汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 イデア

2009年07月03日 | 初期中期の詩
雨の日に
影が遠くなっていく私がいる

心が水に浸されていくように
降りしきる雨の中
私は自身を忘れて
こんなに寂しい世界の一端で
潰れそうな脆い身体を
なぜか手放せなくて
 
心が叫ぶ
誰にも振り向いては貰えず
季節に体を溶かされ
自我がなくなり
本当の私というイデアが
姿を現す
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