、

それが、後の結果へと予感させるものがありました~。

 

制作側は、豪華スタッフ陣、そして、演じる側も、豪華キャスト陣で、

最後まで、面白く、時代ものではありましたが、古臭さがない・・・、むしろ新しい時代もののようなテイストを感じました~。

 

それぞれのキャストの人物像も面白く、

最近、時代の変化についていかないとと、前ばかり見ていた私に、

ふと・・・、昔の景色を楽しませてくれた・・・、

そんなある意味新鮮な映画でした~

 

・・・と、同時に、

この映画は、平成の最後の方で、公開された映画なのですが、

鎖国→開国、海外との親交、新しい時代の幕開け・・・、

そんな事も感じ、

まさに、平成から令和へと、シフトして行く・・・、

新しい時代への幕開け・・・、

そんな今と重なるものも、感じました~

雪姫の夢は、

江戸へ行き、絵描きになり、

海外へも行ってみたい・・・そんな風な希望があったよう~、

ペリーが、初め大老と対面した時は、

言葉の壁があり、意思疎通が難しい状態でしたが、

その後、国の珍しいものを見せたり、

ウイスキーのように、飲むように勧めたりして、

距離を縮めようとしていたように思いました~

他者を知り理解する事は、異国を知って理解する事と、共通するものがあり、

そこから世界が広がって行くように、思います~

様々なシーンから、

今に通じる学びにもなりました~

 

 

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Suspiria リメイク版

2019年05月18日 21時31分36秒 | Movie・Book・TV

先日、ナンクルナイサで、軽くお食事をした後、

デイジーと、”サスペリア”の、リメイク版を見に行きました~

 

2018年制作のリメイク版は、

1977年制作された、”サスペリア”とは、

又様々なところで、別の作品と言えるようです~

 

リメイク版は、

ホラー要素はありますが、

要所要所に、芸術性高い見せ場もあり、

あと、一番見ようと思った理由に、

舞台である、1977年、当時の、ドイツの社会的背景があります~。

その頃の実際に、起きた事件・・・、ドイツの秋や、

ホロコーストの爪痕が見え隠れするような、シーンがあり、

当時の社会情勢を、改めて考える、きっかけになりました~。

 

デイジーは、昨年、学びの延長上にある、ベルリンに、たった1人で行った経験があり、

様々な、戦争の爪痕に、触れる機会があったので、

より深く、関心を持って、見た事と思います~。

 

 

1977年、ベルリンに、

アメリカからやって来た、1人の美しい少女が、

名門バレエ・カンパニーの門戸を叩きます。

 

女性ばかりの集団で結成されている舞踏団ですが、

迫力のあるダンスは、

観客を惹きつけ、

物語の展開を、

効果的に、運んで行く重要な要素でもありました~。

 

 

時には映画、時には美術館で、

様々な角度から、世界に興味を持ち、

平和を考えるきっかけになれば・・・、

そんな風に思っています~

 

 

怖い映画にふさわしく、夜の時間帯でしたが、

結構沢山の観客が入っていたように思いました~

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ON VA se Revoir   et  私定時で帰ります ~♪

2019年05月16日 17時15分03秒 | Movie・Book・TV

今日は、とっても良いお天気でしたね~

おかげで、お掃除がはかどりました~

玄関では~、

ゆらゆらのラベンダーも、気持ちよさそうに、さわさわ~な感じでした~

家事の合間のお茶休憩に、

テオドーの、

”ON VA se Revoir”をいただきました~

 

緑茶(中国産の緑茶かな)ベースに、ペパーミントとベルガモットの、

香りが着香されていて、マダガスカル産のペッパーも混ざっていると言う事、

全体的に、スッキリとした風味で、気分が高揚するような爽やかながあり、

”暑い””暖かい日差し””モロッコ””イタリア””南フランス””明るい”

・・・そんなイメージが頭にパッと並ぶ感じのティーです~

これは多分、アイスティーにしても、とっても美味しいでしょうね~

ペッパーは、隠し味的な感じですが、

余韻に、良い影響を与えますね~

こと後で、ピリッと感が残ります~

 

se revoir:再会する。

 

On va se revoir.→又会いましょう~。

 

お互いが、ぜひ又会いたいねと言う思いのある、”又(私達)会いましょう(ね)~”と言うニュアンスですかね~。

 

心地良く暖かさ感じる日でしたので、動いた後は、とっても美味しく感じたし、

又、これからの季節に、気分がさっぱりリフレッシュできそうなティーでした~

アイスにしたのも、飲んでみたいと思います~

 

 

毎週火曜日のドラマ「私定時で帰ります」を楽しみに見ています~

録画しておいて、ゆっくりできる時間に見ています~

キャストが皆最高です~

吉高ちゃんがとっても可愛く、又演技が上手ですね~。

今回は、できる女な感じで、しかもナチュラルで、

後輩からも上司からも、なんだかんだ言いながらも、

頼りにされている、中心にいるような人物。

元恋人の向井理さんも相変わらずカッコいい~。

最近は、色んな役をなさって、俳優としての新境地を開いていらっしゃいますが、

何をやってもどんな役でも、やっぱりカッコ良くて、素敵。

ユースケサンタマリアさんは、結構クセのある役がはまる方ですね~(苦笑)

 

新時代の職場や仕事のあり方を考えさせられます。

セクハラとかパワハラとか、”新人類”・・・と、昭和の人間は言ってしまうほど価値観の違う新入社員、

常識にとらわれない仕事のやり方をし、職場から浮いてしまう存在等、

楽しく見ながらも、少々考えさせられたりするドラマで、

最初から最後まで、毎回しっかり見たくなる・・・そんなドラマです~。

世の中、急速に変化していますね~

ドラマに登場するような人が、あたりまえのように、いそうですね~

人との接し方が、ある意味、難しい世の中だわ~

 

 

吉高さん演じる、ゆいさんの、仕事への考え方や、

職場の人とのコミュニケーションのとり方、機転の利かせ方等、

結構学ぶものがあります~

物語は、次回ちょっとした見どころかな~と~

皆様もご覧になられていますか~?

益々目が離せません(笑)~ 

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